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男のおしゃれ&キャリア・コンサルタント

中高年の生きがいを探そう

セミナーに参加してきました。

2005年11月21日 | キャリア・コンサルタント
11月19日(土)、20日(日)の2日間、日本産業カウンセラー協会関東支部の主催するセミナーに参加してきました。

「交流分析・TA」実践の学び(パートⅡ)
   =自我探しと脚本プロセス=
です。
講師は国際TA協会準教授会員・臨床心理士の 繁田 知恵先生。他に帝京平成大学健康メデイカル学部心理学科教授・立正大学学生相談室カウンセラーなどをされています。

先生のホームページ
http://www.c-shigeta.com

最初の予定とは多少変更になりましたが、

1日目 交流分析入門 
    人間関係の心理学 自分を知り、相手を知り、関係を知る
2日目 人格適応理論
    ヴァン・ジョインズ

という内容でした。

1日目は、
   交流分析 4つの柱と周辺理論
   自我状態分析
   やりとり分析
    1.相補交流
    2.交差交流
    3.裏面交流
   ストローク
   人生態度(基本的構え)
   心理的ゲーム
    心理的ゲームの三角形
    ゲームの深刻度
    人はなぜゲームをするの?
    ラケット感情
    ゲームからの脱却
   人生脚本とは?
    脚本の起源
    幼児決断
    禁止令
    5つのドライバー

といった、基本事項を概観した講義でした。

2日目は、現在繁田先生を中心に翻訳が進んでいる、新しい理論 「人格適応理論」の概略についての講義でした。

 人格適応理論
  親の養育態度と性格適応型(1次適応型 生き延びるために)
  親の養育態度と性格適応型(2次適応型 達成のための)

  創造的夢想家 再起ある懐疑者パラノイド型 魅惑的操作者(反社会型)
  おどけた反抗者(受動攻撃型) 責任ある仕事中毒(強迫観念型)
  熱狂的過剰反応者(演技型)

  関わりのドア=思考・感情・行動

などの、新しい考え方を中心に紹介されました。
初めての内容だけに大変興味深く聞くことができました。しかし、私の基礎力が足りないため、理解できたのはほんの一部だけでした。翻訳本も出版されるので(半年位先のようですが)、ゆっくり勉強したいと思います。

2日間とも、新鮮な気持ちで受講できました。

話題を二つ(交流分析セミナーとジョブパスポート)

2005年11月17日 | キャリア・コンサルタント
その1

今週末は、「交流分析・TA実践の学び (パートⅡ)」=自我状態探しと脚本プロセス=に参加します。交流分析といえば、心理テストのエゴグラムが有名ですが、構造分析、交流分析、ゲーム分析、脚本分析と、総合的な流れが把握できることを期待しています。

その2

”ジョブパスポート”という新しい事業が職安(ハローワーク)で始まります。
ジョブパスポートの目的は

①若者にボランティア活動など社会参加への意識や就職意欲を喚起します。

②若者が自らキャリア形成や職業選択、就職活動の方向性との関わり合いを整理し、自己理解を深めることを促します。

③求人企業に応募する際の参考書類の一つとして、若者が企業に対して社会参加への適性・能力を積極的にあっピールする機会をを作り、若者への就職活動を支援します。

とうたわれています。
ジョブパスポートは[経験ファイル][経験ヒストリー][まとめ]の6ページからなる小冊子状のものです。
これらの様式に経験を記入し企業に提示するという趣旨のものです。

ジョブパスポートの現物は
①ホームページからのダウンロード
 厚生労働省(http://www.mhlw.go.jp/bunya/koyou/jakunensha.html)
 若者の人間力を高めるための国民運動(http://www.wakamononingenryoku.jp/)
②最寄りのハローワーク
から入手できます。

具体的な動きはこれからですが、随時紹介したいと思います。

VPIが源流

2005年11月16日 | キャリア・コンサルタント
いくつかある職業適性検査の源流はVPIです。
VPI職業興味検査は質問紙法の一つで、検査用紙に直接マークする方法で検査します。VPI職業興味検査の原型はアメリカのホランドによって作られ、日本版に翻訳されました。

現在使用されているのは、3度改訂された第3版です。

また同じ発想で、作られたのが職業レディネス・テストです。

違いはVPI職業興味検査が大学生から35歳であるのに対して、職業レディネス・テストは中・高生を対象とする点です。

このVPI職業興味検査をコンピュータ化したものが、後に開発される、キャリアインサイトであり、現在開発されているキャリアマトリックスです。

アセスメントツールについて

2005年11月15日 | キャリア・コンサルタント
キャリア・コンサルティングの場面で必要になるのが、アセスメントツールです。アセスメントツールの中で代表的なものは、心理テストです。その中でも興味検査、作業検査に関わるものがキャリア・コンサルティングの各場面でよく使われます。

キャリア・カウンセリングあるいはキャリア・コンサルティングの場面で、相談をどのような手順で進めて行ったらよいのか、実は公式というものが確定していません。
各人が経験を基に、よく言えば工夫をしながら、悪く言えば思い付きで進めているというのが実情です。

その原因は、カウンセリングの世界にはいろいろな流派があり、それぞれが独自の方法論を持っていることに起因します。また、キャリア・コンサルティングの世界でも、いろいろの団体が、それぞれ独自の流儀を持っていて、その方法論を独占しているからなのです。自分の属さない流派・団体の検査用紙などは入手することさえ不可能なケースが多いのです。

また、最近の検査の中では、コンピュータを使うものが多く出てきています。ところが、キャリア・コンサルタントの中には、コンピュータが嫌いな人がどちらかというと多数派を占めているのです。

その点で言えば、キャリア・コンサルタントのキャリア開発がまずもって必要だともいえます。年齢の高い人が多いんですが、意外と保守的な人種でもあります。

そのような実情の中でも、使用可能な検査がいくつかあります。ここしばらくの間は、私が使っている興味検査を中心に、作業検査について説明をしてみたいと思います。

興味検査としては、
◎新版職業レディネス・テスト
◎VPI職業興味検査[第3版]
があげられます。

作業検査としては
◎KN式クレペリン作業性格検査
◎厚生労働省編一般職業適性検査(GATB:ジーエイティービー)
があげられます。

そして、コンピュータを使った検査としては
◎キャリア・インサイト
◎キャリア・マトリックス
があります。

これらの、各検査を実際に使ってみた使用感とともに紹介したいと思います。
今年になって、各種のワークブックも開発され、学校などでの集合教育の場面でも使いやすくなっています。それも合わせて紹介します。

「キャリアマトリックス」 いよいよ試験運用始まる

2005年11月14日 | キャリア・コンサルタント
最近話題の「キャリアマトリックス」です。

仕事の相談の場面では、VPI職業興味検査とかキャリアインサイトなどの職業適性検査がよく使われています。
来年度の実用化を目標に、次バージョンが開発されています。

それが
「総合的職業情報データベース キャリア マトリックス CAREER MATRIX」
と呼ばれるものです。

約500の最新の職業情報を集録し、若年層が自分に合った仕事を探したり、中高年層が新しい視点から今までの職歴を生かせる仕事を見つけることを支援します。

というのがうたい文句です。

各県の職業安定所等で試験運用(モニター運用)がされています。長野県の場合は松本公共職業安定所(ヤングハローワーク松本)で体験できます。

ハローワーク長野では、「キャリア開発支援相談コーナー」でも検討していますので、ご相談ください。

本運用は、来年4月からの予定です。公共職業安定所以外でも、さまざまの相談所、大学、短大、専門学校、高校等で使用されることになります。

開発元である 労働政策研究・研修機構(JILPT)が中心になって、キャリアマトリックスの講習ができます。しかしこれは行政の関係者が対象になっています。
http://www.jil.go.jp/training/2005/2005tool.htm

一般の人が対象なのは、キャリア研究会が実施するものがあります。しかし、これも現会員が対象となっています。どうしても希望される場合にはキャリア研究会に問い合わせてみてください。ちなみに、キャリア研究会の実施要綱は次のようになっています。

http://www2s.biglobe.ne.jp/~honma/carrier/carrierken.htm  より引用
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平成17年11月13日
「キャリア研11月研究会」開催案内
テーマ 「総合的職業情報データベース「キャリアマトリックス」と関連ツール」
日時 11月26日(土)
1330 受付開始
1400 開会
挨拶 本間代表幹事
労働大学校紹介 吉田修統括研究員
1415 総合的職業情報データベース「キャリアマトリックス」
開発経緯と使い方講習 石井徹主任研究員他
1600 休憩
1610 OHBYカードとOHBY、その他
開発経緯と使い方講習 下村英雄副主任研究員他
1710 閉会 (朝霞 へ移動)
1800 懇親会 (希望者のみ、朝霞駅前「はなの舞」)
場所 労働政策研究・研修機構 労働大学校 研修棟4F AV大教室
351-0023 埼玉県朝霞市溝沼1983-2
東上線朝霞駅より西武バス「大泉学園駅行き」10分 190円
徒歩15-20分  別紙地図参照
注意 研修設備の関係で講習は先着40人で締め切ります。
(PCは50台あるのですがインターネット無線接続が一部不調なので)
参加申し込み:本間までFAXかメールで申し込んで下さい。先着順に40名で締め切りま       す。
       今回はキャリア研の会員のみの企画です。

http://www2s.biglobe.ne.jp/~honma/carrier/carrierken.htm
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キャリア・コンサルタントの養成について(2)

2005年11月11日 | キャリア・コンサルタント
キャリア協議会に参加しているのは、12法人です。人数的にいうと、社団法人日本産業カウンセラー協会が実施する試験の合格者が群を抜いています。ただし、日本産業カウンセラー協会の受験資格は、産業カウンセラーの資格を持っているものという条件があるため、誰でも受験可能というわけではありません。

ちなみに平成16年度キャリア・コンサルタント試験合格者と合格率は下記のとおりです。
 受験者数 : 1,693名
 合格者数 : 1,183名 (総合合格率:69.9%)

また平成16年度の産業カウンセラー試験の試験結果は、下記のとおりです。
 <学科試験>
 志願者数 :4,826名
 合格者数 :3,480名 (学科試験合格率:74.3%)
 <実技試験>
 志願者数 :4,436名
 合格者数 :3,791名 (実技試験合格率:88.7%)

  総合合格者数:3,333名 (総合合格率:67.1%)

12法人以外にも、キャリア・コンサルタントを養成している法人には、独立行政法人 雇用・能力開発機構があります。
人数的にいうとこちらのほうが大きくなっています。

毎年4月と10月から半年単位で全国規模で実施されています。今年で3年目になります。今までに、3000人程度養成されているものと思われます。

経費等については、各法人によって違いますが、雇用・能力開発機構が10万円弱(期間は半年の土日)、日本産業カウンセラー協会は産業カウンセラーとキャリア・コンサルタントの両方の養成講座(期間は半年の土と4回の土日)を含めると、20万円強、そのほかの法人が数十万円(期間は通信教育1,2ヶ月、通学の期間が1週間程度)というところです。

開催場所でいうと、日本産業カウンセラー協会、雇用能力開発機構は全国の県庁所在地で受講が可能ですが、それ以外の11法人は、東京など大都市が中心になります。

詳しくは各法人のホームページで確認してください。

キャリア・コンサルタントの養成について

2005年11月10日 | キャリア・コンサルタント
前回触れたように、現在キャリア・コンサルタント5万人養成計画が進んでいます。

養成の中心的役割をしているのが、キャリア協議会です。
http://www.javada.or.jp/c-kyogikai/index.html

それによりますと、これまでの養成者数は、
   北海道・東北ブロック    897名     
   関東ブロック       5,648名
   信越・北陸ブロック     473名
   東海ブロック       1,008名
   近畿ブロック       1,906名
   中国ブロック         593名
   四国ブロック         320名
   九州・沖縄ブロック     863名
     総計        11,708名
となっています。

5万人からは程遠いものの、着実に進展はしているようです。

このキャリア協議会のメンバーが、キャリア・コンサルタントを養成しているわけです。その構成メンバーは、

<キャリア協議会構成期間一覧>
○ 特定非営利活動法人 ICDS
○ 特定非営利活動法人NPO生涯学習
○ 財団法人関西カウンセリングセンター
○ 特定非営利活動法人キャリアカウンセリング協会
○ 財団法人社会経済生産性本部
○ 株式会社テクノファ
○ 特定非営利活動法人日本キャリア開発協会
○ 特定非営利活動法人日本キャリア・マネージメント・カウンセラー協会
○ 社団法人日本経済団体連合会
○ 社団法人日本産業カウンセラー協会
○ 日本ドレーク・ビーム・モリン株式会社
○ 株式会社ヒューマン・リソーセス総合研究所

です。詳しくは各ホームページを参照ください。

キャリアカウンセラーかキャリアコンサルタントか

2005年11月08日 | キャリア・コンサルタント
キャリアカウンセラーの呼び方については、いろいろの言葉が使われています。

キャリアカウンセラー    キャリア・カウンセラー
キャリアコンサルタント   キャリア・コンサルタント
ジョブコンサルタント    ジョブ・コンサルタント
キャリアアドバイザー    キャリア・アドバイザー

などが代表的なものですが、最近は「キャリアコンサルタント」「キャリア・コンサルタント」を使う場合が多いようです。これは、通産省が、3年ほど前に、キャリア・コンサルタント5万人養成計画を発表してから、この呼称が一般化しだしています。CCなどといわれる場合もあります。
どれも、同じような使い方がされています。あるいは独自性を出すためにあえて違う呼称を使っている場合があります。
私のブログでは、キャリアコンサルタント、キャリア・コンサルタントで統一したいと思います。

キャリア・コンサルタント5万人養成計画については、次のホームページで詳しい。

http://www.rjk.co.jp/cc/pege1qa.html

以下引用です。------------------------

市場の国際化と情報技術の発達で、世界の各国とも大きな変化の渦中にあり、さまざまな改革が行われています。この結果、国際競争力を失った企業は市場からの撤退を余儀なくされます。日本でも、この10年で、失業者が150万人から350万人(失業率5%)に増加しました。国際競争力に対応するには、さらに企業内には300万人の潜在失業者がいると推計されています。
 政府は、金融機関の不良債権の処理を推進する予定です。このために、大量の負債を抱えながら、今後の成長の見込みもない企業は、市場からの撤退や倒産を余儀なくされます。この結果により、100万人が企業内で新規成長分野で吸収され、残りの200万人が新たに失業者に加わると予測されています。
 このような事態に対応するため、政府は「失業のない社会をめざして」、さまざまなセフティーネット政策を策定しました。その一つとして、平成13年度に策定されたのが、「キャリア・コンサルタント5万人養成計画」です(小泉総理を本部長とする『産業構造改革・雇用対策本部』の総合雇用(H13年9月20日)。
 これを受け、平成14年度より厚生労働省職業能力開発局が、「キャリア・コンサルタント5万人養成計画」の実施のため積極的な取組を開始しました。これにマスコミ、関係行政機関、社会人能力開発研修機関、アウトプレースメント会社、派遣会社、有料職業紹介機関、カウンセラー団体、コンサルタント協会、なども注目をしたことによります。

(以下省略。続きは上記ホームページで)


キャリアコンサルタントは試行錯誤の繰り返し

2005年11月07日 | キャリア・コンサルタント
最初からキャリアコンサルタントのお手本があったわけではありません。
それでも今までの4年間で、いろいろの試行錯誤がありました。

最初は暗中模索の中で、ひたすら自分の経験をよりどころに進めていくことで精一杯でした。

そのうち、産業カウンセリングの存在を知り、その資格の取得のために動き出すことになりました。

長野県では、上田市で養成講座が行われていることを知り申し込むことになりました。
第4期生でした。

4月から11月まで8か月のほぼ毎週の土曜日の講座に通うことになりました。
その内容については、次回で・・・

キャリアカウンセラーになるには

2005年11月06日 | キャリア・コンサルタント
再就職の相談(能力開発支援アドバイザー)をしていると、自分の経験だけでは対応しきれなくなってきます。

職業に関する知識・情報が必要になります。
資格に関する知識・情報が必要になります。
適性検査・性格検査などアセスメントツールに関する知識・情報が必要になります。

カウンセリングのスキルも必要になります。

インターネットの利用が必須ですが、どこにどんな情報があるかも知っていなければなりません。

結構いろいろな手段が関わってきます。こういったことも、経験をつむことによって、何が必要なのかが見えてきました。

最初は雲をつかむような気持ちで夢中でやっていますが、だんだん自分の力の足りなさに気づきだします。

ここ4年間の間にやった勉強の内容をあげると次のようなものがあります。

産業カウンセラーの養成講座の受講。
キャリアカウンセラーの養成講座の受講。
アセスメントツールの使い方のセミナーの受講。
キャリアカウンセリングのセミナーの受講。
コーチングのセミナーの受講。

などがあります。
最初は手探りでしたが、どこで何をやっているか、どんな講師が有力なのか、受講料はどのくらいか、などが見えてくるようになります。

これから、キャリアカウンセラーを目指す人も多いかと思いますので、次回以降具体的に、説明をしてみたいと思います。

ブログを始めて4日がたちますが、こんな私のブログでも読んでくれる人がいるとは驚きです。徐々に内容も工夫をしていきたいと思います。読んでいただいた人に何か得るものがあるようにできればと思います。

当面は、キャリアカウンセラーをすでに携わっている人に役立つような最新の情報を、これからキャリアカウンセラーを目指す人に参考になるようなことを書いていければと思います。