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上海みとみと漫遊記 帰国編vol.2

青島、北京、上海の10年の中国生活が終了。環境適応障害に悩みつつの東京ライフ。趣味は中国インディーズバンドの追っかけ

祖母の思い出

2013年07月11日 | 中国

ちょっと前に実家に帰ったときのこと

母がもそもそと押入れの中から古い紙包みを取り出して

「これ、中身見ておいて。北京のおばあちゃんが亡くなったときにもって帰ってきたの」

 

私の祖父母は長年中国で生活をし、晩年は他界するまで北京に住んでいました

 

古い包みをそっと開けると・・・・

 
















半紙より少し大きめの紙に糊付けされた見事な刺繍

 

たぶん、清朝とかのこんな感じの貴族とかの着ていた洋服の

刺繍の部分だけ切り取ったもの

 

裏にはそれぞれ、4元(約50円くらい)とか2.5元とか書いてあって

たぶん、当時、祖母がこれを買ったときの値段だと思うのですが、

今だったら、もっと高価な値が付けられてると思う

それより、これだけ保存状態の良いもの自体が見つからないと思うなぁ。

いつの時代のものか分かったら面白いだろうなぁ。

 

 

明治生まれの祖母は、育ちの良かった人で、苦労の多い海外での生活だったと思うのですが、

どこか品のある人でした。

長年暮らしていた北京の小さな家には豪奢ではないけれど、

趣味の良い水墨画や陶器が飾られていて、私が少し大人になって遊びに行ったときには

お抹茶をたててくれたことを、今でも覚えています。

 

たくさんはないけれど、祖父母が少しずつ集めて残してくれたものたち

大切に引き継いでいきたいと思います


2013年、初北京

2013年02月14日 | 中国

今年の初・北京は・・・

 

もう、ニュースでもさんざん言われてるので敢えていろいろ言いませんが・・・

上の写真2枚とも昼間の写真

 

確かにいつもより街中に人の姿は少なかったけど、それは寒さのせいのような気がするし

驚いたことに歩いてる人でマスクつけてる人ってたぶん5人に1人いるかいないか・・・

打合せで合った現地の人たちも知的レベルは、平均以上の人たちばっかりだったけど

誰一人マスクつけてなかったし、なんか、遠い場所の話のような話題の仕方だったなぁ。

去年の反日から国内暴動的な動きになったときのほうが、真剣にいろいろ議論してた感じ。

なんなんだろうなぁ、あの感じ。すっごい違和感あったなぁ。

 

 

仕事は仕事でしなきゃならないので・・・

 

と、言っても今回は年末のご挨拶というか新年のご挨拶的なことで

打合せはなぜかこんなゴージャスな場所で

お互い去年はありがとう

今年もよろしく、いろいろあるけど、目的は一緒よね、的な会議を

数時間続けた後・・・

引続き

はい、どぉぉん!!!

今回は新疆の白酒でしたwww

向こうはこれを私たちに飲ますことが目的だし

私たちもこれを飲むこと覚悟の大宴会・・・

 

 

私は5杯くらい飲んだところで、カウントするのをあきらめました・・・

 

乾杯!乾杯!だったけど、出されたお食事

北京にしてはかなりお上品なお味付けで美味しかった…

北京ダックもじつはピンきりで、今回のは包む皮が

かなり良い塩梅でした

 

 

そして「これは喉にいいのよ」と出されたのは・・・

梨と琵琶の葉のスープ

う~ん、この状況ではさすがに漢方も太刀打ちできないっしょ・・・と思いながら

でも、お味はとっても良かったです

 

でね・・・

そんな風に数時間すごして、日が暮れちゃったりするとね

忘れちゃうんですよ、マスクするの。

だって、自分の体調が悪いわけじゃないし・・・

白酒飲まされてほろ酔い(仕事中は絶対泥酔できません・・・)だし・・・

スタッフ一同フワフワしながらホテルに向かう途中の光景は

極寒北京ならではのセントラルヒーティングなのでマンホールから立ち上がる湯気が

NY帰りの中国スタッフは「アメリカと一緒や」とちょっと喜び

その傍らで「こんなの初めて見た~」と写メしまくる同じく中国スタッフ

南の人たちには、珍しい光景なのよね、これ・・・

春節の飾りつけも、上海よりトラディショナルな感じ

 

 

今回は、2日目の午後便で帰国したのですが

たしかに若干のどの奥がピリっとするような、喉の痛くなり始めのような

そんな感じになりました

正直、去年の9月のころなんかよりよっぽど生命の危機(おーげさだけど)を感じました

今年も、また、頻繁に北京を中心に中国に行くので、本気で問題解決に向けて努力してほしいです

北京人が雪が降った東京で「積もった雪が白い・・・」と言っていたことを思い出しながら

つくづくとしみじみと思いました


お正月と春節のハザマ・・・

2013年02月14日 | 中国

1月末に2013年初出張に行ってきました

春節(旧暦のお正月ね)前だったので、極寒覚悟で準備して上海入りしたのですが

笑っちゃうくらいにポカポカ陽気の上海

西暦と旧暦の新年のハザマのこの時期

中国のデコレーションはかなり混沌としております

 

たとえば、泊まったホテルのロビー

 

サンタも爆竹も混在・・・(ちなみに手前の黄金の船が積み重なったみたいなやつは昔のお金・・・)

この国では、サンタは12月半ばから2月半ばくらいまで、ずっと働き続けるという。

事務所のあるオフィスビルのロビーも春節気分

街の広告も、春節仕様。この国産の醤油だか調味料だかの広告のビジュアル、可愛かった

農民画風ね。

 

日本の場合、クリスマスはキラキラして、お正月はしめやかに・・・となりますが

こっちの場合は、クリスマスはなんとなく盛り上がって、年末はさらっと過ぎて、春節にむけ

いろいろなことがヒートアップしてくるという感じなわけで

2013年の旧暦の元旦(2月10日)から10日前のこの時期は、日本でいう12月20日くらいなわけで

上海の店頭も雰囲気もそんな感じ

上海随一の超高級ショッピングモールPLAZA66前はこんなでした

MOETの巨大広告モニュメント、近づいたらシャンパングラスでした

お隣の高級ショッピングモールはクラシックに巨大獅子舞

で、この中信泰富というビルに入ってる香港系セレクトショップI.T

 すっかりアベイシング・エイプになっとりました・・・

しかもどど~んと、ARMANIのお隣です

中華圏の方々ほんとうに好きよね、このブランド。

 

日本つながりということで・・・伊勢丹の前はこんな

その伊勢丹の斜め前、ユニクロのすぐ向かいに巨大なセフォラがオープン準備中でした

セフォラって日本では失敗してすぐ撤退しちゃったけど、中国ではグングン店舗増やしてる。

化粧品売場が売りの伊勢丹さん、がんばってください…

 

その向かいにはAGATHAのお店

知ってる人いるのかしら?このブランド・・・。

 

前述のI.Tのオリジナルブランドizzueの店舗がどどんっ!と

ここの場所、ものすごく場所はいいのに入れ替わりがムチャクチャ激しい

たぶん、日本人の想像を超えるような賃料なんだと思います

 

 

そしてそして・・・

この時期のPLAZA66メイン入口前の広場の飾りつけ、楽しみなんですけど

今年は

 

 

 

 

 

 

 

じゃん!

でか過ぎてよく分かんない???

 

 

 

はい、引きで見るとこんなんです・・・ 

BVLGARIの蛇!夜はキラキラ輝いてました

 

と・・・そんなハイ・ジュエリーブランドのモニュメントのすぐ下で・・・

そして、高級ブランドのショッピング・バックをいくつも抱えたオネイサンたちが

必死に値段交渉している・・・そんな風景、キライじゃないです(笑)

 

ちなみに・・・

GUCCIのある店舗、まさかと思いましたがJOJO仕様でした

う~~~ん。分かんないだろうなぁ。

GUCCIを買うような人とJOJO知ってる人は、この国ではリンクしないだろうなぁ・・・

 

 

そして、久しぶりに会った上海人デザイナーの友人とは、これまた久しぶりの・・・

 鼎泰豊の小龍包をつつきつつのビジネス・ランチ。

ガッツリ一緒にお仕事したことはないんだけど、すごく刺激を受ける女性です。

なんか出来たらいいなぁ・・・。

 

そして、夜はいつものメンバーと・・・

某所にあるイタリアンへ…

 

ここ数年前にオープンしたらしいのですが、みんなの普段の行動範囲から

ちょっと外れたとこにあるので殆ど利用されてなかったみたい

でもね・・・

超絶美味しかったです!!!!

何を頼んでも、お勧めされたワインも全部良かった!

(薄暗くて写真がキレイに取れなくて途中から食べることに専念しました)

サービスも良かった!!!!(←これ、中国ではすっごく大事)

スタッフの一人が日本語勉強しているらしく日本語のメニューもあるのですが

ありがちな「へんな日本語」じゃないあったし、全てにおいてクオリティー高し!

 

上海イタリアンといえば私たちのなかでは、某ダ・マル○だったけど

人気ですぎて通路みたいなとこまでテーブルだしてゴチャゴチャして

落ち着かなくなっちゃってて・・・

 

興味ある方、探してみてください(笑)

ヒントは、入口の巨大泡だて器w

地下鉄の馬当路駅降りてすぐですよ


上海ナイトクルージング 2

2012年10月27日 | 中国

タクシーの中からバンドのライトアップをきゃーきゃー言いながら眺め

移動したさきは

ハイアット・オン・ザ・バンド32階!のこちら・・・

 実は2007年にオープンしたここ

もちろん存在は知っていたのですが

いつか行こう、いつか行こうと思ったまま

結局行かずじまいで帰国していたという・・・・

有名なジャグジー!

さすがにシーズン・オフで水着の美男美女はおらずw

 

そして、あろうことか

移動中に外灘(バンド)も上海TV塔も、ライトアップは終わってしまった!

というまさかの展開

 

それでも・・・

浦東側は近未来・・・・

外灘側は古き良き20世紀の歴史をとどめつつ・・・

外灘と浦東の景色を一望できる場所って実は本当に少ない

あたりまえだけど外灘側からは浦東しか見れないし

浦東側からは外灘しか見れないしね・・・

こんな絶景を見ながら美酒をいただきましたが

やっぱり、ライトアップ見たかったなぁ

 

でも、まぁ、楽しみは次回に延期ということで・・・

 

 

再び地上に降り立ち、19世紀の世界にタイムトリップしつつ

 

2011年4月にオープンしたヒルトングループの最高級ホテル

ウォルドルフ・アストリア・オン・ザ・バンドへ! 

1911年!!!って100年前じゃん!イギリスによる建造物が

クラッシックな趣をたっぷりと残したままウルトラ・ラグジュアリー・ホテルに

生れ変ってました

すっげぇ~~~~!

だれかここでWeddingとかしてくれないかなぁ あくまでも他力本願

さすがに宿泊っ!というわけにはいかず

ジャズの生演奏が流れるクラシックなバーで

もくもくとシガーの煙をくゆらす欧米老紳士や

なんだかダンスを踊りだす中国ニューリッチをわき目に

「うっしゃぁ~いろいろ大変だけど中国でがんばるぞぃ!」

と気勢を上げる我々でありました・・・

 

 

おまけ・・・

大理石のトイレ

アタシノイエヨリヒロイゼ

 

 

 


上海ナイトクルージング その1

2012年10月22日 | 中国

すみません・・・

気が付いたら、ものすごいタイムラグなんですけど、まぁ、いいや。

 

ちょっと長めの今回の出張、北京から久々の元ホームタウン上海へ

仕事の都合で、これまたものすご~く久しぶりに週末を過ごせることに!

 

久しぶりついでに訪れたのは新天地

ここは、上海で暮らしていたときも日本からのお客さんアテンドでしか来なかったなぁ

相変わらず、お金のニオイがぷんぷんしていましたが、上海ならではという場所でもあるので

キライじゃありませんわ

 

で、友人と合流後、目的地に向かったのですが

なんと、まさかのお店閉店。ぐわん。

仕方ないから、飛び込みで雰囲気よさそうなスペイン料理のお店へ。

1階のテラス席に案内されました

お味の方は、まぁまぁ。

写真の下のほうにあるお肉料理(名前忘れた、有名なスペイン料理らしい)はかなりお気に入り。

 

ちなみにここのレストラン2階がスペイン料理で1階は中華。

室内は禁煙らしく、テラスの空いてる席にこの1階で中華を召されている

中国人のお金持ち(なんというかナリキン感まんさいの地方の方々)が

タバコを吸いながらお座りになるのですが、なんかもう、

世界中のナリキンてなんでこうステレオタイプなのかしら?と笑っちゃうくらい・・・

酔っ払いの会話は大声(方言まるだし)、頭は角刈り、洋服は怖い系の黒スーツ…www

隣で食事をしてる人のことには全く無関心でウロウロしながら煙をモクモクと吐きまくる…

 

 

そんな感じでしたので、とりあえず、お食事をいただいた後は

この晩の最大の目的地に移動!

 

 

移動中のタクシーの中から、こちらも本当に久しぶりの

外灘のライトアップをながめ

 やっぱ、上海サイコ~~~

とテンションあがりまくる面々・・・

 

 

 

ところが、そんなハイテンションの私たちを襲う悲劇が・・・