On楽工房奮戦記byよっさん@アコギ

わたしの音楽活動、楽器、PA、読書についての勉強を綴ります。

書皮

2007年08月01日 | 読書
書皮というのはブックカバーのことである(マニアは書店で掛けて貰う紙のカバーのことをさす)。本をよく読む人は必ずお気に入りのを1つもってるか、もしくは書店でかけてもらう。書皮ということば、なかなかいい響きである。愛好家の間では書店でかけてもらうもののみを差すようだが、元来は全てのブックカバーについて書皮という呼び方をしてもよいのではないかと思っている。

私が書皮について興味を少しもちだしたのは、若い頃によく行った神戸の阪急六甲の書店で、いつも掛けて貰う紙のカバー以外に集英社の文庫用書皮をもらったころからであろうか。これは樹脂で出来たものでだまし絵のデザインだった。もう28年ほど前の話になる。近年このデザインの書皮が集英社文庫で復活しとても懐かしく思ったものである。


書皮愛好家という人たちがいて全国の書店のオリジナル書皮をあつめているそうである。私は書店の書皮にはあまり興味がないが、世の中にはおもしろい人たちがいるものだが、コレクター魂には少し共感できるものが確かにある。
最初のころは傷んだ古本を保護するために、出来合いのビニールカバーを切って自分なりにカバーをしたり、大きな書店(紀伊国屋とか)で売っている保護セット(これは透明のものでシールのように本を永久にカバーする・・・図書館の本みたいなかんじ)を使ってみたこともあったが、最近はもっぱら読むときにだけ自分の皮製ブックカバーを使用する。ただし文庫だけに限るけれども。
このブックカバーは本皮製で紀伊国屋で購入した物だ。茶色もいれて3~4枚もっている。それほど痛まないので(丈夫ってことだ)、常時使ってるのは黒いもの2枚。いずれも単行本の栞ヒモを自分で縫いつけている。常用するブックカバーをもつ便利な点はこういった栞が必ずある状態で本を読めると言うことでもある。



最近は、ちょくちょくプレゼントとか、あるいは限定品などという冠の付くブックカバーを手に入れたいと思うようになって、たまに申し込んだりする。1つは映画の公開に伴い発売されるグッズ。特に高名な小説から映画化されたものはこういったブックカバーを発売することが多いように思う。私が手に入れた物は最近のしかないけれども。ロードオブザリングとかナルニア国物語(これは新書版)、博士の愛した数式などだ。記念品の様な感覚で購入するためにあまり使用しない。時に布製のものは結構縮むんだよね。


(博士の愛した数式・・・映画配給会社のサイトに申し込みにて購入)



(映画館にて購入。茶色と2色ある。指輪がしおりになっている)


そのほかには出版社やネット書店のものがある。ネット書店と言えばamazonやbk-1などが有名だけれど、私の食指はあまり動かない。なんでかというとデザインがイマイチだから。
出版社のほうはたとえば、新潮社のYonda-Clubのブックカバープレゼントがある。20枚ほど対象文庫を手に入れてその紙カバーの一部を切り取って送るともらえるヤツだ。私のYonda-Clubで手に入れた物は下記。こういうヤツはお金を払って手に入れる物ではないし誰でも持ってるモノではないのでけっこう収集という点で満足感はある。



出版社のプレゼントとしては毎年手を変え品をかえてキャンペーンが行われているようだ。現在目にするのは角川文庫の対象品を2冊買って必ずもらえるというもの、これはマンガとか数種類のデザインがある。なかなかよさそうな感じのブックカバーで、できればこれも申し込みたいと思っている。


新潮からはYonnda-Club以外に新潮文庫の100冊でブックカバー(アロハ柄)プレゼントをしている。



Yonda-Clubからは3色。これは選べないんだよね。


そのほかにもないかなと思ってみてみると、講談社文庫はずっと昔から10冊分マークを集めるともらえるらしい。キャンペーンを張ってないので帯をみないと分からないんだけども3色ほどバリエーションがあるそうだ。

集英社文庫は実物のプレゼントはなく、HPからブックカバーのダウンロードとなってる。これはカラープリンターでA4サイズに印刷し、それを追って自分で作るっていう方法である。



文春文庫なんかは、そういったものは見あたらないね。

あとはホームページからの書皮ダウンロードというのもある。上に書いたようにA4サイズでカラープリンターで紙に打ち出し、それを本に会わせて折るだけのもの。書店で掛けてもらえるカバーと同じである。

ダウンロード書皮一覧

ムーミンの書皮なんかどうかな。(日本ハム提供)



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