テスト１週間前

　中２はオームの法則を学習していく。今日は前回の続きで、並列回路でオームの法則を使って電流・電圧・抵抗を求める学習だ。前回同様、一連の問題をホワイトボードでやり方を見せながら、生徒と一緒に解いていき、その後、生徒だけで解かせる。サクサク解けるのは今のところは１人だけ。あとの３人はこれから練習を積んでほしい。
　黄檗はこの範囲を習い終えているので、別メニューで数学の復習を解くように伝える。方程式の復習だ。今日は分数を含む方程式を解いてみる。両辺に同じ数をかけて分数をなくす方法は正確にできた。しかし、普通の計算の結果（答え）に「ー」（マイナス）の記号を書き忘れることが多い。それと、分数が計算式に入った四則計算に難がある。このあたりに課題が潜んでいる。

　中３はテスト１週間前になった。というよりも、なってしまったと言いたい。６人中、５人の生徒が学校の問題集を終えていない。いつもなら今日の時点ではほとんどの生徒が学校の問題集を終わらせて、学校のプリントを加工したものや塾のプリントに取り掛かっている。公立高校中期選抜まで受験を想定している生徒がもちろんいる。その生徒たちにとっては今回の定期テストで出る内申点を持って入試に臨むこととなる。１つでもいい、内申点を上げたい。
　今週の土日は塾を開く。テスト前だ。朝から勉強しないと間に合わない。日曜日には東宇治中の去年のテストをさせようかと考えている。

　ある生徒は、２時間半、英語のＢノートを書き続けて６ページしか進めなかった。取り組んだ時間に対して成果が少なすぎる。Ｂノートは提出物だからしなければならない。しかし、Ｂノートを書いて、ぶっちゃけ、何ができるようになった？　ただ先生に見てもらうためだけのノートだ。そういう見かたではなく、英単語や英文を覚える目的でＢノートを活用している生徒もいる。それならばそれでいいし、そういう生徒は「絶対覚えたる」という気持ちで取り組むので書くのも速い。その生徒たちは２時間半もあればＢノートは終わらせてしまう。
　急ぐこともなく自分に残るものが少ない勉強をしている余裕はない。今この瞬間に自分の合否がかかっているのだ。
　受験に不安がなく、危機感が少ない生徒は危うい。自分が落ちたらどうしようと思わなかったり、落ちたらどういう状況、どういう気持ちになるのか想像できないと受験を甘く見てしまう。落ちてから気づいても遅いのだ。

寒いので風邪などひかれませんようお気を付けください。

　真面目すぎる。優しすぎる。

　真面目なのはいけないこと？　いつも誰にでも優しいのはダメなことなの？　
　そんなことはない。これらはすべて人が持つ素晴らしさ。このような特性をもちすぎるということはない。



　ぼくだけがこんなこと考えたって無駄だよ。私１人が声を上げたって誰も耳を貸さないわ。自分だけの行動なんかじゃ何も変わりっこないさ。

　その考えはあなたしか考えていないことなの？　あなたが考えているなら同じ人間だから別の人も考えていてもおかしくないんじゃない？　あなたが主張したいことを既に言っている人はいないかな？　きっといるよ。あなたが人類で一人きりなんてそんなレアなことあると思う？　あなたの１人だけの行動で何も変わらないって？　誰が言ったの？　どこにそれを証明した論文があるの？　ないよね？　てことはあなた一人の行動で何かが変わる可能性はとても高いってことだね！



　ある人が言った。
「ぼくは、ぼくであることが得意なんだ。」



　あなたには他の人にないいいところがある。いくつもある。それらをその割合で持っているのは世界中であなただけ。自分を好きになってね。自分の心に耳を傾けてね。あなたのポラリスはあなたの中に輝いている。そう思うよ。