スコティッシュ・フォールドのひとりごと

スコティッシュ・フォールドの「ひー(オス・18歳)」とその妹「こっちゃん・10歳」、その飼い主「でれすけ」のブログ

松戸市立博物館~公団常盤平団地のベランダ~

2008年03月06日 | 「博物館・科学館・動物園」
【前回までのあらすじ】
公団団地大好きなでれすけは、「公団・常盤平団地」が再現展示されている千葉県・松戸市立博物館へ行ってきました。
これまで公団団地の玄関・風呂場・ダイニングキッチン・6畳間・4畳半間について書いてきました。
今回は、公団団地の「ベランダ」についてです。



昭和30年代築の公団団地のベランダには「洗濯機置き場」と「物置」が作られていました。
今でこそ当たり前の「洗濯機置き場」ですが、一般家庭では、未だ「洗濯板」と「たらい」が一般的であった中、昭和30年代築の公団団地では「洗濯機置き場」が標準設計になっていたのです。
早々と「洗濯機置き場」を設置していた公団の「先見の明」には驚くものがあります。

また、住宅1戸あたりの床面積はたったの13坪、住宅1戸あたりの建設費はおよそ70万円という、限られた中で「収納」を作らなければなりません。
博物館に再現展示されている「公団常盤平団地」は、「日本住宅公団1958型設計」(いわゆる【公団住宅58-4N-2DK-T型設計】)という設計で、4畳半の部屋に「収納(押入れ)」があります。
しかし、通常、それだけでは、収納は足りません。

当時の公団の設計者達は、それらの問題を解決するため、「ベランダ」に「収納」を作りました。




ベランダの物置は、「木製扉」でした。
でれすけが住んでいた公団団地は、昭和32年築、でれすけが住んでいた頃は築20年を越えており、「ベランダの物置の扉」が、やや朽ちていた印象がありました。
しかし、博物館の木製扉はピッカピカです!!






博物館に展示してある洗濯機です。
東芝製、VH-810型です。

昭和30年代半は、未だ「二槽式」の洗濯機ではなく、写真手前のハンドルを回して脱水するタイプのものでした。

公団住宅の設計は、【洗濯機の普及】にも貢献していたのです。


次回は、その他モロモロ、書きそびれた内容を書く予定です。
それでは、また。


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2 コメント

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たしかに (凛太郎)
2008-03-12 10:06:57
確かに昔の団地やアパートはベランダに置いていました。(今でも時々見かけますが)
電化製品を雨の当たる場所に置くのは、少々問題だと思いますが、昔の洗濯機は作りが単純だったので、少々の雨位では、壊れなかったの知れませんね。

先日、でれすけさんにその価値を教えてもらった烏山第一住宅の写真を撮っていると、幼馴染のお母さんを見掛けたので、挨拶をし少し話もしました。
その時は「家の中を見せてください」とは言えませんでしたが、今度、機会を見つけて、お願いしてみようと思っています。
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洗濯機置き場の位置 (でれすけ)
2008-03-13 19:45:34
☆ 凛太郎さま ☆

現代の子供達が、公団団地の洗濯機置き場の場所を見たら、絶対に「何で外にあるの?」と疑問に思うかもしれません(笑)
当時、でれすけの家には、「洗濯機カバー」なるものがあり、洗濯機を使用しないときにはそのカバーをかけて保存していました。
松戸市立博物館の洗濯機は、現在の全自動の一槽式とサイズが変わりませんが、でれすけ一家のいた昭和40~50年代には「二槽式」が一般的であったため、ベランダのかなりのスペースを洗濯機に占領されていました。

烏山第一住宅も、昭和32~33年築で、そろそろ再開発の影が忍び寄っているようです。
是非とも、烏山第一住宅の情報をブログに載せてください
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