ソドンヨ

いきなり登場した百済の王様は・・・・モンリョンアボジ！


これからもう登場しそうにないのが淋しいですけど（笑）


三国時代（新羅・高句麗・百済）の百済国にスポットを当てたドラマです。
韓国の史劇は、これまで朝鮮時代を扱ったものが多かった様ですが
「ソドンヨ」やこれから制作される「朱蒙」や「太王四神記」などは
遡った時代を描く史劇です。
衣装や文化なども朝鮮時代とはまた違って興味が湧いて来ます。



「ソドンヨ＃１話」



以下ネタバレレビューです。



三国時代、百済の26代王（モンリョンアボジ）は新羅に勝利して油断していた
所を新羅軍に捕まり、首を打たれます。
新羅は王の首を民衆が行きかう道の真ん中に埋めて首を踏ませると言う
百済にとっては屈辱的な行為をしました。

それから時が流れ26年後
27代王は気が弱く、その息子である阿佐太子も文化面に興味を持ち
国王としての能力を疑われています。
26代王の首を取り戻すことが長年の百済の願い。

百済には「博士制度」なるものがあったそうで
宮中の大学舎で学ぶモッラスもまもなく博士になれると喜んでいました。
恋仲の踊り子ヨンガモとは結婚の約束をしています。

ある日、とうとう26代王の首を取り戻す作戦が決行されます。
そんな大事な日に（笑）27代王は、踊りの稽古をしていたヨンガモを
見初めて一夜を共にします。
ヨンガモは王には逆らえないので合意ではないでしょうが・・・・

「不良主夫」の悪旦那の活躍で26代王の首は百済へと取り戻す事が
出来ました。追記：「不良主夫」ではなく「二度目のプロポーズ」です。
ところが、王の前夜の許されざる行為を家臣の一人が
責めます。王はその様な事実は無かったと否定せざるを得ず・・・
ヨンガモも家臣たちに事実を問われますが、王の立場を庇う家臣の一人が
「自分が彼女と会った」と嘘をつきます。ヨンガモもその嘘を認めざるを
えませんでした。

ヨンガモはこの一件で踊り子としても暮らす事が出来なくなってしまいます。
その時、モッラスは宮中の仕事で出張中でした。
モッラスの仕事先まで会いに行ったヨンガモ。
モッラスはヨンガモの姿を見てとても喜ぶけれど、ヨンガモは何も言えずに
「結婚は出来ない」と怒った様に告げるしかなかったのです。
愛し合っている二人なのですが、王様の一夜の出来心で運命を狂わされて
しまちゃったのですね・・・

３ヶ月後、仕事を終えて博士になる資格を得たモッラスは喜びヨンガモの
元へと帰ります。しかし、ヨンガモは踊り子ではなくなっていました。
しかもヨンガモは王の子を身ごもっていたのです。
「その事は決して明るみには出来ない」と家臣の一人はヨンガモを殺そうと
計画します。
家臣の一人と地方へ行くと突然聞かされたモッラス。
「あなたのいない間にこの方と恋に落ちました」と嘘をつくヨンガモ。
夜、宿屋にいたヨンガモと家臣の元へモッラスが乗り込むみ男と争った弾みに
ヨンガモに用意された食事に毒が仕込まれていた事は分かります。
ヨンガモは王の子を身ごもった自分を殺そうとされた事にショックを受け・・・
モッラスは自分がいない間にヨンガモに起こった何かが分からず
ヨンガモを問いただします。たまらず抱き合う二人・・・
切ないわ。

ヨンガモは何とか王と直接会い、王の子を身ごもった事、殺されそうになった
真意を問います。
「自分はこれ以上生きる理由はありません。でもお腹の御子は陛下のご決断に
従うべきだと・・・」そう言うヨンガモに王は百済の王子だけが持てる証
五色夜明珠を授けます。そして「息子を産んだら渡せ。もし娘だったら池に深く
沈めろ」と命じます。その五色夜明珠だけが、ヨンガモがこれから生もうとする
子供の父親が王であると証明できる物なのです。
王の言葉「この五色夜明珠がお前と子供にとって益になるか、毒になるか
今の状況では分からぬ。」これは王の本音でしょうね・・・・
王の子供と言うのは政争の種になるだろうし、命の危険があるのだから・・・

望まない王の子を身ごもったヨンガモと、王の気まぐれで愛する女を
奪われた悲しい男モッラスはこの後どう絡んでくるのでしょうか？
展開も早く面白いです。まだまだ始まったばかりですけど（笑）

しかし、モッラスは可哀相なキャラだわ・・・