スコティッシュ・フォールドのひとりごと

スコティッシュ・フォールドの「ひー(オス・19歳)」とその妹「こっちゃん・10歳」、その飼い主「でれすけ」のブログ

「ひー」は元気になりました!!

2013年07月10日 | 『ひー』と『こはく』のこと

ご無沙汰しております。

 

先月中旬から、仕事も、プライベートも非常に忙しくなり、みなさまのブログに訪問したり、自分のブログをアップしたりする暇も無く、ただただ毎日やるべきことに忙殺されていた1か月でした。

ブログを見に来てくださった皆様、コメントを下さった皆様、本当にありがとうございました。

 

この1か月…本当にいろいろなことがありました。

 

まず、第一に、実母の胃がんの発覚

緊急入院と手術、そのケア、主治医からのIC(インフォームド・コンセント)、セカンドオピニオンに奔走した毎日を送っていました。

6月21日…私の祖母の命日(私の母の実母の命日)に、突然、母が大量吐血と下血で救急搬送…

受け入れ病院がなかなか決まらず、はじめは【受け入れ拒否】をした、地元では非常に評判の悪いJ医大病院へ搬送になりました。

数年前、系列病院で、経験のない医者が腹腔鏡下手術をやって、患者を殺した病院なので、系列病院周辺の住民の間では「J医大」をもじって【実験医大】なんて呼ばれている病院です。

「よりによって、自分の母親が死んだ日に胃がんが発覚するなんて…」と落込む母に対して「いやいや!婆ちゃんが【まだこっちに来るな!】って、この日に知らせてくれたんだよ!」と励ましながら、母に代わってJ医大の傲慢さ、技術力の低さ、職員のレベルの低さと戦う羽目になりました。

【J医大の医者の傲慢さとの戦い】…「今どき、こんな傲慢な医者いるんだ!」と驚くほどの医者が主治医となり、母も、我が家の家族全員が不快な思いをしました。

通常、セカンドオピニオンは「患者の権利」として広く認められているにもかかわらず、J医大の30代後半から40代前半と思しき某医師は「セカンドオピニオンを受けるのであれば退院してもらう」「俺の診断が信用できないのか」と暴言を吐き、挙句の果てには「セカンドオピニオンを受けるのであれば、自分は執刀しない。研修医に執刀させる」という文書まで持ってきたのです!!!

しかも、診療ガイドラインでは認められていない治療方針でやらせて欲しい、今までに自分はそのやり方を3件経験している…と。。。

「私、消化器外科学会の認定医ですし、指導医ももってますから~!!」とドヤ顔で話し、病状説明の際には、患者の家族を小馬鹿にしたような態度と話し方…

自分の周りに、ここまで「人間として」馬鹿な医者はいないし、今までも、ここまで「人間として」馬鹿な医者の同僚はいなかったので、ある意味【私大医学部病院の医者ってこうなんだ…】とカルチャーショックを受けました…。

私大医学部のみんながみんな「人間として」馬鹿というわけでは無いのはよ~く分かっていますが、大事な大事な母親の主治医が、こんな【馬鹿医者】に当たってしまった…ということがショックでした…。

本当は自分の病院に母を連れて行こうと思ったのですが、遠方のため、体力的にも無理だったので断念しました。母校の附属病院も考えましたが、同様の理由で諦めました。

あまりにも頭にきたので、自分と母の素性を明かし、我が家の母方の親戚の医者(上部消化管外科医、病理医、産婦人科医、麻酔医)に全員集合してもらい、更には、自分の大学の同期、先輩、教授…同窓会をフル活用して、その主治医の暴挙と傲慢さ、治療方針の不透明さを指摘したところ、コロリと態度を豹変させ、言葉遣いまで変えてきたのです!

本当にこれには呆れました…。

看護職員も、びっくりするほど能力が低く、点滴のルート内に50cm近く空気が入っているにもかかわらず「このくらい平気です!」と、そのまま血管内に空気を送り込み…

空気塞栓でも起こしたらどうするんだ!50cmって結構な空気の量だぞ!!と、怒髪衝天。。。

さらに点滴のルートが漏れているのに抜針せず点滴を落とし続け、母の右手が倍以上に腫れあがり、静脈炎になる始末!

本当に、これが大学病院か????

ここが【医学教育】【看護教育】を担っていると思っただけでぞっとする経験をしました。

…ただ、お陰様で手術は無事に成功して、退院の目処が立ちました。

 

 

そして、第二に「ひー」の入院

なんと、「ひー」は、母の入院の翌日、大量の嘔吐と発熱で、夜中に緊急入院しました。

嘔吐物は食物残渣ではなく、完全に胃液様の嘔吐…

40℃の発熱

ぐったりとしている「ひー」を抱っこしたところ、体が異常に熱いことに気付き、すぐさま緊急受診しました。

ラッキーなことに、「ひー」が大好きな主治医の先生が当直だったので、すぐに「ひー」は先生に身を預け、すみやかに処置をしていただくことができました。

真夜中にも関わらず、主治医の先生は嫌な顔一つせず、『「ひー」ちゃん、大丈夫ですからね。入院中はご心配なら、いつでも面会に来てください。』と、ありがたい言葉までかけて頂き、安心して「ひー」をお任せすることができました。

主治医の先生は私の職を知っているので、常に電話が通じるわけではないこと分かった上で、必ず電話の通じる遅い時間帯に「今日の「ひー」ちゃんの様子についてご連絡させていただきました。」と、細やかに「ひー」の病状、治療方針、今日の様子を教えてくださいました。

主治医の先生自身も、早く帰りたいであろうに…

本当に涙が出るほどありがたい思いがしました。

治療が功を奏して「ひー」は無事に快方に向かったのですが、レントゲン、エコー、CT、採血…

どんなに検査をしても原因を特定することができませんでした。

ただ、本当に不思議なことに、私の母の手術が成功した途端、「ひー」はピタりと熱が下がり、食欲がアップし、元気になったのです!!

きっと、「ひー」が母の病気の半分を引き受けてくれたに違いありません。

 

「ひー」は今は退院し、元気にこはくと家中探検しています。

 

今回、人間と猫の入院を同時期に経験して思ったことは…

医療者は、最終的には人間性なんだな~!ということでした(笑)