芽育塾ブログ

宇治市五ヶ庄一里塚にある学習塾。小さな個人塾の今日をつづります。

頑張ったことは自分に返ってくる

2017年01月30日 10時33分11秒 | 学習
 公立高校前期選抜の英語は、29点、26点、20点(50点満点)だった。数学は、32点、23点18点(50点満点)。予想よりもいい点数が出た。今日、国語の試験をする。期待が高まる。去年のボーダーを超えていてほしい。生徒に言ったように、ぼく自身にも戒めておかなければいけないな。去年なら受かっていても決して気を抜かないように。

 数学の証明がほとんど書けていない、または全く書けていない生徒が3人中2人いる。簡単な証明だ。2つの直角三角形の合同を言うだけのシンプルなもの。中2で学んでいる範囲の問題で、レベル的には証明の基礎中の基礎と言える難度の低い問題だ。証明の書き方を忘れているのだろう。おそらく今年も証明は出題される。レベルは基礎的なものだろう。ならば、証明の基本問題をやっておくべきだ。難しい証明をしなくていい。基本の基本を押さえて証明問題を解けるようになるだけで得点できる。
「いつも言っているけど、テストをしてできたところは今まで頑張ってきた結果や。できへんかったところは今からできるようになるところや。できへんかった問題をそのままにしたら、次また、同じ問題が出てもできへんままやで。今できてないことができるようになって、初めて点が上がるんやで。テストを解いた後に考えてほしいのは、何ができへんかったかや。自分の課題が見つかるだけでもテストを解いた価値がある。それをせぇへんかったら解いた意味がない。できてないところはプレゼントやで。今からそこを頑張ったら点が上がるって教えてくれてるんや。先生から解くように言われたものだけに取り組んでたらアカンで。自分でこんな勉強がしたいって言うんや。プレゼントは今もらえた。そのプレゼントを開けるかどうかは君たち一人ひとりしだいやろな。自分で決めたらいい。」
 そんなことを伝えた。

 そのあと、数学のテストの復習をしていると1人の生徒のため息が聞こえた。「さっきの話をプレッシャーに感じたかな」と思った。勉強が嫌になってきていないといいが。

 塾での勉強が終了する時間に何人かの生徒から、「テストがほしい」とか、「家で勉強したいので、ここをコピーしてほしい」、「発音とアクセントの勉強がしたいんですが」とリクエストが出る。いつも終わるときに言ってくる。勉強中に別々のタイミングで言ってくれればいいんだが、最後の最後に一斉に言われる。
 そんな中、「数学の証明の問題がほしいです」と、先ほどため息をついていた生徒が言った。嬉しかった。

2016年公立高校前期選抜・数学

2017年01月29日 11時48分26秒 | 学習
 受験生に休みはない。今日は日曜だが、塾を特別に開けている。今日は昨年の公立高校前期選抜の数学を解いている。前期選抜の数学の問題は難しい。面食らうかもしれない。しかし、今の時点で面食らっておいてほしい。直前ではない今、経験しておいてほしい。数学で点を取りにくいのであれば英語で得点を稼ぐのか、国語で稼ぐのか、自分の作戦を立ててほしい。
 本戦を見据えての練習試合の位置づけかな。

 あと、4分で解き終わる。すぐに解説スタートだ。

英作文

2017年01月28日 12時04分20秒 | 学習
 昨年度の公立高校入試前期選抜の問題を生徒たちに解かせる。3教科の試験をして、昨年のボーダーラインと比べ、自分は今どの位置にいるのか知り、勉強のやり方を考える。まずは英語の試験をする。その復習プリントを作っている。
 view(ながめ・景色)、castle(城[発音:キャスル])などに混じって、many(多くの)、some(いくつかの)、there are ~(~がある)を復習プリントに盛り込んでいる。この時期にこのレベルの単語・熟語を盛り込むのはきつい。基礎中の基礎だ。しかし、できないのだから、プリントを作って覚えてもらうほかない。これらの単語を覚えられていない生徒自身の方が、英語をきついと感じているはずだ。

 大問1の英作文は簡単だ。試験でこんなにも易しい問題を出していいのかと疑問を感じる。それほどに簡単だ。英作文は3問あるのだが、すべて中1で習った単語と文法で書ける。全国の入試問題を見ていると思うが、京都府の公立高校入試は、他の都道府県の背中を見ながら走っているランナーのようだ。先頭集団からは離されている感がある。先頭集団がいいとかではないのだが、英作文の難易度はあまりにも差がある。段階を踏んでレベルを上げていくのだろう。今年の入試ではレベルは上がるだろうか。上がるとすればどれほどまで上げてくるか。昨年の英作文ができたからと言ってあぐらをかいていては危険だ。京都府公立高校入試の英作文は今、過渡期なのだ。

夢で逢う

2017年01月28日 10時32分15秒 | 日記
 今朝、夢を見た。

 きららの夢。

 きららは、ぼくが大学を卒業した日から家族になった。



 ぼくはきららを抱いて道を歩いている。道沿いの店をのぞきながら舗装されたまっすぐの道路を一緒に歩いている。

 道端で寝ていた中型犬にたいして、きららがほえた。中型犬がきららに飛びかかってくるので、ぼくはよける。飛びかかってくるたびに、よける。それが何度か続いた。

 きららを抱いている。きららの顔がすぐ近くにある。前を見ている。きららの横顔が見える。凛々しい。



 きららの体がぼくの腕の中にある。きららを触っている。感触がある。




 夢が終わり、ぼくは眠りから覚めた。まだ目は開いていない。夢を見たなと、目を閉じたまま思った。

「きららを抱いたのは久しぶりの気がするな。どうしてかな? いつも一緒にいるのに。」

 そう思った。

 そこで思い出した。きららはその肉体にはもういないことを。3年ほど前に天使になったことを。

 目に涙がにじんだ。夢で逢えて嬉しかったからか、目が覚めてから抱くことができないと気づき寂しかったからか。自分でもわからない。たぶん両方で、もしかすると寂しさが大きかったのかもしれない。



 こんなにもはっきりとした夢できららに逢ったのは初めてだった。きららはそこにいた。ぼくはきららをだっこしていた。腕の中にいた。きららの足の爪が伸びていて、それがぼくの手に食い込んで痛かった。ぼくは確かにきららを抱いていた。実感を伴う夢だった。
 だから、きららが夢に「出てきた」というよりも、夢で「逢った」という感じがする。とてもする。夢ではあるのだが、肉体の感触を伴った体験であった。

 きららは心臓を悪くして咳(せき)が出ることが多かった。でも、夢の中では一度も咳をしなかった。心臓も苦しそうではなかった。口も臭くなかった(笑)。興味津々の様子で前を見ていた。出かけるときのいつものきららだった。元気なきららだった。



 きらら、逢いに来てくれたんだね。ありがとう。
 目をつぶればいつでもどこでも君には逢えるけど、そばにいることを感じるだけ、わかるだけで、だっこをしたことはなかった。だから、今朝のできごとはとても嬉しかったよ。



 ずっとずっとそばにいてね。



 大好きだよ、きらら。

集団授業・個別授業、一長一短

2017年01月27日 10時27分37秒 | 学習
 中2は前回休んでいた生徒、来たがやれなかった生徒と理科の電流・電圧の演習をする。回路図を見て電流と電圧、抵抗を求める問題と、オームの法則を使って電流と電圧、抵抗を求める問題の2枚だ。オームの法則はできるようになってきた。公式に当てはめて、数学的に方程式を解くだけだからだ。しかし、電流・電圧・抵抗それぞれの基本的な法則を覚えられていない。直列回路の回路全体の抵抗は各抵抗の和に等しいとかね。覚えることが難しい様子だ。定期的に問題を解いて定着させるつもり。来週くらいには磁界に入ろうかと考えている。
 そして、理科を前回解き終えていた生徒とは数学の確率の授業をする。授業と言っても1対1での指導のため黒板は使わずに説明をしていく。先生が黒板に書くのを待つ必要がない、黒板に書かれた事柄を書き写す必要がない、自分以外の生徒が書き終わる・解き終わるのを待つ必要がない、という、1対1形式の授業ならではのメリットが功を奏し、1時間もせずに確率の単元を丸々終えてしまった。予想では今日は半分くらい進めるかというところだったが、1単元を丸ごと終えられるとは! 生徒の理解力に依る(よる)ところが大きいな。
 さらに、理科が終わった生徒と英語の比較の授業をしていく。これも1対1。more、mostを使った比較級・最上級の文法だ。難易度としてはかなり易しい部類だろう。こちらも最後までやり遂げられた。
 そしてさらに、黄檗の2年は火曜日に国語だけ中間テストが実施されるということで、試験対策で国語の問題を解いている。三大随筆の要点がテストに出るということで、三大随筆の作者、時代などをまとめたプリントを作った。これは前回渡した。もう1度確認しておくようにと伝えた。十二支に関する問題も出題されるようで、聞けば、漢字で答える問題なのだそうだ。今年の「とり」年ならば「酉」と書かなくてはいけない。それを聞いて慌ててプリントを作って渡す。漢字と共に順番も覚えないとね。
 そんなこんなで、中2はやっていることが各自ばらばら。ぼくはてんやわんやだ。


 中3の受験が近い。今までの、英語のリスニングと語形変化・英文和訳に加えて、昨日から英作文の練習も始めた。英作文のコツはたった1つ。「正しい文法で書くこと。」 これだけだ。難しいことを書く必要はない。簡単な文を書いても満点がもらえる。難しい文を書いても加点はされない。同じ得点だ。だから、I have a pen. I have an apple.程度で十分なのだ。これでも「a」を書き忘れたり、appleの前を「an」ではなく「a」にしてしまったりすることもある。文法的に間違いがない正しい文を、簡単な単語と簡単な文法を使って書くことが最も大事なのだ。
 英語の単発問題(長文が読めなくても解ける問題)はこれで得点できるようになってほしい。いや、得点できなければ合格できない。必死に取り組んでほしい。