冬桃ブログ

帰ってきたノア

 9日に入院して、その日の内に膀胱結石の手術をして、
翌日にでも帰宅できるかと思ったが、そうはいかなかった。
 術後の養生ということで5日間入院。
 狭いケージに入ってると思うと、不憫でならなかった。
 本日、ようやく帰宅。

 薄いベージュで楕円形、ほんの2ミリほどの平たい石。
 猫砂の粒がときおりピンクに染まっていたのはこのせいだ。
 おなかの手術痕が生々しい。



 帰宅してからは、病院で出して貰ったウエットの治療食もよく食べた。
 いまはお気に入りの場所(パソコンの裏)で眠っている。
 来週前半、また病院に連れて行って抜糸してもらう。

 先日、廃墟見学のあと、誘ってくださった建築家と食事をした。
 彼の家では6匹も猫を飼っているそうだ。
 どれも、可哀想だからと家族が拾ってきた野良猫だという。

 「そのうちの一匹が糖尿病でしてね。朝晩、インシュリンを打たないと
いけないんです」
 「たいへんですねえ」
 「ええ、おそろしくお金がかかるし、旅行にも行けないんですけどね、
一緒に暮らしてたら人間と同じですよ。病気になったら、できる限りの
ことをしないわけにはいきません。そういう心情になるんです」

 その気持ち、とてもよくわかる。
 私なんてことに、この子達だけが家族なんだもの。

 本日、ネットで猫の医療保険を検索し、資料請求した。
 以前、犬を飼っていたが、一度だけ点滴が必要な病気にかかっただけで、
16年間、丈夫に生きてくれた。死因は老衰。
 だから猫を飼い始めた時、友人に保険を勧められても入らなかった。
 まあ、大丈夫だろうとタカをくくっていたのだ。
 
 しかし今回のことで、猫の医療費がどれほど多額か、身にしみて知った。
 この秋は、服一着買えないかも……。
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