やたろうの屈折劇場

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進撃の巨人 脚本家のせいで価値が0に(金返せ)

2015年10月19日 19時59分10秒 | やたろう日報(でも不定期)
ほんとにネタバレになるので、ご覧になる予定の方はこの記事を読まないでください。
読んだら間違いなく見る気が無くなります。




進撃の巨人の前・後編を見ることになったので行ってきた。

前編を見た段階では巷間言われれているほどひどい映画ではないと思った
巨人の襲撃シーンは迫力があったし、オリジナルの話も確かに伏線が稚拙だったり、自分で決めた設定をあっさり反故にしたりとストーリはひどかったが、そもそもマンガを見ていない人だったら比較対象がないのだから、これはこれでありだなあと思い映画館を出た。

それで最近、後編を見た
ストーリーの無茶苦茶さは更に増し、(おまえはなんでそんなことをするんだ?)といちいち登場人物の行動に心で突っ込んでみたものの、どんな話にしたいかは見えたし、ネット等では不評だった役者さんたちの演技も僕個人の意見としては、映画のジャンルがこれなのだから、及第点ではないかなあと思った。

ラストシーンも予想通りだったが、「ああよかったな」という感じで終われたと思った。

つまり映画が終わってエンドロールが始まった時点ではそこそこ満足していたのだ。
料金分は回収したかな と。


~~~~~~ ここから怒りかつ重要なネタバレ ~~~~~~

僕はエンドロールをすべて見て明かりがついてから退場するのが礼儀というかルールだと勝手に決めているので
今回もそのようにした。

するとエンドロールが終わって画面が切り替わった。

(ん、後日談か?)


すると、エレンとシキシマ隊長が会話をしていた近代的な部屋に謎の人物たちがいて、エレンとミカサが壁の上から向こうの光景(海)を見ている画面を見ながら

「実験体2体・・・(云々  怒りのあまりうろ覚え)」

とソファーに座り話しているシーンを映し出して映画が終わった。


僕は脚本家および監督に対する怒りが収まらなかった。

久しぶりにフォントをいじる

なにそのメンインブラックと同じオチ

一番ストーリーとしてやっちゃいけないだろうが!


そもそもマンガの出来が異常にいいから、オリジナルストーリーにしてそれとは変えないとという意図は判るし
脚本もおかしな点が多々あるけど、そのくらいのアラはアクション映画なんだからまあいいでしょ と言える

だが、メンインブラックおちと夢オチは物語を作るものとしては安易に手を出してはいけないものだと思う。

案の定、たった数十秒の しかもエンドロールの最後の最後のこの1シーンだけで、前後編併せて4時間近い
巨人と人間との戦いの物語が初期設定からすっ飛んでしまった。

巨人の再現度でそこそこ満足していた僕はこれですっ飛んだ。

なんだ実験って、ふざけるな。

細かく突っ込むのもあれだけど、この話は巨人に対して無力な人類がどう立ち向かっていくかというのが物語の
ベースのはず。

それが、多分巨人もボタン一つで「消去」出来る「神」を世界観に持ち込んだら台無しじゃないか!

監督と脚本家が一番最後で映画の物語全てを初期化した以上、この映画を評論家風に採点したら

0点です(初期化されたから)

三浦春馬さんや水原希子さんの頑張りは全ておじゃんになりました。

樋口監督にはせいぜい、ゴジラも宇宙人の実験で、「あんだーこんとろーる」状態だ 
なんていう映画を作らないよう、腕利きの脚本家を探すことをお勧めします。

産まれて初めて映画館で「金返せ」と思った。

終わり





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