再起動中

長らく更新を怠ってしまい申し訳ありません。
ツインゴーストの連載も終わり、ＭＶ本編、執筆再開しています。

すでに何話かは書き終わっているのですが、ある程度まとめ書きして、挿絵含めてタメてから連載再開したいと考えています。以前のように更新のお約束をたびたび破ることのないように。
（更新が遅れると、こちらの胃もぎりぎり痛み、大きく落ち込んでしまいます。前回連載時の更新遅延は自分としてその限界点に来ていたところがありました）
ただＭＶは私一人で進められるものでもないので、まだちょっと再開日は確定できていません。

お詫びというのも変なのですが、事情というか最近の状況を説明したいと思います。
お待たせしている説明責任があると思いますので……。

大まかに言うと、関係しているゲーム開発のサポート作業をしていました。
進行中のプロジェクトでメンバーが抜けたもので、そのラインのとりまとめや、シナリオのリライト・修正作業などです。また新企画の立ち上げや設定作業に協力したりもしています。その件がなければもう何ヶ月か早く再開できていたと思います。

以下はボヤキです。
別にプロジェクトを抜けるのは、職業選択の自由というか仕事を辞める権利というものがあるので構わないのですが、後に残って制作ラインを立て直すのは正直辛いものです。

またこれは常々思っていることなのですが、業界にいる「シナリオライター」の質の低さにはまいります。自分がとりたてて執筆能力が高いとも思わないし、プロのシナリオライターというわけでもないのですが、正直読むに堪えないものが多いです。特にエロゲ。

大抵のライターと称している方々は、アイディア力もなく、文章表現も稚拙です。深みも味わいもなく、考え無しに量をこなすことがプロフェッショナリズムだと思っている方が多いようです。アイディア力はなくとも適切に読者のニーズに応えていれば気持ち良く読めるものにはなるし、美文家でなくとも魂を込めれば感情を揺り動かすことはできます。でも気持ちや魂の入っていないものはどうにもならないものです。（これは自分の周囲限定の話しであって欲しいと思いますが）

「これはひどい」レベルから、「読むぶんには不快感を感じない」レベルまで引き上げる作業を延々と行っていました。ツインゴーストの終盤の執筆もあり、毎日の睡眠時間は４～５時間ほどだし、何度か寝込みました。大量の原稿を修正したのですが、所詮文章を上書きして直すものですから、スジとして良いものに変えられるものでもありません。

そういう作業をずっと続けていると、「ああ、どんどん魂が腐っていく」というのを実感します。
上辺の粉飾を重ねたシナリオは、初見の方にはわからないように直していますが、こちらからすれば混ぜ物がたくさん入った食べ物のようなもので、気持ちの悪いものなのです。

それらの仕事に、自分の名前（本条靖竹や、そのほかのいくつかのＰＮ）をクレジットさせるつもりもありません。混ぜ物ですから。進行中のもののうち、いつか自分がゼロから責任を持って携わったものに関しては告知したいとは思います。

ＭＶは無償で公開している物語であり、勿論ウケを狙ったりはしていますが、動機としては「純粋なもの」を常に心がけています。あの作品だけは混ぜ物なんかではない、自分の作品なんだと断言できます。いつかＭＶの執筆に戻れる日を夢見ながら、泥のような毎日を送っていました。最近は質の高い作品が多いと思うのに、（「コードギアスＲ２」なんか素晴らしかった！）、なぜか自分が関わっている世界では失望することの方が多いです。





はやく再開したいです。