《 自由時間 》

暮らしの備忘録 

小学校の頃

2011-09-14 07:24:01 | 日記
むか~し、むかしのお話です。

小学2年生の時、担任の女性教師の家にクラスメート3、4人で遊びに行った時の事です。

誰とどうやって行ったか、場所も忘れてる

先生はいつもの笑顔で出迎えてくれて、部屋の中に通されたんだけど。

ちょうど自分達と同い年くらいの姉妹がこちらを伺ってました。先生の娘さん達ですね。

なんだかいやぁ~な空気が漂い、先生がお菓子やジュースを準備してくれてる間、"ワタシ達 対 姉妹" の闘いが…

イジワルな目つきで姉妹がワタシ達をじっと見ました
「何しに来たの?何も貸してあげないし、ここはあたしんちよ」と姉の方が言います。

ワタシ達は無言のうちに団結して、「先生に会いに来たの。悪い?」みたいな事をぐちゃくちゃ言って…

すると、先生が少し哀しい顔になって「そんな事言わずに仲良くしようね」と言いました。
姉妹がその時、先生をど突いて「この子達なんで呼んだの?あたし遊ばない!」と当たり散らしました

あとは、気まずい視線だけのやり取りです。
何をしたか、全然覚えてません。

帰りながらみんなで、
「先生の子ども、何あれ。イジワルでやな感じ~」
「なんで先生叱らんと?」
「先生かわいそ~」
とか話したのは覚えてます


でも、子供を持ってわかったんですね。
どうしてあの姉妹達があんな態度をとったのか…

「私達は、いつもお母さんと一緒にいたいのにお母さんは学校の仕事でほとんど家にいない。
仕事があるから、自分の学校の行事にも来てくれない。
なのに、この子達は私達のお母さんを "先生、先生"て呼んで、いつも一緒にいる…いいな…いいな…


だからワタシ達が来た時、「この子達、家にまで来て!」…と、我慢できなくてその気持ちを素直にぶつけたんですね。


何年も、何十年も経って「…そうだったのか」と気付く瞬間があります。
社会人になって気付く事…。
結婚して気付く事…。
子供を持って気付く事…。
子供が家を出て気付く事…。

ひとつひとつ、確認しながら…。
そんな時、反省の気持ち、後悔の気持ち、感謝の気持ち…が、交錯します

友達に "あの時はごめんなさい。許してね"

両親に "あの時はありがとう。嬉しかったよ"

子供に "叱ってばかりだったけど、ずっとずっと大好きだよ"

みんな…元気でいてね

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