ミッドナイトヴァージン Production Note

WEBノベル『ミッドナイトヴァージン』の本条靖竹のブログです。

34話あとがき

2009年10月27日 10時43分58秒 | Weblog
35話の執筆に手間取り、あとがきと感想の更新が遅れてしまいました。

34話「超人・高村ミッシェル」、ついに珠との対戦が始まりました。連載開始前から決めていた対決を書けてジーンとしてしまいます。心に決めたイメージは具体化しないとおさまり悪いです。珠とミッシェルはなぜだか相性が悪いようで、自分で書いてておかしいというか面白い。自然に口喧嘩になってしまうんですね。理屈っぽくて真面目なミッシェルと、感覚的で情に厚い珠は自分が生み出したキャラクターの左右の両端なのかなと思います。

誕生日のくだりはカンで伏線を張っていましたが、思いの外うまくまとまりました。全体に34話はとてもスムーズに書けて気に入っています。

寧々さんと交際中ですが、スケジュールの都合で(笑)週二回くらいしか会えないです。
久しぶりに映画の感想でも。

『サブウェイ123』 名作のリメイクですが、トニー・スコット監督(『トップガン』『トゥルー・ロマンス』)らしい今風な映像センスはいいんだけど、観ている最中のドキドキ感は同じ地下鉄犯罪ものである『交渉人 真下正義』のほうが高かったです。犯罪やテロの動機として株や金の先物取引を使うってのもちょっと古い感じ。フィクションは現実の想像力を超えなければいけないのです。全体的に良くできている映画ですが、ちょっとだけ物足りない。こういう犯罪ものは、犯人の動機をいかに説得力ある形で描くのかが重要で、そのあたり大抵の犯罪映画は甘く感じています。「踊る」シリーズ全体にもその不満を感じています。『交渉人 真下正義』だけは個人的に好きという。トレンディドラマくさいエンディングだけはいただけませんが。

『カイジ』びっくりするぐらい、利根川役の香川照之がハマっていたし、藤原竜也はカイジそのものに見えた。天海祐希が遠藤さん役で原作と役割を変えたけど、まぁこれはこれで映画としてのまとまりはいいです。山本太郎も良かった。とてもキャストが優れていますし、テンポのいい演出は子気味いいです。限定ジャンケンと大幅な簡略化と、心理戦がいずれもイカサマに見せかけた引っかけであるというのも、ちょっと当たり前かなとは思うんですが短時間で見せるにはいい方法かもしれない。久しぶりに邦画で満足したいい作品。

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
最近読み始めました (TF)
2009-10-29 14:12:08
35話執筆頑張って下さい!

最近友人の勧めで読み始めたばかりでまだ十数話までしか読めていないのですが、毎話とても素晴らしい出来だと思います。

仕事終わり、気分的に余裕がある時に1話ずつ拝見しているのですが、1話読む毎に続きが気になって気になって。

現在35話、というとまだまだ先があるようで楽しみでなりません。

今後も応援しているのでお仕事の方もお体に気をつけて頑張って下さい。

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Re:最近読み始めました (靖竹)
2009-11-05 07:23:58
>TFさん

感想ありがとうございます。
最近読み始めてくれた方も多いようです。
感想をまとめてくれたり、口コミで紹介してくれる
方に感謝です。どんどん紹介してほしいです。

更新をお待たせしてしまう事もあるかと思いますが、
今後ともよろしくお願いします。
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