表題の「新魔獣狩り 空海編」です。
魔獣狩りとの付き合いは長いです。
夢枕獏の著作として、最初に出会ったのは「キマイラ」だったのですが、
次に読み始めたシリーズがこれで、それがまだまだ続いているですもんね。
毒島でてくる項は、毒島の一人称で語られるようになりましたね。
毒島は一人称なのがしっくりきます。
新魔獣が始まったときは毒島が一人称ではなかったのには
ちょっと違和感を感じましたもん。
最新作の空海編では、空海が唐に渡る前と後が書かれています。
これって「沙門空海唐の国にて鬼と宴す」と連結するとのこと。
「沙門空海唐の国にて鬼と宴す」も単独で面白いのですが、
何故、空海が唐に渡って密を手に入れようとしたのか、日本に
帰ってきてからどうなったのかが語られ始めました。
夢枕獏サーガみたいになってきました。
源義経の名前もでてきたし、「黒塚」とも連結するとかいな?
「沙門空海唐の国にて鬼と宴す」を読んだ人は、「魔獣狩り」シリーズも
読むと面白いのですが、結構シリーズが長いので追うのも大変ですね。
yastanは頑張ってついていきますよ。
「キマイラ」も早く続きを書いて欲しいなぁ。
朝日新聞や小説すばるで新連載を始めてますけど、とりあえず
既存のシリーズを終わらせてからにしてほしいです。