総合診療医からの健康アドバイス

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副鼻腔炎患者さんの説明

2024-05-07 10:33:46 | 医療情報

 皆様、こんにちは。総合診療医からの健康アドバイスの時間です。

 今日の沖縄は晴れ。予想最高気温は27度です。そろそろ沖縄地方は梅雨入りですが、週間天気を見ると、しばらく晴れの日が続きそうです。梅雨入りは少し遅れるようです。しかし、井上選手は強かったですね。昨日行われたスーパーバンタム級四大タイトルマッチは、先にダウンを奪われたのですが、ダウンを奪い返してTKO勝ちしました。やはり強かったですね。強いと言えば、大谷選手も一試合で二本もホームランを打ちました。すごいです。では、本題へ。

 

 次に、副鼻腔炎である。

 

 今日、診察したところ、あなたの風邪は鼻の症状の強い急性の副鼻腔炎のようです。

 

 今のところ、抗菌薬が必要な状態ではなさそうです。

 

 抗菌薬を飲んだとき、吐き気や下痢、アレルギーなどの副作用も起きることがあります。

 

 今のところ、抗菌薬を使う利点が少なく、利点よりも副作用のリスクが上回ります。

 

 ですので、今の状態ですと、使わないほうがよいと思います。

 

 そのかわり、症状を和らげるようなお薬を出しておきます。

 

 通常は、最初の2から3日が症状のピークで、あとは1週間から10日間かけてだんだんと良くなっていくと思います。

 

 でも、副鼻腔炎の症状がとても強いときや長引いているときには、抗菌薬を飲んだほうがよいことがあります。

 

 今後、目の下やおでこの辺りの痛みが強くなってきたり、高い熱が出てきたり、いったん治りかけた症状が再度悪化するようなときには抗菌薬を飲んだ方がよい場合があります。

 

 そのようなときにはまたぜひ受診してください。

 

 

 

 沖縄本島北部、金武ダム周辺の風景です。

 

これを実践するだけで、楽しく食事をして、健康的に若々しく、やせることができます。高血圧や糖尿病も予防するので、コロナウイルスにもかかりにくくなると思います。「病気にならない食事の極意」よろしくお願いします。

 

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