*殻便*[カ・ラ・ダ・ヨ・リ]*2004-2005

コリアン・ディアスポラ・アーティスト Yangjah の日々の旅をおすそわけ。

冬眠のいちにち

2004-12-03 | ひびのたび
きのうは急きょ冬眠の日。

久しぶりに友達と会って民博に行く予定だったけど、どたキャン。(ごめんね)
風邪気味には寝ることがいちばん!と早朝バイトから戻り、布団に戻った。

ひだまりに包まれて眠るのはしあわせ。
夜の闇に溶けて眠るのとは何かがまた違う。

ずっと連絡しようと気になってた友人と長電話。
今までに数度しか会ったことしかないのに、なんだか姉妹のように感じられる人。
大切なのは一緒に過ごす時間の長さではないなとしみじみ感じる。

区役所に寄ってから、仕事着を買いに商店街へ。
いつもは綿、絹、毛の素材のものをできるだけ買うのだけど、
ほとんど野外に近い職場なので、今年はさすがにナイロン素材のものを手に入れる。
なんでこんなに安いんやろうとびっくりする。

なんだかだらだら食べてばかりでカラダが重かったので、ひさびさに公園を走る。
日暮れの薄闇の中を走ると、カラダもほぐれてココロも落ちついてくる。
ほんの少しの時間軽く走るだけで、気分の切り替えができるのはうれしい。

ハンマの部屋でごろごろする。
ひさしぶりにどうでもいいテレビを観る。
いつのまにかハンマの布団で寝ていた。

コンタクトレンズを取り自分の部屋で寝る準備を整える。
布団の中で本を読んでいると、友達から電話がかかってくる。
帰り道の電車に乗り換えながらかけてきてくれる。
自分のことならモンモンと悩んでしまうけど、人のことならよく見えるから正直な思いを直球で伝える。まわりに振り回されずに、自分の内側の声を大切にしてほしいから。

ざあっとだけど、杉浦康平の『宇宙を叩く』を読み終える。
わたしがいちばん好きだとも言える楽器、太鼓について書かれていた。
自分の視点を大切に様々な資料を集めて、いつも興味深いテーマを提供してくれる。
本の装丁も素敵だなと思うと、彼の仕事であることが多い。
ずっと尊敬してる人。

また闇に溶けるように、冬眠の続きへ。