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先祖を探して

Vol.333 先祖調査旅行記2日目=その3

2023年3月26日~4月1日までの先祖調査の旅を記録していきます。


ウファチジ
次に向かったのはウファチジ。ウファは墓、チジは頂上とか高いところを指す言葉のようで、この場所は小高いところになります。この頂上に、自害した世之主が最初に埋葬されたといいます。それでウファチジというのだそうです。

このウファチジ、東側と西側から登れるようですが、どちらも急斜面。西側がまだマシだということで、西側から挑戦。
が、私は断念してしまいました。下から見上げるとかなりの急斜面で、いったん登ったら更にまた急斜面を登るコース。先に登った皆さんがひっぱっり上げてくれるとはいえ、私にはあまりに過酷すぎて迷惑をかけると判断。しかも上り口の北側はけっこうな窪地になっていて、降りるときにそこまで転がり落ちそうな気配が、、、
かなり行きたかった場所なのですが、残念ながら私は下で一人でお留守番となりました。

この薮の先の右手から急斜面を登っていきます。只今から突入中。

これが頂上の平場。石が敷かれているのか散乱しているのか?


ここは第二次世界大戦中に日本軍の陣地として使われた場所らしく、蛸壺のような人が一人入れそうな穴が地面にあるそうです。


だいぶざっくりですが、ウファチジの上はこのような感じになっているようです。畑は現在は薮となっていますが、戦時中は段々になっていて畑として使っていたそうです。世之主が最初に埋葬された場所という伝承で、お墓らしきところが残っていないのか?と思いましたが、怪しげな石垣や穴が少しある程度で、はっきりと墓跡だと分かるような場所は見つかりませんでした。
陣地として使われていたのであれば、壊されたりしたものもあったでしょう。
古老の話によれば、実際に戦前まではコの字型の石垣があり、お墓の跡のような形跡もあったようですが、写真や記録も無く詳細は不明です。
下の写真はざっくりと書いた山頂の様子。


恐怖の斜面を滑り下りて、無事に帰還中。

ウファチジの詳細は今後の発掘調査に期待ですが、ここに登ってみて大きな発見がありました。それは同行している70歳を超えているはずの叔父のパワーです!
こんな急斜面の足場の悪いところを、クロックスのスリッパで軍手も使わずス~イスイ登っていきます。しかも皆のサポートまでバッチリ!
その後の活動も、叔父と若手のEさんにたくさん助けてもらいました。頼もしいツアコンです。


ナイバサマ
ナイバサマの意味は、鳴る挟間。ここは昔は古城地へ登る唯一の道だったそうで、両サイドが高い山に挟まれた、わずか1メートルも無い狭い道。向かいから牛がやってくると、交わせないほど狭かったそうです。
そして上の方から三味線を弾くと、下の方まで響き渡ったということで鳴る狭間でナイバサマ。
両サイドが高い崖で挟まれていたので、昼間でも薄暗い感じだったそうです。

現在は道路が出来ているので、もうこの道は使われてはいませんが、お爺さまが島にいた昭和28年頃はまだ使われていた道だったそうです。

今回は神社側から下に降りるルートで散策。入口付近はまだ広めでちょっと余裕。ツツジも咲いていて綺麗だね~なんていいながら余裕で突入。



まだまだ広い通路で余裕で前進。


グングン進んでいくと、少し怪しげな道になってきました。


左側の斜面は、山があった頃の名残。こんな岩盤の壁が両サイドにあったのだそうです。


な、なんと、難関に突入。事前に通れるように少し整備してもらっていますが、ここは強烈な竹藪でその隙間を抜けて前進。


途中に畑の跡などを藪の中で見ながら、やっとこの出入り口に到着。
こんな道を通って、城まで行き来していたのかと思うと、昔の人は凄いと思いました。昭和の初期の頃まで使われていた道でもあるので、更に驚きです。




ナイバサマ(青色のコース)の東側(写真では左側)の山は現在は崩されて畑となっていますが、崩し始めた頃の山の写真と比較。右側のピンクの山が崩される途中の山です。本当はもう少し高かったのだそうです。黄色い囲いの家は現在もありますので、そのすぐ後ろに山が迫っていたのです。左は現在の写真で、山は崩され平らな畑となっていて、すっかり様子が変わってしまっています。



2日目の午後はだいぶ頑張って散策していますが、まだ終わりではありません。次回に続きます。


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