都議選で改めて思ったのは、「創価学会強し…」と言うこと。開票速報で早々と当確を決めていくその手堅さに溜め息を漏らしてしまうと同時に、そら恐ろしい気にもなった。民主、共産、自民に比べて無党派層の支持が大幅に低いのにも関わらず、公明党=創価学会が、宗教団体の力だけで選挙をたたかい抜くことが出来るからである。しかも、その団体は社会的にはそれほど高い評価を受けている訳でもなく、宗教的にも高尚であるわけでもないのに選挙にだけは強いのである。
我々は、この創価学会という現象を本気になって考えなければならない時にあると言わなければなるまい。
ではなぜ創価学会が日本社会でこれほどまで強い影響力を持つことが出来るのだろうか?
答えの一つは、逆説的ではあるが、日本で宗教活動があまり活発ではない事が挙げられるだろう。キリスト教や仏教が、一般庶民の日常の精神生活に強く浸透出来ていないことが、創価学会に限らず、カルトが日本で勢力を拡大できてしまう要因であると思われる。特に、仏教がその宗教としての機能を果たし得ていないことが、この事に大きく影響しているのではないだろうか。(続く)
我々は、この創価学会という現象を本気になって考えなければならない時にあると言わなければなるまい。
ではなぜ創価学会が日本社会でこれほどまで強い影響力を持つことが出来るのだろうか?
答えの一つは、逆説的ではあるが、日本で宗教活動があまり活発ではない事が挙げられるだろう。キリスト教や仏教が、一般庶民の日常の精神生活に強く浸透出来ていないことが、創価学会に限らず、カルトが日本で勢力を拡大できてしまう要因であると思われる。特に、仏教がその宗教としての機能を果たし得ていないことが、この事に大きく影響しているのではないだろうか。(続く)