八洲人魂ここにあり!~自分らしくあれ~

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ガーデンパーティ。

2008年09月03日 11時42分21秒 | 連絡!
先日保護者の方に誘われて、特別支援教育保護者の会という名目のガーデンパーティに行ってきました。
これは、毎月一回、特別支援の子どもを持つ親御さんたちや、特別支援教育に関して研究している人たちが集まって、いろいろな情報交換をしながら美味しいものを食べよう!というもの。(多分)
車で1時間ほど走った大きなお家で開かれており、実際子どもたちを入れると30人弱はいたんじゃないかな。
自閉症や広汎性発達障害を持った子どもたちもいれば健常児もいました。
うちの学校に来ている男の子(自閉症)とそのお母さんは今回初めて電車に乗ってやってきた。これは社会性を身につけるためにも大事なこと。お母さんはドキドキだったらしいけど、男の子は結構楽しかったみたい。
この子は自閉症なんだけど、うちの学校に来るために一大決心をして、家を売ってこっちに家族で引っ越してきたらしい。
でも最初の一年は受け入れてもらえず公立学校に通ってたそう。
その間はお母さんいわく、本当に大変な生活だった…と。
学校ではとても良い子だったみたいだけど、その子が家に帰ってきたとたん急変して攻撃的になる。
特にお母さんに向かって物を投げたりたたいたり。
何度か警察も呼んだとも言っていた。
どれほどお母さんのこと嫌いなのかなっておもってたとお母さんは言われてました。でも、違うんだよね。好きだからこそ、なんだよね。
でも今思えばそういった大変な履歴が残ったからこそ、うちの学校に入れてもらえることができたと言われていた。
うちの学校に入るためには結構重度の自閉症でないと入れないみたいです。
ほとんどの生徒は学費を、その子の住む地域や国から援助してもらってうちの学校に在籍してているのです。
簡単に言ってしまえば、「うちではこれ以上この子に対してより良い教育ができません。学費は援助しますのでそちらで面倒みてください」といった感じだと思う。
なので実際、うちはトップレベルの自閉症の子どもたちばかりなのです。
そのお母さんも最初はこの子がそこまで大変だっていうことを学校に理解してもらえず、相当悩んだとのこと。
なぜかって?
その子はさっきも書いたように、学校ではとってもおりこうさんだったから。
でもある時、うちの学校の先生が家まで行って玄関の裏から見ていたんですって。この子が家でどう変わるのかということを。
そしたらお母さんの言われるとおり、攻撃的になって、うちの学校の先生が止めに入った時に、その子もハッと気づいて…
そこからがその子にとっても自分をかえていく闘い。
今で4年目だそうですが、電車にも乗れるようになったし、家でのことはほとんど自分でできるようになった。攻撃することもなくなってきたし、笑顔も沢山見れるし、私みたいな新人が見ると、一見何の問題もなさそうな仲の良い幸せな家族という感じ。
今日はお母さんにいろいろなお話を聞かせていただいて、本当に苦労されてきたのだなぁと思った。
これからも長いけど、一つ一つ乗り越えていきたい、と言われているのを聞いて、私にできることは何でもさせてもらいたいって本気で思いました。

また今日の会には、精神科医、糖尿病に関して研究してる方、小児科医、特別支援教育を学ぶために大学院に通われている方、写真家、オペラの翻訳をされている方などなど、様々な方がいらしてました。

また世界が広がりました。
そしてちゃっかり、今度オペラ見に行く約束しました。

楽しみ♪

沢山の出会いに感謝しながら…

明日から学校始まるので
そろそろ、おやすみなさい。

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2 Comments

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Unknown (善太)
2008-10-02 20:05:19
初コメです(^^)
画像は学校のTシャツですか?
日記を読んでいて考えさせられました。
俺は自閉症の事何にもわからないし、その子とかその子の家族の感じとかを文字でしか感じとれないけど、大変なんだろーなとか、その子の小さな変化とかがお母さんからしたら凄い嬉しいんだろうなとか色々思いました。そしてそんな子達と全力で向き合う人達がいるってのが凄いなって思いました
先生いつでも応援してるよーo(^-^)o
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zentaへ (mitsui)
2008-10-03 13:29:27
ありがとう!
初コメント、かなり嬉しいです♪
このTシャツはfall out boyという私の好きなバンドのやつです(^^;)
あ、もち、部屋着です。

そうだね、善太の言うように全力で向き合ってるな。
時々全力でやってもうまくいかないこともあるんだけど、それでも諦めないでその子どもができるようになるまで一緒に頑張ってるよ。
ありがとう。私も応援してます。
お互いもっともっと高いとこ、行こうぜぃ☆
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