九州生活 3.0

関東から九州に住処を変える。
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新築までの道のり 第42日目(気密測定)

2012年07月11日 | 
7月10日、気密測定に立ち会いました。
気密試験を実施しているハウスメーカーは、一条工務店とスェーデンハウスがやるそうです。

気密測定とは、家の隙間の量を測定することです。
この機械を使って建物内の空気を外に出し、建物の内外で気圧差を生みます。
隙間から空気が流入してきますが隙間が少なければ、気圧差が大きくなります。
その原理を使って計算で、隙間を算出するのです。


1回の測定にかかる時間は5分ほどです。その間に隙間が無いか探し回るのです。
3回目の測定中に資材の運搬トラックが到着し、運転手が玄関のドアを開けて測定をストップしました。
そして、再度測定を開始しました。なぜか、2回目の測定値よりC値が上がっています。
運転手が玄関ドアを開け閉めした際に、外の照明用の電線を挟んで、ドアのパッキンに隙間が出来ていたのが
理由でした。気密試験はシビアな測定ですね。

このシートが2回目の測定結果。

C値=0.6/総相当隙間面積=67平方センチメートルでした。
はがきが148平方センチメートルなので、この時点ではがきの約半分ぐらいの隙間があることになります。
次世代エネルギー基準のC値は、5.0です。
我が家の床面積で計算すると、555平方センチメートルの隙間まで許容範囲になります。
はがきだと、3.75枚分の隙間です。
しかし、一条工務店の社内規定では、0.7です。
次世代エネルギー基準値の約1/7が一条基準です。国内トップレベルの高気密住宅と言われる由縁ですね。


しかし、一条工務店の全国平均が、0.59をマークしているので、yon5g家の0.6では平均以下となります。
そこで、yon5g家の建て方を担当しているK君がコーキングガンを持って隙間バスターに変身です。
土間に隙間を見つけは、コーキングで隙間を潰します。


それでもダメなら一条工務店魂で、床下にだって潜り込んで隙間を探し回っています。
測定中は、工場用の扇風機も止めて密室状態で蒸し暑くなり、大工さんやK君に恐縮しっぱなしです。


午前中まで立ち会いましたが、C値=0.6のままでした。
午後から仕事に戻るため、現場を離れましたが、その後K君からメールで報告がありました。
出窓の接合部のパッキンに甘いところを見つけて、全国平均値以下のC値=0.5まで下げることに
成功したそうです。


※ タイトルの『第○日目』とは、地盤改良が始まった5月22日を第1日目とし、大工さんがお休みの日曜日・祝日を除いた日数です。

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