やたろうの屈折劇場

やたろうはねこです。まったりゆっくりがモットーです。

付け焼刃、最後に折れる

2010年06月30日 15時37分30秒 | やたろう日報(でも不定期)
日本チームは現時点でのベストを出し切ったと思う。
その点ではすばらしかったし、称えたいと思う。
僕の予想は良い意味で裏切られた。大変良かった。

感動をありがとう


で終わってしまうと結局何も残らないので(笑)
冷静に振り返るとやはり最後は空白の2年間が響いてしまったと
言わざるを得ません。

今回予選リーグでうまくいったフォーメーションが固まったのは
実に1週間前

通常、代表監督は変わり者でない限り守備の構築から始める
今回は、前からのプレスを緩める代わりに、阿部をアンカーにおいて
数をかけて守るという選択肢を採用し、それがうまくはまりました

本田というラッキーボーイの出現で見事予選リーグを突破したものの
決勝トーナメントでは、やはり危惧していた問題が表面化しました。

4日前にこんな事を書いたのですが。

---セルフ引用---

今の日本代表は極論すると、マリノスやコンサドーレの時と同じく
守って、前の外人だよりカウンターサッカー(結局のところ劣化版イタリア
サッカーなのですが)を苦肉の策でやっているだけで、なんか結果が
出ちゃって問題点がうやむやになっているところです。

この結果がかなり選手間の話し合いと、偶然の産物だった証拠が

1 岡田の采配には攻撃のオプションがない
→ やろうとしていたサッカーとはコンセプトが急変しているので
  選考しているメンバーと乖離している
2 1にちょっと似ていますが、今のサッカーではスタメンの替えが
  あまりきかない
→ 主力メンバーに疲労がたまってきても代替メンバーがいない
(今のサッカーで本田に代えて中村俊輔とか吹飯ものでしょ。中村が良い悪いではなく、今のコンセプトに会う選手じゃないから)

このあたりがパラグアイ戦にどう影響してくるかがカギでしょう

---終わり---

が見事に露呈しました。精神的に100%頑張った場合、こういう
全体構想のずれや、逆に細かいディテールが勝負を分けてしまう事が
往々にしてあります。

メンバー層の人為的薄さと攻撃的オプションのなさが、後半パラグアイの足が
止まったにもかかわらず、玉田の「なぜそこでうたない」以外
攻撃では何も出来なかった原因だと思います。

巷では監督続投などという話ですが、やはり責任を取って更迭すべきでしょう

ぎりぎりでこのすばらしい結果を出した事は大変賞賛に値すると共に
彼に代表をゆだねても、また「善戦健闘。感動をありがとう」で
終わってしまうという限界点もはっきりしました。

もう感動をありがとうはいらないので、協会はちゃんとしてください。
(追記 本人は退任の意向らしいです。当然ですね)


今回のW杯の日本代表についてはこの記事を以って終了とさせて
いただきます。

ありがとうございました。

書きながら、「カネコか!」とか思いました・・・。違ったなやはり



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