フータとノアはようやく、こんな近くで憩うようになった。 しかし、しばらくするとノアがのそりと起き、気持ちよく寝ているフータをつついて ベッドから追い出す。 「おい、どけ! おれがそっちで寝る」 フータはそれに逆らうことができない。 かくして二匹はベッドを入れ替わる。 なんでわざわざ、こういうことをするのか。 ノアという猫はいまだによくわからない。