1日、1日を大切に生きる水仙の便り

卵管がんの闘病日記
同病の方の励ましになったら幸せです
共に頑張りましょう

立花隆 「がんの謎に挑む1,2,3、を視聴して

2009-12-30 15:22:19 | 卵管癌の闘病記
2009年12月30日
午前中は、お日様も顔をだしまーまーのお天気でした・・ので
やりたくなかった私の仕事が何とかできました。
後は、お正月を待つばかりです。

立花隆がんの謎に挑むを視聴して・・・
ジャーナリストの立花隆氏は
「人類はなぜ、がんという病を克服できないのか?」
世界中の最前線の研究者たちを取材する中で
がんの正体をみつめなおしながら
がんという病が、生命誕生の謎と深く結びついているということ
がんの原因とされている「がん遺伝子」は
生命の誕生から成長に至るまでに不可欠な遺伝子でもあることがわかってきた。
がんは、小さなほ乳類から恐竜まで、あらゆる生物に見つかる宿命なのではないか
だとすれば、私たち人類は、がんとどのように向き合えばいいのか
向き合い方を探るものでした

12月27日(1)12月28日(2)12月29日(3)の3回シリーズで放映されましたが
私の頭脳ではとても理解しがたい内容でありました。
わかったことはがん細胞は、進化しながら生き続けることでした
だから、自分らしく生きていく為に「がん細胞」とどのように向き合っていけば良いか?・・それ故
生き方を探ることが大切なことなんだと・・・・

3回目のがん治療については、
やがて治療不可能となる時期を迎えて
残り少ない日々をどのように生きるか?
参考になりましたが・・・・まだまだその時期は迎えたくないので・・・・前向きでがんと闘います

卵巣がんの治療について  産婦人科 井元康文先生

2009-12-27 14:56:57 | 卵管癌の闘病記
2009年12月27日

卵巣がんの治療について
  
 *卵巣がんの特徴
  ・経済的に豊かな先進国に多いとされていますが日本では少ないです。
  ・本邦での罹患率は1999年には7314人で最近では毎年8000人と推定されています。
  ・卵巣がん死亡者数は1999年には4006人、2005年には4467人と近年増加傾向にあります。

卵巣腫瘍について
 *卵巣腫瘍とは?
  悪性腫瘍(がん)と良性腫瘍に分けられます。

 *卵巣腫瘍の種類は?
  卵巣内の発生した場所によって分けられます。

卵巣腫瘍の分類
  カットします

卵巣がんの進行期

 ・進行期とはがんの広がり(転移・浸潤)の程度を表したものです。
 ・進行期を簡単に説明すると
  がんの広がりがⅠ期は卵巣内
         Ⅱ期は骨盤内
         Ⅲ期は腹腔内
         Ⅳ期は全身に広がったものです。

手術
 進行度、組織型の決定には手術が必要です。

 ・基本術式は
   子宮全摘、両側の卵管、卵巣の摘出、大網切除

 ・進行期決定の為
   リンパ節の郭清

 ・腫瘍の摘出の為
   腸管の合併切除など

化学療法の歴史

 ・CA療法    1980年前半
 ・CAP療法   1980年後半
 ・CP療法    1990年前半
 ・TP療法    1996年~
 ・TC療法    1999年~

化学療法とは?
 抗がん剤を使った治療で施行時期によって4種類に分けられます。

 ・初回化学療法
 ・術前化学療法
 ・維持化学療法
 ・二次化学療法

 *初回化学療法について
  治療成績の向上を目的とした化学療法です

   現時点での標準治療はTC療法を6サイクル行います。
     (タキソール、カルポプラチン)
   今後の期待として新たな新薬の登場、投与時間、投与方法(腹腔内投与)の違いにより効果の高い成績」が得られる可能性があります。また、組織型によって抗がん剤の種類を変えるということも検討されています。

 *術前化学療法について

  手術に先立って手術の完成度を向上させることを目的とした化学療法です。

  現時点では、標準治療とはされていません。

  ヨーロッパの報告ではⅢ期、Ⅳ期の進行例でより安全に手術を行えたとの報告があります。

 *維持化学療法について
  寛解後に長期生存を目的として行う化学療法です。

  現時点でのガイドラインで推奨されている治療方法はありません。
  進行がんに対して何らかの治療の必要性を感じている主治医は多いが有効性が明らかに証明されているものはない。

 *二次化学療法について
  再発時や初回化学療法に抵抗した場合に行う化学療法です。
 
  現時点で初回治療後から6ヶ月以上経過しているものに対してはTC療法を行うが、6ヶ月経過していないものに対しての治療は確立されておりません。

  今後の問題点として再発に対して本邦で保険適用がある抗がん剤は非常に少ないです。

       ま   と    め

・現在卵巣がんはガイドラインを元に行われております。
・初回化学療法はTC療法を行います。
・初回以外の化学療法は現時点では推奨されているものはありません。
・本邦での卵巣の化学療法で保険適用となっている薬剤は海外と比較して少ないです。
                                                                     以上です

 
   


 
  

日々日記

2009-12-26 09:34:14 | 卵管癌の闘病記
2009年12月26日
年末、年始はとても忙しいのですが
例年、長男夫婦に任せているので助かっていたのですが
今年は、長女出産の為手伝いができなくなりました・・あ~困った・・
出来ない訳では無いのですが・・・やる気が今一なので・・
がんを患って楽を覚えてしまいました・・おまけに昨日抗がん剤を投与したので・・
辛くないのに辛いなんて言えないし・・言ったところで私の仕事
誰~れもやってくれないし・・・溜息ばかり・・・
「明日なろ」で、明日からゆっくりとマイペースでしようかな・・・・

再診・抗がん剤投与の日

2009-12-25 23:06:46 | 卵管癌の闘病記
20009年25日
久ぶりの好天気です
病院に向かうにも好天気だと気持ちよく
気分が晴れやかになります

血液検査を採取し、受付を済ませ産婦人科待合室へ
高さん、新さん、○さんがすでに
「元気・元気」の挨拶から、最近の体調や副作用の事など
血液検査結果が出るまでの1時間の再診まで、話がつきませんでした
でも、話すことによってお互い不安や辛さが半減し、気分が落ち着きます
別れる時は必ず「頑張ろうね」の言葉で・・・

血液検査の結果

検査項目         基準値 単位   検査結果
WBC(白血球)     30 ~90      3700
FBC(赤血球)     360~480     4120000
HB (ヘモグロビン)  12.2~15.2     12.5
Hb (ヘマトクリット) 10.0~35.0     18.8 
PLT(血小板)     89.4~99.4     94.4
MCH          29.1~35.0     30.3
MCHC         31.1~36.0     32.1
MPV          90.0~13.0     09.4
好塩基球           ~1.0      0.5
好塩基球          1.0~5.0     1.9
好中球          30.0~63.0     55.7
リンパ球         25.0~45.0     34.4
単球            2.0~7.0     7.0           

全て結果良

再診
「体調は?」先生
「良好です」
がんサポート教室のことについて話しました
「卵巣がん治療について解り易く説明して下さったので
良かったと、参加者皆さんが言っておられました」
「私も、再発・転移防止のための治療について
また、再発・転移した場合の治療について、認めることができない事こともあったけれど、理解できました・・・と・・
そして、再発・転移した時の治療を自分で決められることと
「その時点での生き方」について考え、自分らしく生きるための方向をしっかり後悔しないようにしたいと・・・
そして、やがて最悪の時期が来た時もあわてないためにも」参考になりましたと・・

治療についてお聞きしました
ステージ3・4の治療方法について
*6クールで腫瘍カーカーも安定していれば、治療を終えその後は、経過観察の選択と
*6クール終了後、抗がん剤を少量ずつ投与する選択方法との、治療についてお聞きしました
「6クール後の治療は、標準的治療で治療効果も証明されています
その後の治療は、臨床結果などでの科学的根拠がエビデンスとして確立していません。
6クールまでは、地域拠点病院すべて皆同じ治療を行っています」

再発・転移防止のための治療は(月1回少量の抗がん剤投与)
「個々の状態によってまた、年齢、家族関係など様々な要因を総合して決められますが・・・・」
「でも、再発・転移の為の治療は、エビデンスとして立証していませんが
続けて治療をしている人と、いない人での延命効果は、治療をしている人のほうが効果を得ています」・・・と・・

私の場合、6クール終えた時の今後について説明があった時
先生は続けた方が良いとお思われたのでしょう
「続けたいので、お願いします」と言ったとたん早々と
投与日程を決めて下さいました
もっとも私は1回目の少量の抗がん剤の後
即、水疱が出現し腫瘍マーカーも上昇したので治療続行は必然的となりましたが・・
今のところ、体調も良く腫瘍マーカーも落ち着いているので感謝・感謝の毎日です
3年間、再発・転移が免れていたならば、月1回の少量の抗がん剤治療に・・・・
希望と期待を抱いて・・・観音様にもします

がんサポート教室でのプロジェクターのコピーをお願いしたところ
快くくださいました

明日、皆さんにも

日々日記

2009-12-23 15:45:09 | 卵管癌の闘病記
                                     南天


2009年12月23日
がん・がん・がんと脳裏から離れることなかった2009年
仲間の旅立ちと言う悲しく辛いことがありました
がん=死じゃないのにと・・・・・
一緒に治療してきた1年間が走馬灯のように思い出されます
そして、スマイル会でご一緒に語り合った方も・・・
もっと、もっと一緒にがんと闘いたかった・・・

私は、生きています
感謝・感謝です
サポートしてくれている家族に、親戚に
友達に
がんの仲間に
観音様に
そして、神様のような存在の主治医先生、天使のような看護師さん
ありがとう・・・です
もっと、もっと生きます・・・5年間は・・・
ただ今、術後2年3ヶ月です



サポート教室・スマイル会に行きました

2009-12-22 12:51:14 | 卵管癌の闘病記
2009年12月22日
今日は冬至、北半球では一年中で昼が一番短く、夜が一番長い日です。
この日は冬至かぼちゃを食べて金運を祈り、冬至風呂(柚子湯)に入って無病息災をお祈りします。
我が家もかぼちゃを食し、ゆず湯に入ります

昨日、がんサポート教室とスマイル会でした
『卵巣がんの治療について』です
卵巣がんと卵管がんの治療は同じで、私のがんでもあります
そして、主治医先生です

卵巣がん発見から現在の治療、そして、これからの治療方法ガイドラインについて
プロジェクターで解り易く説明して下さいました・・・と同時に・・・
改めて卵巣がん(卵管がん)というがんの怖さを痛感しました
そして、今現在自分の治療がどの辺であるかも知りました・・し・・
また、今後の治療で、自分で治療の選択を決めていく参考にもなりました
またまた、今まで以上に「自分のがん」を知る事ができました

最後に、再発に対しての抗がん剤は・・・・・・保険適応の抗がん剤が非常に少ないこと・・・ショック・・・再発・転移は絶対に避けたいです
なので、私は、今の治療を続けられるように自分で出来る良いことは続けます

講義終了後、質疑応答では時間オーバー
私も質問したかったのですが・・・再診のときにお聞きします
今日の教室、解り易くってとても良かったと大好評でした
その後スマイル会では、がんのことについての続きで体験など
和やかな雰囲気で楽しいひと時を過ごしました・・・
でも、またまた自分の話をベラベラと・・みんなの話し合う場なのに・・・
シマッタです・・・反省・反省です
次回は絶対に、人の話を聞くことができるようにします・・・

「がん」撲滅に尽力をされている山田邦子さん
明るく、好感の持てる方でしたが・・・ガッカリ
サプリメントのコマーシャルに・・・
がん患者は、「藁をも掴む思いで」頑張っていることをご存知なはず
自分の使用していない物に対して効用するなんて言わないで・・・そして、勧めないようにしてほしいで

我慢できない寒さです

2009-12-20 23:01:51 | 卵管癌の闘病記
2009年12月21日
寒くて、寒くて、こてちゃん猫と一緒に
猫~こは、こたつでまるこまるで、こたつから出られませんでした
故に、がん闘病記が書かれた、体験談を開きながら・・・がんとの壮絶な闘いに・・・
「がん」の恐ろしさと辛さ、恐怖・・・・痛感しました
それと同時に遅かれ早かれ、迎えたくない時期がやってくることを
改めて認識したと言うか・・・・理解したと言うか・・・
ブログのタイトルで「同病の方の励ましになったら幸せです。共に頑張りましょう」
なんて、お・こ・が・ま・し・いことを今まで平気で書き込んで
何とも恥ずかしく・・・穴があったら入りたいくらいです
丁度、こたつに身を潜め反省しています
ブログで勇気や希望を頂いているのは何と・・・私でした

でも・でも・でもです
迎えたくない時期は、ズ~ト先のこと
医療も日進月歩進歩しているので一日でも長く生きていれば
生きていられることも確信しています・・・ので
前向き・笑顔で・自分の体に良いことをしながらやはりです




雪が積もりました

2009-12-19 23:18:31 | 卵管癌の闘病記
2009年12月19日
積もりましたみぞれ雪家の中で篭りたい一日でしたが・・・

今日は、高齢者一人暮らしの方へのお弁当配りです
料理は、料理の先生とその料理教室の方々が作って下さり
パック詰めのお手伝いと各家庭へのお弁当を配るお手伝いです
寒い日でしたが、「ありがとう・ありがとう」と言って
喜んで下さり、寒さなど吹っ飛びました
温かい心を頂きました

それにしても、この水分いっぱい含んだみぞれ雪
そして、この寒さ・・・もうたくさんです
太陽の陽光が恋しいです

再発・転移をしっかり知る為に

2009-12-18 12:56:41 | 卵管癌の闘病記
                                       あおき

2009年12月18日
強風とみぞれ雪、本日の気温3℃寒~い日です
この前から、再発・転移についていろいろ調べてみました
がんの種類、年齢、個々のいろいろな条件で違いがあります・・・ので
私が転移・再発について自分のがんのみ思っていることを書きたいと思います
少なくとも医師ではありませんので信頼度は低いですのであしからず・・・

卵管がんは卵巣がんと同じ治療だそうです
5年生存率、ステージ、治療方法も同じだそうです

卵管がん
 *ステージ3c リンパに転移あり 3年生存率31% 5年生存率21%
 *CA125腫瘍マーカー 1812
   手術で506.4に減少
   6クール抗がん剤での治療(タキソール・カルポプラチン)
    1クールで腫瘍マーカー49.5
    2クールで腫瘍マーカー16.1
    3クールで腫瘍マーカー18.2
    4クールで腫瘍マーカー15.5
    5クールで腫瘍マーカー15.2
    6クールで腫瘍マーカー26.9

   延命治療
    1クールで腫瘍マーカー36.7 少量のタキソールのみ投与の結果上昇
    2クールで腫瘍マーカー62.7 タキソテールとトポテシン投与の結果上昇
   
    マーカーが2回上昇したので治療変更 (Weekly Taxol) 
    7月 3回 腫瘍マーカー 19.2
    8月 3回 腫瘍マーカー 6.6
    9月 3回 腫瘍マーカー 5.9
    10月 3回 腫瘍マーカー 5.7
    11月 3回 腫瘍マーカー 5.2
    12月 3回 腫瘍マーカー 5.6
    1月 1回 腫瘍マーカー 7.0
    2月 2回 腫瘍マーカー 5.7
    3月 3回 腫瘍マーカー 5.9
    4月 3回 腫瘍マーカー 4.7
    5月 3回 腫瘍マーカー 5.8
    6月 2回 腫瘍マーカー 6.7
    7月 2回 腫瘍マーカー 6.0
    8月 2回 腫瘍マーカー 8.1
    9月 2回 腫瘍マーカー 7.5
    10月 2回 腫瘍マーカー 9.1
    11月 2回 腫瘍マーカー 9.6
    12月 2回 腫瘍マーカー 8.8

タキソールは110日間維持しているそうです
だから私の場合、抗がん剤でがん細胞の増殖を抑えているので
休薬すれば???6ヶ月後にがん細胞の復活が考えられるので・・・
卵巣がん、卵管がんは6ヵ月後か?1年先か?でも3年までには100%再発・転移すること間違いなし・・・
そして、怖いのは再発転移したならば手術はできないので抗がん剤で・・・
初発は、手術で治療ができるが・・再発・転移は私の場合は抗がん剤で・・・
抗がん剤が奏効している間は絶対に続けたい・・・

あくまでも私の場合です
転移・再発したならば、腫瘍マーカー上昇、抗がん剤の効き目望めず
がん細胞の列車に乗ってまっしぐら・・・かな?  

何を言いたいのかわからなくなってしまいました??????おわり