On楽工房奮戦記byよっさん@アコギ

わたしの音楽活動、楽器、PA、読書についての勉強を綴ります。

「熱欲」堂場瞬一

2009年03月18日 | 読書
刑事 鳴沢了シリーズ3作目。

ミステリーファンというのはやはりシリーズものも読んでいく楽しみの一つですが、実際はこういう中央公論社文庫のややマイナーなものなどは、本屋で見つからない。私は本屋に行くのが結構好きなんですが、あまりにも店頭に見つからない事が多いと、その本屋に行くことがばからしくなって、結局通販で購入することになる。相生は田舎なのでその点本当にダメですね。品揃えには限界があるとは思うが、先日は文庫新刊(町長選挙)を買いに行って無かったので愕然とした。

大阪に住んでいた頃は、しょっちゅう紀伊国屋や旭屋に行ってたので本屋でだらだら手にとって本を見つける楽しみがありましたが今は仕事も地元だしそういう楽しみが無くなりました。
私は現在ほぼ7~8割は通販で本を買います、amazonやブックオフです。すぐに届くし、まとめ買いすると送料もいらない。でも手にとって本を選ぶ楽しみは無くって本当に損をしている気分です。なので相変わらず失望しつつも本屋にはたまに通っています。

さて、このシリーズ結構私の読書傾向にあっているのか、500ページ近い文庫なのですが、ちゃんとしっかり読めるなぁと思っています。つまらなくなるととばし読みしちゃうのですがこれはそんなことがない。今回は大がかりな詐欺事件を追いかけつつ、またまた新しい女性との出会い。これはパターンなのか、フィーリングが合わないのでぶつかり合う→だんだん意識→おたがい気になっていた→***という流れが前作もありましたな。前作の女性刑事とのやりとり、できればもう少し発展させて欲しい気もしたが。

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警視庁青山署の刑事として事件現場に舞い戻った鳴沢了。詐欺事件をめぐる連続傷害殺人に対峙する鳴沢の捜査は、NYの中国人マフィアへと繋がっていく。書き下ろし警察小説第三弾。


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