やさいの家

小さな日常・小さな風景

昨年の手仕事記録~栗の渋皮煮~ (鬼皮の剥き方あれこれ)

2023-02-24 21:18:37 | 手作りいろいろ
栗の季節は、とっくの昔に終わってしまったのですが…。

昨年の秋、
初めて栗の渋皮煮にチャレンジしたので、
そのあれこれを記録として書いてみました。

いままで、栗の鬼皮を上手に剝くことが出来ず
「こんな難しいことは無理だ~~」と
チャレンジする前から慄いていたのです(笑)

でも鬼皮さえ剥ければ・・・・・・・。
そんな淡い期待も沸き上がってきて
とりあえず取り組むことに。

まず私にとっての最大の難関!
→「鬼皮を(きれいに)剥く!!!」

挫折するか?先に進めるか?は、
ここが分かれ道だったので
ありとあらゆる方法を、ネットで調べまくりました(笑)

鬼皮を剝きやすくする方法いろいろ

・水に一晩浸す
・熱湯で5~10分煮る
・熱湯で5分煮て、冷水(氷水)に放す
・栗をいったん冷凍して熱湯に5分浸す
・一晩水に浸した栗を重曹を入れたお湯に5~10分程度浸けて水に放す

上記の方法、すべてをやってみました。
いろいろ組み合わせたりもしました。
(いったい何回チャレンジしたか・・・)

結果として、どれも鬼皮は柔らかくなり、
そのまま包丁を入れるより、剥きやすくなりました。

購入した栗の鮮度・品種等々に左右されるので
その時その時やれる方法を試してみるのも良いかなあと・・・。

購入したらなるべく早く作業した方が良いでしょうが、
出来ない場合は「とりあえず冷凍する」と安心かなと…。

鬼皮を剥くのは「慣れ」も必要で
こればかりは回数を重ねて、コツを掴むほかないのだと思いました。

固い木のような素材を剥いていくのだから
力の加減・包丁の角度などは
手先で覚えると言いますか。(けが注意)←慎重に




栗のお尻の部分のザラザラして色が違う境目に
浅く包丁を入れて頂点へ剥いていきます。



ある程度むけたら、反対側にグイっと引っ張ってみます。



お尻の固いところ以外は、サクッと取れることが多いです。

ここまで来たら、お尻の固い部分は無理をしない(我流です)



取れなかったお尻のザラザラした固い部分は、残したまま(笑)
栗を重曹水(栗の重さの1%程度)に入れ沸騰させ、
蓋をして弱火で20分程度煮ます。

煮汁が真っ黒になりますが、気にしない。
(この煮汁で染物が出来るそうです)

冷水で栗1個1個を丁寧に洗い、
黒い筋やお尻の固い部分が取れそうだったら
そっと取っていきます。
(取れないものは、そのまま)←何回か繰り返していると取れますが。
それでも取れなかったら→諦めて他のことに使う。


重曹水で煮る工程→水でそっと洗う。
これを2~3回繰り返していきます。

だんだん栗がきれいになってきます。
その際に、多少の穴や傷は大丈夫のはず(だと思う)

きれいになった栗は、
甘煮にする前に、竹串等で固さを確認しました。

栗は砂糖を入れた後、柔らくならないので、
好みの固さになったかどうか?確認すると良いと思います。

甘煮にします(砂糖の量は栗の重量の半分程度)
鍋にきれいに洗った栗を入れ、
ひたひたの水を加え、
沸騰後フタをして弱火にして20分煮て、
3分の1の砂糖を入れ火を止めます。
30分冷まします。

上記の作業を3回繰り返して、ゆっくり甘さを入れていきます。

煮汁の量が多いので、
煮汁をある程度煮詰めて、再度栗にからめたり。

出来上がると一粒が宝物のように思えます。
栗1個の満足度。
やった甲斐を感じました(笑)




保存は汁ごと瓶に入れて。
脱気をするのも良いかと思いました。

これをプレゼントしたら、とっても喜んでいただけました。

こちらは余った煮汁を煮詰めてカラメルにして
プリンに使ったものです。



やる前は「絶対無理!!!」と思っていたのですが、
ちょっとしたコツを掴むと、楽しくできるものだなあと。

また頑張ってみようかなと、
ちょっと思っています(笑)


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