石焼きいも

焼きたて石焼きいも。

お腹が空いているときに、香ばしい匂いがお店に漂っていたら、こりゃ～買うでしょう（笑）
と言うくらい、美味しそうです。

「ちょうど、焼き立てが出てきたんだ～」とダンナさん。

袋から出してみると・・・。


ど～～ん。


　　　　

立派なお芋さんです。

パカッと割ると・・・。

　　　　


まだ温かでした。

いただきながら、最近は「石や～～き芋、焼きたて～～」って、聞かないねえ・・・とか。

買うとものすごく高いけど、寒いときにあの音を聞くと欲しくなるねえ・・・とか。

そんな他愛もない会話。

芯までしっかり火が通っていたお芋さんは、ねっとりと甘くて美味しい。
そして、とっても懐かしい感じがする炭火の香り。

昔は新聞紙に包んであって、新聞紙のインクの匂いまで美味しさの一部だったような気がします。

なんだか昔話みたいな時間。

焼き芋が運んでくれた、懐かしい記憶。

だんだん、そんな風景がなくなっていくのは、やっぱりちょっと寂しいけれど・・・。

ゆっくりゆっくり、時間が流れていた子供の頃。

年とともに、早足に過ぎ去っていく日々。

待って待ってと言いたいけれど、止まらないで加速するような時の流れ。

せめてひととき、焼き芋食べて。

のんびり出来た日。そんな日常が、とても貴重に思えた時間でした。




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