On楽工房奮戦記byよっさん@アコギ

わたしの音楽活動、楽器、PA、読書についての勉強を綴ります。

読んだ本

2009年03月26日 | 読書
少し寒の戻りではだ寒い。引き続き活字にまみれてます。

「讐雨―刑事・鳴沢了」堂場 瞬一 (中公文庫)
復讐の雨。という意味ですかね。このシリーズも第6作めになります。刑事鳴沢了シリーズの発行内容は
1. 雪虫 刑事・鳴沢了(2004年11月25日)
2. 破弾 刑事・鳴沢了(2005年 1月25日)
3. 熱欲 刑事・鳴沢了(2005年 6月25日)
4. 孤狼 刑事・鳴沢了(2005年10月25日)
5. 帰郷 刑事・鳴沢了(2006年 2月25日)
6. 讐雨 刑事・鳴沢了(2006年 6月25日)
7. 血烙 刑事・鳴沢了(2007年 2月25日)
8. 被匿 刑事・鳴沢了(2007年 6月25日)
9. 偽装 刑事・鳴沢了(2008年 2月25日)
10. 久遠 刑事・鳴沢了(2008年 6月25日)

となっていて、現在10作目まで発行されています。作品の出来からなんて、偉そうな事はわかりませんが、この讐雨は、大変面白かったです。ほかの作品もいまのところはずれは無く、優秀なシリーズだと思いますね。
連続幼児誘拐・殺人を犯し逮捕された凶悪犯を釈放せよと言う連続爆破犯の目的は何か?ということで書かれた本作。その目的が明らかになると読者の見方が変わってくると思います。とても恐ろしく、少し悲しい作品です。
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「間島を釈放しろ。さもないと、爆発は続く」連続少女誘拐殺人事件の犯人・間島を逮捕し、解散が目前に迫った捜査本部。最後の裏付け捜査を担当した鳴沢は、相棒と帰還途中、車の爆破事件に巻き込まれ。怪我を押して署に戻った二人を待つ犯行声明。そして第二の爆破事件。犯人の目的は?見えない動機を追う鳴沢だが―!?書き下ろし長篇。



「ジウ〈1〉―警視庁特殊犯捜査係」誉田 哲也 (中公文庫)
先日「ストロベリーナイト」を読み、興味が出てきた誉田さんの作品を読みました。最初からシリーズ物として書かれている作品です。この作家の作品には、結構過激な表現、猟奇的な描写が散見されます。海外のミステリーではよくあるのですが、国内のミステリーではここまでのは少ないと思います。また逆に非常にコミカルな面も多く、その格差が大きいが故におもしろいです。
この作品には、まるっきり正反対の2人の女性警察官がヒロインとして出てきます。華々しく過激に逮捕劇を見せる者と、弱々しいが愛情をもって犯人たちに立ち向かう者。この2人の今後の展開が期待できます。
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都内の住宅地で人質篭城事件が発生した。所轄署や機動隊とともに警視庁捜査一課特殊犯捜査係が出動し、門倉美咲巡査は差し入れ役として犯人のもとへ向かうが―!?篭城事件と未解決の児童誘拐事件を結ぶ少年、その背後で蠢動する巨大な事件とは?ハイスピード、未會有のスケールで描く新・警察小説。


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