芽育塾ブログ

宇治市五ヶ庄一里塚にある学習塾。小さな個人塾の今日をつづります。

日曜開校

2019年02月24日 12時22分34秒 | 学習
 今日は日曜日。普通なら塾は休みだけれど今日は開校している。

 黄檗中の3学期期末テストに向けて中2が来ているのと、公立高校の中期選抜に向けて中3の生徒が勉強しに来ている。

 中2はこの学年の成績が確定する学年最後の定期テストだ。頑張ってほしい。
 中3の生徒で受験を控えているのは1人だけだ。この生徒、志望高校をどうするか心が揺れ動いていた。昨日はお母様も塾に来てくださってお話を聞かせていただいた。前期に受験した城南菱創高校をもう一度受けるか、莵道高校を受験するか。最終的に決めるのは自分だ。自分の未来は自分で決めたい。いずれにせよ今は勉強するしかない。今までの長いマラソンのゴールはもう目の前にある。ラストスパートをかける時だ。前だけを見て力の限り突き進んでほしい。この生徒にならそれができる。


 今年は前期選抜で合格する生徒が多く出た。すごいことだ。倍率は1.5倍から3倍強。4人の生徒が受験して3人が合格した。今までにこんなことは経験したことがない。スポーツ推薦を高校からいただき、早めに卒塾した生徒も無事に合格したと聞いた。その生徒も入れると5人中4人の合格になる。今まで塾で生徒と一緒に受験をしてきた経験から行くと、例年、半分かそれ以上の生徒が中期選抜まで受験をするのが普通だという感覚がある。今年は異例だ。そんな年もある。去年は全員が志望校に合格できた。今年もそうなってほしい。そのためにこの生徒を全力でサポートする。




 バレンタインに生徒がくれたお菓子。(↑)

 ブログにアップしようと思いながらもできていなかった。この写真にない手作りのクッキーも中2の生徒からもらった。写真を撮る前に食べてしまったからね・・・。おいしかった。うちの奥さん曰く「女子力高いね~」ということだ。そう感じるほどの出来栄えだった。

 写真のお菓子は小学生がくれたもの。小6と小5の生徒からの贈り物だ。5年生の子はお母さんと一緒に作ったのだという。
 小6の生徒は、
「先生、これあげるー」
と言って渡してくれた。
「わぁ! ありがとう!」
と、僕が言うと、
「義理やからなー!」
「本命とちゃうからなー!」
そんな大きな声で言わんでもわかってますけど…。
 おいしくいただきました。ありがとう(^^♪



 午後からも生徒たちは、自分の目標に向けて勉強しに来る。

「閉じた扉叩き潰して 行こう 君の 未来のほうへ」

中2のみんな、ありがとう!

2019年02月19日 18時18分32秒 | 学習
 中2の生徒たちが修学旅行でスキーに行っていた。
 楽しかったようだ。いいね。ちょっとスキー焼けしたかな?
 お土産ありがとう!


 黄檗中の生徒からもらったお土産。(↑)
 個性的なクッキーやな。見た目は個性的やけど、味は(いい意味で)個性的ではなかった(^^ おいしくいただきました。ありがとう!



 東宇治中の女子生徒たちからもらったお土産。(↑)
 チョコケーキ! ぼくがチョコ好きなことを知っていたのか!? 自宅の冷蔵庫に常備しているチョコソースをかけて、チョコレート感いっぱいでいただきました。奥さんにあげることもなく、ぼくがぺろりと平らげてしまった…。怒ってないかな…。写真のネコはうちのネコです。もちろんこの子にもあげてません。おいしかったです。ありがとう!


 来年はこの生徒たちが芽育塾の主役になる。塾の在り方にはぼくの指導方針も関係してくるが、生徒たちの存在が大きく関係してくると思っている。塾は生徒たちが作ってくれている。来年度の芽育塾が楽しみだ。

公立前期選抜

2019年02月18日 21時55分34秒 | 学習
 公立前期選抜が終わった。

 張りつめていたものが少し緩んだようだ。

 しかし、前期で受かるという保証はない。第一志望だったのは知っている。公立の受験は第一志望に100%合格できるというようなものではないのだ。今、気を抜くと中期まで受験をしなければならなくなった時にライバルに一歩後れを取る。今は合格を信じたい反面、不合格だった場合に備えて頑張らないといけない。気持ちを奮い立たせて走り続けないといけない。勝負の時はまだ続いている。




 少し前の中1の授業の板書(ばんしょ)(↑)

 今はもう空間図形はすべて教えた。あとは少しでも多く練習をすることが大切だ。テスト前なのでまずは学校の問題集を解こう。
 国語は動詞の活用形・活用の種類と活用の仕方を教えて今日、テストをした。テストを受けたすべての生徒がよくできた。
 英語はテスト範囲の文法はずいぶん前に終わらせている。不規則動詞の変化も、試験によく出るものを40単語弱覚えた。
 理科が地震に入るようなのでその授業はしないとね。


 中2が30分残って勉強していった。頑張る子は伸びる。


 今週の木曜日に前期選抜の合格発表がある。小学生の授業を30分遅らせてもらった。無理を言いましてすみません。頑張ってここまで来た生徒たちの1つの、そして大きな通過点を見に行ってきます。



高校入試。そして、卒塾。

2019年02月09日 10時29分40秒 | 学習
 今日は2月9日。私立高校入試の日だ。
 
 生徒たちは今まさに入学試験を受けている。緊張するのはおそらく最初の1科目が始まったときだけ。そのあとは程よい緊張感の中、集中して入試問題に取り組めると思う。

 今までの努力で身につけたものを存分に発揮してほしい。


 

 ぼくは朝、塾に来て、掃除をしたり昨日の片づけの残りをしたり授業の準備をしたりした。今はブログを打っている。
 色々した中でいつもはしないことをした。決してしないことをした。生徒の机の上を片づけた。
 その生徒の机にはあまり多くの物は乗っていなかった。高校入試の赤本と塾のファイル、それと、よく鼻をじゅるじゅるいわせていたのでその子専用で使えるように渡してあったティッシュペーパー。机の上はそれしか物がなかった。そしてそれらも机の左端にきちんと整理して置かれていた。

 では、なぜ、物が多く乗っていなるわけではない、きちんと整頓された生徒の机の上の物を片づけたのか。

 それは、その生徒がもう塾で勉強しないから。
 その子は今受けている入学試験で受験を終える。もう塾を卒塾するのだ。



 その生徒の机。(↑)

 いつもこの席に座って静かに黙々と勉強していた。その生徒専用の席だった。机の上には、さっきぼくが片づけたものが、いつも置いてあった。
 このブログを読んでくださっているかたはこの写真をご覧になっても感じるものは少ないと思う。よくありそうな机とイスですもんね(^^)
 でもぼくにとってこの写真はとても特別だ。いつもあったものがそこにない。いつもこの席で勉強していた生徒が、もうこの席で勉強に取り組むことはない。
 今までよく頑張ったという思いと、もうほとんど会えなくなるのだという寂しさと、何やら言い表せない感情やらが胸の中でないまぜになっている。

 この生徒は芽育塾ができたときからずっと通ってくれていた。妹とお母様と塾の説明を聞きに来てくれた。あまりしゃべらないおとなしい生徒。最初は緊張しているからかな、と思っていたが後にそんな性格だと気づいた。おとなしいことは悪いことではない。世の中では、自分の意見を持ちなさい、自分の考えを人に伝えなさい、広くコミュニケーションを取りなさい、などと言われているように思う。よくしゃべることは良いことで黙っていることは悪いこと、と世の中が捉えているようにも思う。
 本当にそうかな? ぼくはそうは思わない。自分の考えを持つひとは持ったらいい。自分の意見をひとに伝えたいひとはどんどん伝えればいい。コミュニケーションの輪を拡げたいと思うならばそうすればいい。ぜひそうしてください。(これは嫌味とかではなく、本心からそう思っている。) でもそうではないひとはそうでなくていい。言葉にせずに時間をかけて自分の中で考えを熟成させることが得意なひとだっている。黙っているのはひとに優しくしてあげたいからだということだって十分にある。ひとを嫌な気持ちにさせないために自分の意見を言わないことって1日に何度だってあるよ、ぼくは。
 もう一度言う。おとなしいことは悪いことではない。
 ぼくは思う、あなたはあなたであることがいちばん素晴らしいと。誰が何と言おうと、どんな価値観の刃を突きつけられようと、あなたはそのままでいい。そのままのあなたがいい。今のあなたは、あなたがいちばん得意なあなた。あなたはあなたであることが世界中の誰よりも得意でしょ?
 あなたは他の誰かにあこがれるかもしれない。でもその誰かになることはできないし、なったところで意味はない。
 でもね、もしもあなたが自分を変えたいとか新しい自分を表現したいと思うならばそれはいいこと。絶対やってみよう。あなたの心があなたを未来に導いています。心があなたです。胸のドキドキ、ワクワクに耳を澄ませてください。

 今日の試験がんばってね。そして今までありがとう。ぼくはきっとあなたのことを忘れません。あなたはぼくの特別な生徒です。実はぼくは、あなたに対する思い入れは強いです。知らなかったかな(^_-)-☆ これからとても素敵な高校生活があなたを待っています。楽しみですね。ぼく自身は高校生活を送るわけではないのだけれど、きっとあなたが部活動や勉強に一生懸命に取り組んで、新しい友達も何人かできて、充実した高校生活を送るんだろうなどと、あなたのこれからを思うと、自然とぼくも楽しみに思えてきます。

 芽育塾に入ってくれて、本当にありがとう。あなたと一緒に勉強することができて良かった。高校の部活のコンクールとか発表会があれば声をかけてくれたらとても嬉しいです。楽器を演奏することはできないけど、演奏を聴くことはすごく好きなのです。


 最後に、お母様、素敵なお手紙をいただき、ありがとうございました。とても嬉しかったです。芽育塾をやっていてよかったと心から思えました。これからもよろしくお願いいたします。本当にありがとうございました。