遠来の人を野島に案内した。
このこぢんまりした島へは何年も、何度も来ている。
だけど方向音痴の私は、やっぱり「案内」ができない。
遠来で、ここへ来るのも初めてという人に、
プリントした地図を渡し、後をついていくだけという「案内」に。
その人は地図をちらっと見ただけだったが、
あっという間に野島海岸へ到着。
横浜に残るたったひとつの自然海岸、
小さなこの砂浜には、台風のゴミが凄まじく打ち上げられていた。
数日前、「海をつくる会」の人達が清掃したはずなのに。
ゴミの上に乗っている少年。
釣り道具を捜しているのだとか。


歩いて、喋って、食事して。
また遠いところへ、その人は帰っていった。
今年の秋も短くなりそうだが、
過ぎた時間の余韻はとても長い。
プランターに一輪だけ咲いた花。
ローズベリー。

いただきもののスズメカラスウリ。
赤い実はひとつだけだった。
いまは、よっつに。
最後は全部、赤くなるのかな。

アゲハの幼虫が丸坊主にした山椒。
いまはまた青々と葉をつけている。

このこぢんまりした島へは何年も、何度も来ている。
だけど方向音痴の私は、やっぱり「案内」ができない。
遠来で、ここへ来るのも初めてという人に、
プリントした地図を渡し、後をついていくだけという「案内」に。
その人は地図をちらっと見ただけだったが、
あっという間に野島海岸へ到着。
横浜に残るたったひとつの自然海岸、
小さなこの砂浜には、台風のゴミが凄まじく打ち上げられていた。
数日前、「海をつくる会」の人達が清掃したはずなのに。
ゴミの上に乗っている少年。
釣り道具を捜しているのだとか。


歩いて、喋って、食事して。
また遠いところへ、その人は帰っていった。
今年の秋も短くなりそうだが、
過ぎた時間の余韻はとても長い。
プランターに一輪だけ咲いた花。
ローズベリー。

いただきもののスズメカラスウリ。
赤い実はひとつだけだった。
いまは、よっつに。
最後は全部、赤くなるのかな。

アゲハの幼虫が丸坊主にした山椒。
いまはまた青々と葉をつけている。
