イースター（復活日）と聖週のご案内

主に在って平和のご挨拶を申し上げます。

新型コロナウィルス渦にあって、
春とはいえ厳しい本年の大斎節でございますが、
信徒・教友の皆様におかれましては、神様のみ護りの内に、
くれぐれもご自愛くださいますようお勧めします。

昔は、鉱物を断つといった節制と禁欲の形で、
洗礼の準備の季節である大斎節を守ったものでした。
しかし、現在わたしたちは大斎節に、
「わたしたちが洗礼を受けて、
キリスト者になるということがどういうことなのか」
ということを祈りのうちに自ら問いただすという
課題を与えたれているということが言われて久しくなります。
確かに、この大斎節のいくつかの主日に、教会は
「キリスト者とは主イエスを遣わされた方のみ心を行うことだ」と語ります。

しかし、このコロナ渦にあって、
私自身は、「自粛」という以前とは違う形で昔からある
節制と禁欲を守ることの意義を再発見しています。
70年代以降、教会の教義や宣教、礼拝は大きく変わりました。
しかし、いまやもう一度、大きな転換点を迎えているように思われます。

残り僅かになりました、本年の大斎節ですが、
時代の大きな転換点にあたりこれからの教会の在り方について、
共に祈りつつ、深く内省する日々を過ごしたいと存じます。

皆さまも主のみ守りのうちに、心身ともにお元気で、
恵み豊かなイースターをお迎えになれれますよう、
ご祈念申し上げます。

2021年 大斎節にあって
日本聖公会 宇都宮聖ヨハネ教会
牧師 司祭 マタイ 金山 昭夫

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4月2日（金）10：30 聖金曜日（受苦日）
4月4日（日）10：30 復活日（イースター）礼拝