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上海みとみと漫遊記 帰国編vol.2

青島、北京、上海の10年の中国生活が終了。環境適応障害に悩みつつの東京ライフ。趣味は中国インディーズバンドの追っかけ

北京王府井そぞろ歩き(中国出張6回目)

2012年08月12日 | 中国

7月後半の中国出張は北京→上海

北京では、いつもの街外れのホテルではなく

北京の中心部(ってことは中国の中心だな)

北京を訪れた国内外の旅行者が必ず行く

王府井(ワンフーチン)から

徒歩3分ほどの距離にあるホテル。

久しぶりに北京で都会人になれた気分・・・

 

そして、初日は、打合せ場所もここから徒歩圏内だったので

打合せ後に、本当に久しぶりに王府井をそぞろ歩き

日本で言うと週末の銀座と浅草を足して2で割って2乗した感じ?

とにかくいつでもどんな時でも人が多い!

留学時代にSARSの大騒ぎがあったのですが、

そのとき人っ子ひとりいない王府井を見て、

こりゃマジやばいぞ!と思ったことを今でも強烈に覚えてます

んで、オリンピック開幕前だったのですが

ユニフォーム提供したANTAのでっかいモニュメント発見

そして、なぜか人々は記念写真

修学旅行?らしい子供たち

巨大ショッピングモールにはまもなくFOREVER21ができるらしい

SEIKOのイメージキャラは北京留学時代の

私の王子様だった台湾の人気アーティスト王力宏

いっつも人でごった返してる屋台ストリート

いつもあまりの人だかりのためにスルー

北京では珍しく湿度120%曇り空の息苦しい暑さに耐えられず

こんなものをかじりながら・・・

老舗の王府井百貨、いつのまにやらカルティエ、シャネルなどなど

世界のラグジュアリーブランドが軒を連ねてます

で、HERMESの店舗のまで一休みな人々

 

VanCleer&Arpelsの前でもしゃがみこむ人々

で、お隣にはケンタッキー

う~~~~ん。ヨーロッパの人が見たらひっくり返るよな~

最初見たときは、わ~中国っぽいっ!って思ったけど

よ~く考えたら銀座だってシャネルの隣マツキヨだから

よそんちのこと言えないな・・・・と。

 

あ~でも、さすがにこれはないなぁ・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

田舎から出てきた観光客だな、これは・・・。

以前、ハルピンの百貨店にいる日本人の方から

店内のゴミ箱におし○〇させる親がふつ~にいて

泣きたくなるって話を聞いたけど、まだ、いたのね

こういう御家族・・・

 

王府井は、今も昔もこんな感じで、まさに、

地方からのお上りさんが集まる場所。

その一方で、王府井通りの入り口にある東方新天地

内外のファッションブランドが軒を連ねる巨大ショッピングモール

でもあります。 

香港の企業が手がけるセレクトショップi.t

日本でいうところのセレクトショップとはちょっと違うかな。

商業施設の一等地をかなり広大な面積で陣取って

自社分ランドやら、海外ブランド(日本のカジュアル系から欧米デザイナーズブランドまで)

を、ブランドごとにまるで1店舗ずつが独立したような売場をつくってます。

これは、自社ブランドのizzue


 

東方新天地には、ほかにもいろ~~~んなブランドが。。。

こっちは、H&M

店内の色使いや日本とは違うよね~

 

こっちは、アメリカのラグジュアリーブランド

欧米ブランドに関して言うと、

通常の価格は税金などで日本で買うより高いけど

セール時期は、日本ではあり得ないような割引率になるので

結構お勧め(とくに、春節とか国慶節の大型連休のタイミングね)

 

 今回、やたら目に付いたのがキティちゃんのこれ↓

ブランド名はどうやらCHOCOOLATEというようだけれども

どういうイキサツ?日本にもあるんですか?

ま、キャラクター好きの中国消費者にはけっこうな年齢の

女子も買っていくでしょうね

 

あと、モバイル系のお店(めっちゃ男子系)なのに

ここだけ、超可愛い感じになってたり

 

んなのと同じフロアに東北虎NE・TIGERという

やたら勇ましい名前の中国デザイナーブランド

昔はセーターのブランドだったような気がするけど

中国セレブが好きそうなシノワズリなイメージのドレスで

ありがちだけどこのビジュアル、好き

 

こっちも中国人デザイナーブランドMarisrfolg

中国の元祖カリスマ・モデルな

ショーも何度か見てるけど、まぁ、ランウェイ歩くモデルより

最後に出てくるデザイナー本人が一番かっちょいいという(笑)

  

左の写真の手前のコーデ、すごく好き

メンズっぽい雰囲気の服(ってかメンズの服)好きです

秋冬物、もう、出てるのねって思ったら・・・

SSコレクション・・・

この感じ、日本だったらAWの始まりな気もするけど...

 

 

 

なんてな感じで、一通りオサレなはずのモールをうろついた後

 外に出ると・・・・

 

あぁ、そこはやっぱり〝洗練”より”混沌”の言葉の似合う

王府井

1年365日にぎわう屋台ストリートが

東方新天地から5分もしない場所に延々と続いております

あ~もうね。あんまり近づいて写真撮ると、ギョッとするような

食材もたっぷりならんでるので、これくらいの距離からで・・・

 

さすがの私もこの季節のここで何かを立ち喰おうとは思えない

 

 

 

ホテルの向かいにあった割と人のたくさん入っている

北京名物ジャージャー麺のお店へ・・・

ほら!

美味しそうでしょ?ね

 

でもね、

不味かったわ、とっても・・・

 

そして、翌日の昼食はけんけんがくがくしながら

中国式ぶっかけご飯弁当を

あら!

意外と美味しそうでしょ?

 

でもね、

やっぱり不味いのよ。ほんと・・・

 

なんかね、お腹は膨れるけど不味くて

食事をした、という気分にならないのよ

 

 

 

2食続けて(朝ごはんは殆ど食べらんないんで)

不味いご飯を食べるとさすがにモチベーション下がるわ・・・

 

 

 

そ~ゆ~ことで、中国出張中のひとりごはんは

日本じゃまったく食べないファーストフードが多くなるんだな・・・

 

 

 

おまけ・・・

オサレ・ピーポーを殆ど見かけなかった王府井で

唯一「お!」と思った子

分かりずらいけど、シャツもパンツもスニーカーも

結構こったデザインで、リュックも可愛かった

これ、このまま、表参道あたりにもっててもOKな感じでした

 

 

 

 


終わりよければ・・・でも、まだ続くの

2012年05月20日 | 中国

昨日からのスッタモンダ・キッタハッタの末

とりあえず今回については落ち着くとこに落ちついた

最終日のお昼前

 

上海チームは、午後に戻らなきゃならないので

全員で打ち上げ(って本番まではまだまだ先があるのに・・・)ランチ

 

連れて行ってもらったのはここ

“そして、魚”って名前のレストラン

中はこんな感じの東北料理のお店

 哈爾濱ハルピン出身が迎えてくれた

オンドルやこんな↓作りつけのお鍋がある冬は絶対暖かいよねというお店

 

いまどき、こんな手作りの食器、骨董品でしか買えないよ↑と

中国人に言わせてしまう、なんか懐かしい雰囲気満載・・・

と和んでいたら・・・

 

 

はいりま~~~~す!!

 

はい、どんっ

これで、フタをしめてしばし・・・

 

と、その間に

ピーナッツ!懐かしい~。塩からめていためてるの

お茄子の涼菜(冷菜)

じゃがいもの千切りサラダ!

にんにくと香菜たぁ~~~っぷり

そして、白菜のサラダ!これ、本当に激的な美味しさ

たぶん、ごま油と塩コショウ、それに香菜くらいなんだけど

白菜そのものがおいしいのかなぁ。

これ、ぜんぶ、まさに東北の田舎料理

上海じゃあ、なかなかお目にかかれない

 

そんなこんなことをしている間に出来上がりました

ここに、野菜、おとうふ、ゆで卵などなどをゴンゴンぶち込みます

そして、白身のお魚。。。美味しい。

なんだろう、きっと、川魚。でも、臭みが全然消えて美味しい

美味しい美味しいって喜んでたら

え~~~~~~~~

昼間でしょう・・・って思ったけど

とりあえず、今回の打合せ終わって乾杯しようぜって雰囲気で

ここで私が「いや、やっぱり飲めません」とは言えない

結局、車運転する2人のぞいた5人で昼真っから飲みきったよ

白酒・・・

 

そして、名物お鍋の〆は・・・

「オウトウ」(まぁ、これ、昔は貧しい人たちの主食だった)

 トウモロコシの粉をお団子にしたもので

普通は蒸して食べるんだけど、今回はうすっべたくしたものを

お鍋のふちに貼り付けて

フタをしてまつことしばし・・・

お鍋の蒸気で蒸されて、ちょっぴり汁気をすって美味しくなりました

 

引き続いて手打ち麺...

 

しかし

 

このころには、白酒まわってほとんど何を食べたか、どんなお味か覚えてない・・・

 

 

 

 

そんなこんなな5月の北京でしたが

 

秋に向かってまだまだケンケンガクガクは続く模様です。。。

 

 

 

 

 


ネゴシエーションのハザマ

2012年05月20日 | 中国

打ち合わせ1日目。

お互い懸案になっていた件をとりあえずバカッと広げ

ケンケンガクガクのうえ、何とか落ち着くところに落ち着いた瞬間

今日は外にご飯食べに行きましょう

 

すでにお客サマではなくなっている私たち

通常の打合せ時には事務所で中国式ぶっ掛けネコまんま的お弁当

が当たり前になっておりましたので、なんともうれしいお誘い

 

初夏の北京の郊外

この日、打ち合わせ場所になっている798では

あっちこっちで結婚写真の撮影中

北京出張ではまいっかい798の中で打ち合わせしてるのに

お散歩すらもしていないわたしたち

レストランへの移動中もセミ・プロ級のカメラ小僧(中国人)スタッフと私は狂喜乱舞

写真とりまくりのはしゃぎまくり

 

ここにひとりでも日本の方がいらっしゃればおとなしくしてるワタシも

たとえそれが社外の人でも中国の人たちだけだと思うと

かぶっている猫の被り物を脱げるのですっごく気持ちが楽です

 

 

巨大なウサギの大きさは人間の大きさと比較してみてくださいまし  

 

そんなこんなことをしながらたどり着いたのは

御大将の似顔絵が出迎える四川料理

中はいかにも798らしく

かつての国営工場の面影を思い出させるつくり

当時のグレーなイメージは薄れ

マカロン・カラーなアイコンに

後姿の刈上げなところがピンクになるとかなりテクノだわ

 

 外見重視的な見掛けとはウラハラに

ここんちのお食事、かなり本格的に美味しかったです

 

さっぱりめ涼菜(前菜)から始まり

 

よ~くみると青唐辛子入っちゃってません?な

こちらもさっぱりめお茄子料理

 

見るからにカッラそうというメインディッシュと

 

日本人が思う中華料理なザ・麻婆豆腐もちゃんと

四川のオリジナルな麻辣(しびれるように辛いぜ)だし

 

 

お箸休めのさっぱり青菜やタマゴとトマトのスープに癒され

 

でもでも

この日食べた中でもっとも見た目とギャップ特大だったのが

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

こんなさっぱりに見えるインゲンの炒め物

 これ

見た目にだまされパクっといったら目から涙

マッカッカなスープに埋もれたお魚やらお肉やらより

別次元で辛かった・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

楽しく盛り上がった食事の後は

再び喧々諤々のスタートなのであります

 

 

 

 

 

どこどなくノスタルジックな798でのすったもんだは11月まで続きます...

 


北京たそがれ街歩き (出張4回目)

2012年05月19日 | 中国

5月の出張は、月曜朝一うち合わせのため

日曜日午後のフライトでした。

空港着いて、ホテルチェックインして、ちょっとメールチェックしてたら

あっという間に夕方

ちょっと郊外のホテルから中心に移動中に見えた夕日

映画『太陽の少年』のビジュアルイメージみたい

なんか、北京の太陽って東京よりもでっかく感じる

 

向かった先は、鼓楼东大街

お目当てはここ↓

MAOlivehouse BEIJING

この日は、サマソニ出場をかけたバンドのコンテストが開催されていたのであります

こちらについては、別途紹介させていただくとして・・・

 

 イベントスタートまでに時間があったので

たぶん、3,4年ぶりに南鑼鼓巷をそぞろ歩きしてみました

初夏の北京は気持ちいい

グレーの石造りの古い街並みに新緑

 

アクセントにチャイナ・レッド

 

こんなのもではじめた頃はドキモを抜かれましたが(爆)

今では観光客土産的なかんじ

 

 

ノスタルジック的なものも相変わらず・・・

 

 

そして・・・

北京で何が一番食べたい?

って北京ダックより、これです

 

煎餅!しょっぱ辛いクレープといったところ

こんなのさ、

私が留学してたころなんて3元(45円くらい)で食べられたのに、

なんだか観光地化しちゃってるこの通りでは驚きの

10.5元

お店の人に2度聞きしちゃったよ。

並んでた中国人の若者たちは、わりと普通にしてたのにも

驚いたよ。。。

300円で食べられるたこ焼きが

スカイツリーのふもとで食べたら1050円みたいな感じ?

 

 

正直、すっかり観光地化してしまってて

最初に訪れた時のアンダーグランドな感じが

すっかりなくなっちゃってたな

 

たぶん、もう、行かない…

 

と思いながら歩くカップルと道端の物売り観察…

 

って…

プラスチックの果物、こんなとこでこんな風にして

誰が買っていくのかしら?

 

久しぶりに見たわ、このやる気を全く感じさせな品揃え 

 

そんなことをひとり思いながら時間をつぶし、

MAOlivehouseに足を戻しました。

 

 

 

すっかり夜も更けてライブを堪能した後は

こんな不思議なDora shopを横目に見つつ・・・

 こんな赤提灯の下を抜けつつ

久しぶりにお会いする以前日本でお世話になった先輩と

北京涮羊肉!!!!!!!!

やっぱりこのタイプより↑↑↑こっちのタイプのお鍋がすき

羊肉、凍ってなくてちゃんと生のをその場で切ってくれる

どローカルなお店で深夜に羊なべ!!!

 

これぞ、OneNightBeijing

 

 

明日からお仕事がんばるぞっと思うのでありました

 

 


4月の中国出張feat.インドネシアエリート女子(3回目)

2012年04月26日 | 中国

今年に入って3度目の中国出張

4月は4日間で北京・上海。

 

今回は、間違って航空券を経由便でとっちゃったのよ

行きは、成田→北京(私ここで降りる)→成都

帰りは、シンセン→上海(私ここで乗る)→成田

 

で。

成田で飛行機に乗った瞬間、そこは、中国の田舎・・・。

最近は北京・上海便はわりとスマートな方々が多い。

でも、今回は、完全に国内線のノリ。

四川省からの団体旅行客らしき方々が

席順無視して好きなところに好きなように座る。

本来、そこの席に座るべき人がやってくるたび

「あんれ、まぁ?あたしの席はどこよ?チケットどっかにいっちゃったわよ」

ということが繰り返される(爆)

私の座席は、そんなツアー客のど真ん中

離陸しても大声でのおしゃべりが止まらず

飛行機の中は睡眠時間と決めている私にはかなりキツイ・・・。

 

もう、途中からあきらめて話しかけちゃったわよ。

分かったこと・・・

彼らは成都からのツアーで、大阪、名古屋、富士山見て東京6日間の旅

見た目は田舎の人だけど、ほぼ、全員Iphone

かなりの確立でIpad  う~~~~ん、金持ちだ。

 

そして、帰りの便では、シンセンから飛行機が飛んでこず

2時間近くのディレイ

 

でもね、一番きつかったのは北京→上海の飛行機よ

なんと、機内で5時間待機(爆)

でも、機体は国際線より大きかったし

乗ってらっしゃるのはビジネスマン風の方々で

理由が悪天候だと分かってからは

みんな驚くほど静かに過ごしていました

 

あとね。上海では市内だけでことがすむはずだったのに、

南通まで日帰りしなきゃいけなかったの・・・・

 

体力的にもオシゴトの内容的にも、久々にキッツかったわ・・・。

 

今回、唯一のお楽しみだったのは初日の夜に

北京留学時代の同級生との再会

2003年の卒業以来だから、げっ、9年ぶりじゃん!

インドネシアからの留学生エミルとは

韓国人ばっかりだったクラスで、唯一同じ国費留学組みで

一緒に旅行も行ったりして、一番の仲良しでした。

卒業後、インドネシアに帰国した彼女は

外務省に就職、一時はオランダに留学するという超エリート

3ヶ月前から、経済関係の専門で北京のインドネシア大使館で

シゴトをはじめたそうです。

(現在、中国人によるインドネシアの投資が相当増えてるそうです)

 

そんな、エミルとのお夕食は各国大使館の立ち並ぶ三里屯

(三里屯Villageから少し北のとっても閑静な場所でした)

雲南料理ね

なっつかしい越橋米线

あ。でも、イスラム教徒のエミルは、豚がダメ・・・

留学時代は

「イスラムでもインドネシアではいろんな程度の信者がいて

私の場合は、同じお鍋に豚肉入ってても、自分が食べなければいいの。

お祈りも、出来るときでいいの~」なんて言ってたけど、

この日は

「豚肉、入れないで~」と叫んでました(笑)

国を越えてのガールズ・トークもありーの

いろいろ話は尽きないのですが

やっぱりもりあがったのは、今の中国のこと

 

たとえば、一番最初に出てくるはずの↓サラダ

ほとんど他のものが食べ終わるころにやっと出てきたからね・・・

 

 

ハードはそろったけど、ソフトがこれからよね

というのが、ふたりの結論。

9年ぶりに北京に来た彼女がこれから遭遇する

この国ならではのいろいろなこと。

留学時代のおき楽な外国人としての立場から

この国でシゴトをするということの楽しみや苦しみを

これからたくさん経験していくのだと思う。

頑張ってほしいな。