パレットⅡ

ライブのお知らせと。
2010年~2016年の記録です。

Happy birthday to me!

2010-06-17 19:12:00 | トピックス
5/24にうはら祭りの打ち上げで、澤村さんの家にお邪魔して話してた時に、聖天下のギターリペアマンの話しになった。
次の日曜日のにトリプル・オーの修理があがるので取りにいって。ついでに斎藤哲夫さんから預かって来た、ハス&ドルトンを調整に出すとのこと。「矢谷もギブソンをみてもらったら?」と言われ、僕もお供することにした。
ギブソンもここ何年かで鳴りが悪くなってきていたけど、1947年製ということでもう63年もたって限界かなぁと思ってたので良い機会だった。

JRと阪堺電車を乗りついで、聖天下の瑞穂楽器へ。
噂のリペアマン上岸さんは穏やかな優しい感じの人。

ギブソンをみせると、「ナットとブリッジの修理をしてピックアップのシステムを交換することで楽器本来の音がでます」
ということで預けることにした。
ついでにブレイシングやその他、気がついたところも直してもらうようにお願いしました。
その後、上岸さんの作ったドレットノートをいろいろと見せてもらった。
中には石川鷹彦さんに作ったギターもあって、どれも魅力的。
その時に平行輸入のマーチン18GE(ゴールデンエラ)を見せて貰った。
これが素晴らしいギターで、弾きだすと止まらなくなって、いつまでも弾いてしまう(カッパえびせん状態)。
ゴールデンエラとは最高の材料を使っていた戦前の復刻で当時と同じ材料、同じやり方で作っているらしい。

それから1週間後、ギブソンを引き取りに行くついでに、マーチンのMC-28をみて貰った。
すると、このギターが持っている本来の音を出すには、ナットとブリッジだけでなくネックのリセットが必要ということで、凄い費用がかかるので、あきらめることにした。

ギブソンの方はというとブレイシングが6ヶ所も外れてたみたいで、ニカワで接着してくれていた。そのせいか、20年前に最初に弾いた時のようにふくよかな音が鳴るようになっていてびっくりした。
まあ費用はそれなりにかかったけど、満足出来る仕上がりだった。
弦高を少しだけ下げて貰って、最後にもう一度、ゴールデンエラを弾かせて貰って帰った。

その時、上岸さんに「これを買ってくれたら、格安でMC-28の修理をしますよ」と言われた。
悩む。

翌日、僕の家に澤村さんがギブソンの試し弾きに来た。
その時、修理上がりのハス&ドルトンを持って来てくれて弾かして貰った。
修理前はこんなもんかと思ったけど、これがまた!
凄い。
とても反応が良くなっていて、音質も豊かになった。
こうなると、MC-28も修理して、良い状態にしてあげたい。
しかも、何軒かの楽器屋を回ってゴールデンエラと同じクラスのギターを弾いたが、満足いくギターは無かった。
そして澤村さんの別のギターの引き取りと、神田さんを紹介することで予定があったのがはからずも僕の誕生日の6/17。
自分自身への誕生日プレゼントとしてゴールデンエラを購入。

そんなわけで、秋にはMC-28の修理もしてもらいます。(この時期はニカワの付が悪いため)

ちなみに帰神後、澤村さんに餃子と唐揚げを御馳走になりました。
神田さんも一緒で、何にも替え難い最高の誕生日になりました。

2006年製 Martin D-18G.E