世之主神社の参道下の現在の道路からは、旧道に入る道が3本あります。今回は入口Aから入った道の散策です。

入口Aの道は写真では分かりにくいですが、神社下の道路から旧道に入ると、そこは道路よりも低くなっており、昔はここは山の谷間になっていたことが分かります。そして林の中を抜けて現在の新道につながっています(赤いルート)。途中から左に曲がり水色のルートの道もあります。この水色のルートが、ナイバサマの出口②につながっているのだと思われます。

大正14年の地図だとこの道なのでは?

道路からの入口はこちらです。入口付近はアスファルトになっています。もう目の前は薮が見えています。

この道路脇から旧道に入るとさっそくこんな状況です。

この薮を抜けると、前方に少し開けた道がありそうです。

道があります!ちゃんと通れそうな道ですね。妖精やトトロ、もののけ姫などに出会えそうな雰囲気です。

ずっと奥まで続いています。右側は崖で、上に新道があることになります。左側は谷間になっています。

進んでいくと少し怪しい道になってきました。

右手の木々の隙間から何やら光が差し込んでおり、抜け穴のように見えます。
あの光の先は妖精の世界か?

近づいて登ってみましたが、これ以上は進めないようです。残念。やはり妖精!?の世界には簡単には入れなさそう。

ひき返して水色の道の方をしばらく前進すると、先の方に少し開けた感じの場所が見えます。

やはり開けた空間です。しかし草がたくさんで、どこかにトトロがいそうですね。

草の中を前進すると、もうこれ以上は進めなさそうなくらいに草木が生い茂っています。

木々の隙間からもう少し前進。今度は竹藪もあります。先の方がまた開けた感じがしますが、、、

開けているようですが、もうこれ以上は進めなさそうでした。

この道はまさしく大正時代には存在していた旧道だと思われます。途中の道は少し整備されているようでした。保存のためなのか、実際に使っているのかは分かりませんが、まだ人が通れる状態ではあるようです。
この奥が、ナイバサマにつながっていていることが確認できたら面白いなと思います。
トトロやもののけ姫が出てきそうな不思議な雰囲気のある道でしたが、もしかしたら世之主の時代からある道かもしれません。昔の人たちが使っていた長い歴史のある道。こちらの道もこれからも保存してほしいですね。古道には不思議とロマンを感じます。