goo blog サービス終了のお知らせ 

総合診療医からの健康アドバイス

健康や医療に関する情報をわかりやすくお届け致します
ステキな沖縄の風景も少しお届けします

がん検診の有効性

2016-05-15 09:35:17 | 養生訓
 がん検診は、症状が出る前にがんを発見し、早期治療を行うことで死亡率を下げるのが目的です。


 子宮頸がん、乳がん、大腸がんに関しては、検診の有効性がある程度は確立しています。


 ここで「ある程度」と書いたのは、劇的な効果というより、受けないよりはよい、という程度ということです。


 検査は受けても、喫煙・暴飲・暴食などを続けては意味がありません。


 また、当然のことながら、検診で「要精密検査」となった場合、精密検査受診は必須です。


 受けなければ検診を受けた意味がなくなります。
 

 一方で、胃がん、肺がん、前立腺がんなどの検診については、現時点において日本人における確実な死亡率減少効果が認められていません。


 また、実際にがんがないのに陽性(これを偽陽性といいます)となって、必要のない合併症のリスクのある精密検査が行われることもあります。


        


 今回はここまでです、錦織選手は惜しかったですね、たったの1ポイント差だったそうです、さあそして、今日は有明コロシアムでbjリーグの最後の決勝戦です、琉球ゴールデンキングス頑張れ、では次回に。




科学的根拠に基づく最新医学情報とグローバル・スケールでの先端医学のホットな話題を提供し、わかりやすく解説します。メルマガ「ドクター徳田安春の最新健康医学」こちらいかがでしょうか。

臨床推論の総論とピットフォールをマンガでサクッと1時間以内に習得できます。エキスパート診断医への一歩を踏み出すことができます。「マンガ臨床推論~めざせスーパージェネラリスト~」こちらも合わせていかがでしょうか。

テレビや新聞より早いグローバルな情報や科学的に正確なエビデンスに基づき、サプリなどの宣伝なしの信頼性の高い中立な情報をお届けします。キンドル版「知っておくと役に立つ最新医学2016(ノンフィクション)」こちらもいかがでしょうか。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« がん予防十二カ条 | トップ | がんを疑うべき症状 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

養生訓」カテゴリの最新記事