さて、今回の団地シリーズも、前回に引き続き
都営高砂アパートです。
この
都営高砂アパートも、
建替えの真っ最中です。
現在、
4~6階建ての
団地が、将来的には
12階建てになるそうです…。
先日、ニュースで
都心の団地の高齢化率が上がり、限界集落化しているという特集がやっていました(12月18日の「イブニング・ファイブ」)。
限界集落というのは、
高齢化が進み、
コミュニティが崩壊した地域のことです。
ここ近年、このような地域が
都会で増えているのです。
東京都新宿区にある
都営百人町アパート(通称:
戸山団地、建替え前の名称は
都営戸山住宅)は、住民の
50%以上が65歳以上の高齢者が占めています。
昼までも人気は無く、ひっそりとしています。
戸山団地で暮らす高齢者の
61%が独居女性なのだそうです。
この
戸山団地は、他の都営団地に先駆けて
建て替えが実施されたことにより、
他の建替え対象の都営団地の入居者が次々と
戸山団地に流れ込み、以前から居住していた高齢者に加え、
新たな高齢者の入居者が増加したことから、
高齢者のコミュニティとなったのです。
現在、建て替えが進められている
都営高砂アパートも、大変
高齢化率の高い団地です(…というか、
所得制限のある
都営には、
働き盛りのホワイトカラーは絶対に入居できませんから、仕方ないのかもしれませんが…。)
この団地も
限界集落となってしまう可能性は否定できません。
建て替えを機に、強固なコミュニティの形成が可能な都市整備をしてもらいたいものです。
このままでは、
孤独死がおこるのは目に見えています。
団地好きの端くれとして、切に願っています
さてさて、脱線してしまいましたが…
話を元に戻しましょう。
団地の建て替えが目前に迫り、住人の
退去が進んでいます。
この自転車置き場には、
自転車が1台もありません。
この棟の退去は、既に終了しています。
団地の抜け殻です。
空いてるスペースを埋めるために、無理矢理建てられた感が否めない
ボックス型のポイントハウスも退去が終わりました。
ダストシュートは撤去されずに
45年近く残っていました。
ダストシュートの扉は
サビだらけで歴史を感じます。
ポストは団地が建てられた当時の物では無いようです。
階段室と片廊下を遮る
扉はなんと
木製です!!
団地って、必ず数人は、こういった
掃除などに参加しない人間がいるんです
でれすけが住んでいた公団団地にも、そういう人がいました
う~ん、
コミュニティって難しい
都営って、
パイプだらけなイメージがありますが、この写真を見て、新たにそう思いました
配電盤は、公団の丸窓が一番カッコいいと思います。
この階段を高齢者が上るのはキツイと思います。
5階に住んでいたりしたら…引き篭もりになるのは確実です
以上、都営高砂アパートでした。
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