昼前に母ちゃんはショートスティに出かけました。
簡単に掃除を済ませ、午後にくるはずの仕事のメールを待ちながら読書・・・
メールが届かないうちに夕方が近づいています。
『どうせまた、メールは夜になるだろうな・・・いつものことさ』と、ばあちゃんの様子を見に行くことにしました。
病院に着くと、丁度ばあちゃんの点滴を持った看護士さんがナースステーションから出るところです。
『〇〇さん、また点滴を抜いちゃったんですよぉ。これから先生がラインを入れますので、廊下で待っててください』とのこと・・・。
廊下で待っていると、ばあちゃんの絶叫が聞こえてきます。
『いでぇーいでぇじゃ
やめろぉ
・・・』
耳を塞ぎたくなるほどの絶叫に、胸が締め付けられます
早く終わって欲しいと思っていると、
『おおげさだなぁ、〇〇さん』と先生の声。
・・・痛いって言ってるじゃない
・・・なんで笑っていられるの
その時点ですでに10分ほど絶叫が続いています。
すると・・・
『〇〇さーん、まだ刺してないよぉー。痛くないよー』
へ・・・まだ刺してないって
『いくよー・・・ほうら終わったぁ』
へ・・・今、刺したの
後から看護士さんに様子を聞くと、ミトンで顔を覆ってイヤイヤをしながら暴れていたんですって
やれやれ・・・注射も耳かきも大嫌いなばあちゃん。まるで幼子のようだねぇ・・・。
点滴の針が嫌なら、ラインを抜かなきゃいいのにねぇ
同室の皆様、お騒がせいたしました
その後、放射線技師さんがラインの確認の写真を撮りに来たようですが・・・
同じような出来事が繰り返された模様です。
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病院にある『ピンクのミトン』は一番小さいサイズなのだそうですが、それでもばあちゃんにとっては『巨大』です。
看護士さん達も万策が尽きたようです。
でも両手を抑制するのはカワイソウ・・・
そこで、100均の『鍋つかみ』を使ってみることになりました。
早速100均までひとっぱしり
買ったのはいいけれど、やはり巨大です。
手首のところをカットしてバイアステープで縁取りしました。
そしてマジックテープを加工して、キュッとすぼまる構造に作り変えてみました。
あとは看護士さんに工夫してもらうしかありません。
明日はばあちゃんのところに行けないので、明後日持っていこうと思います。
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と、ミシンで遊んでいるうちにお仕事のメールがやってきました。
金曜日から取り掛かり、月曜日に納品の突貫工事になりそうです。
こんなことなら、母ちゃんのショートスティを2泊ではなく4泊にしてもらえば良かったなぁ・・・