On楽工房奮戦記byよっさん@アコギ

わたしの音楽活動、楽器、PA、読書についての勉強を綴ります。

休みにすること

2005年08月19日 | 読書
わたしは、通常祭日休みや土曜日休みのない職業であるために、連休というものがなかなかとれない。また日曜日でも朝から電話で呼び出される事が多々あり、実際ゆっくり寝ていられるような休みというのは年何回あるのだろうか。
こういった仕事柄、お正月やGW,お盆休みというのは結構貴重な骨休めになるとともに、なにか日頃出来ないこと(たとえば昼まで寝てやろうとか)ができそうな気がするのでうきうきするものだ。

若い頃から映画をみたり読書をすることがこういった休みの過ごし方として極上のネタになっていて、それはいまでも変わらないけれども最近はギターを弾く時間ばかりとっててなかなか他の趣味に没頭する時間がなかった。
このお盆休みは、2つのことをやることにした。ひとつはアドビイラストレーターの操作方法の基本をマスターすること。もうひとつは大好きなスティーブン・キングの長編小説を読むことだ。
イラストレーターは結構以前から使ってはいたんだけど、どうも難しくて身に付かない。だいたいうちにはマトモな解説書がないんだよな~ということでまず、身近にあるメニュー全解説本を読む。


だいたいパソコンソフトの解説本などまともに読んだことの無い(そう言う人多いと思う)人間にとってこういう本を読む事は苦痛なんだけれども今回は、印刷屋さんでOn楽工房のチラシを作っている人の操作を実際に見たことで刺激を受け、なんとか読んでしまおうというエネルギーがでた。
おころがメニュー解説だけを読んでもなにも描けるわけがない。ということで基本操作の本を買ってくることになった。


これは、よくわかるぞ。ということで地図の書き方とかパスの書き方(これが難しくてなかなか身に付きません)、マスクの仕方を勉強している。
これまで使ったことのないパスファインダや整列/変形などのほか、前面背面ペーストなどが分かるようになったし、連続コマンドやミラーコピーなどができるようになったのであるが、たくさんの事例を自分で描かないとなかなか身に付きそうにない。世の中には本当にすごいイラストレーター使いがいるもので、どうやったらあそこまで使いこなせるのか、もうほんと問いつめたい、小1時間問いつめたいよな。

さてもうひとつ。キングの小説であるが今回は「骨の袋」を呼んでいる。まもなく読み終わるのだが、97年頃の発行。古本で買ってきた単行本。とてもおもしろい。単純に言えば作家が主人公の幽霊話であるが、とてもファンタジックであり、また魅力的な女性が描かれていて、一気に読んでしまいそうだ。
作家が主人公ということもあり最近の売れっ子作家が話題として出てくる(クランシーやダニエルスティール、検死官シリーズのスカーペッタなども出てくるよ)のが(皮肉っぽい)の書き方でおもしろい。

(c)新潮社
キングの長編小説は弁当箱のような重たい単行本が多いのであるが最近は文春ではなく新潮社になってからあかるい装丁になっているなぁ。 あのくら~い(笑)装丁が好きだったんだけれども・・・・。
ここ数年は本当に本を読む時間がなくなってしまい非常に残念だ。キングの文体は最初の頃「刑務所のリタヘイワース」(「ショーシャンクの空に」映画化)を読んで、なんとすごい引き込まれる文章なのだろうと感度すら憶えたのだが、彼の書く物語に時間をとってのめり込めることは幸せなことである。「骨の袋」に先立ち「幸運の25セント硬貨」という短編集を読んだのは1週間ほど遡ることになるのだが、やはり長編にこそ彼の醍醐味がある。

(c)新潮社
キングの本には本当に本当に怖いものがあるけれども、読んでいて怖くて読めないなどというものはほとんど無い。ただ映像化したらすごいだろうなというモノは確かに多い。また読み飛ばすとなかなか「あれ?なんで?」って理解しがたい部分がありどちらかというとじっくり読まないとだめだが、それは彼の文章を楽しめるかどうかにかかっているだろう。時間がなくって途中で読めなくなった長編もあるがキング作品は結構多いので、まだまだネタは尽きない。 

キングで短編を少し味わうのにお勧めを紹介しよう。
1.神々のワードプロセッサ:扶桑社ミステリー文庫より表題作「神々のワードプロセッサ」
(c)扶桑社
2.同じく扶桑社ミステリー文庫「トウモロコシ畑の子供達」から「超高層ビルの恐怖」
(c)扶桑社

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