おっす!
先週、一人でサントリー美術館に行ってまいりました(`・ω・)b
実は授業のほうで今回の清王朝のガラス職人やガレが使用した「被(き)せガラス」ってな加飾法について軽く触れたんですけど、そのあまりにもめんどk・・・複雑な方法にアゴが外れました。
せっかく学んだわけだし、近々見直さねばと思っていたのでいい機会です。
さ~て!まずは作品のほうから見ていただきましょう!
今回も一部撮影可能なコーナーがありまして。
清は1616年に建国されたそうですが、中でも1696年に4代目の皇帝がガラス工房を設置し、皇帝のためのガラス作りを開始したのがキッカケとなったそうな。
まず信じられないのが技術力の高さ。今ではサンドブラストやらバーナーやら使い放題ですが、この時代はそんなん無いでしょうに、驚くべきはその精密さ!厚さもほぼ均等で、磨きも完璧!
ちょっと技法的な話します。被せガラスというのは、基礎となる色に他の色のガラスを被せる技法なんですけど、後から上のガラスをいいかんじに削って絵を浮かび上がらせるのをグラヴュールと言うそうです。ガレもやってるやつ。
要らない部分をがりがり削っていくわけですけど、それやったらもちろん磨かないといけないですからね・・・なんでこんなつやつやなの・・・すごすぎる。
いや~多少なりともガラスをやってみると、すごい作品を見てその技法の難しさとか面白さについ目がいってしまいます。見る目が変わるってこういうことだろうな。
あとね、沈金だとか金星ガラスだとか雪片ガラス(スノーフレーク・ガラス)だとか、今まで知らなかった技法についての説明なんかもあって面白かった。
あくまで自分が感じたことで一概には言えないんですけど、清の皇帝達が好んだガラスはハッキリ・くっきりして絵の部分と地の色がきちっと区別されてることが多いと思います。色も原色が多めだし、モチーフもリアルというよりデフォルメされ、パターン化された象徴的なものが多い。
対してガレのほうは、明らかにこの清王朝時代のガラスに影響を受けているにも関わらず、もっと絵画的な気がします。有機的で、ぼんやりして、様々な色が交じり合っており、器の形からして植物モチーフのものも多い。
これ技法が確立されてなかったせいじゃなくて、ほんとに好みの問題な気がします。分かんないけど。なんせ複数色使ってるやつもあったから、清王朝のガラス職人も技術的には可能だったと思うので。
お国柄とでも言うんですかな?
そうそう、最後のほうに鼻煙壺という小さなガラス製の嗅ぎタバコ入れがいっぱい展示されてたのが印象的でした!
日本の根付とか印籠みたいな、遊び心に満ちたオシャレグッズ感w
こりゃ集めたくなる気持ちがとても分かる。
そのちっちゃい壺が整然と並んで、ショーケースの左右と奥の鏡に反射して無限に広がって見えるっていう展示の仕方がさすがサントリー美術館だな!と。
来週日曜に終わっちゃうのでお早めに~(´ω`)ノ
<おまけ>
※虫嫌いな人は注意!でもかわいいよ!
見てくだされ!かわいいのが学校にいたので友達に写真撮って送ってもらいました!!
触覚は収納してたのでアレってなったんですけど、多分ウンモンスズメってやつではないかと。
翅の緑のオサレ感はもちろん、羽ばたくと後翅がきれーな赤なのが印象的でした。いずれ何かで制作に活かしたいと思ってます!カワユス!
先週、一人でサントリー美術館に行ってまいりました(`・ω・)b
実は授業のほうで今回の清王朝のガラス職人やガレが使用した「被(き)せガラス」ってな加飾法について軽く触れたんですけど、そのあまりにもめんどk・・・複雑な方法にアゴが外れました。
せっかく学んだわけだし、近々見直さねばと思っていたのでいい機会です。
さ~て!まずは作品のほうから見ていただきましょう!
今回も一部撮影可能なコーナーがありまして。
清は1616年に建国されたそうですが、中でも1696年に4代目の皇帝がガラス工房を設置し、皇帝のためのガラス作りを開始したのがキッカケとなったそうな。
まず信じられないのが技術力の高さ。今ではサンドブラストやらバーナーやら使い放題ですが、この時代はそんなん無いでしょうに、驚くべきはその精密さ!厚さもほぼ均等で、磨きも完璧!
ちょっと技法的な話します。被せガラスというのは、基礎となる色に他の色のガラスを被せる技法なんですけど、後から上のガラスをいいかんじに削って絵を浮かび上がらせるのをグラヴュールと言うそうです。ガレもやってるやつ。
要らない部分をがりがり削っていくわけですけど、それやったらもちろん磨かないといけないですからね・・・なんでこんなつやつやなの・・・すごすぎる。
いや~多少なりともガラスをやってみると、すごい作品を見てその技法の難しさとか面白さについ目がいってしまいます。見る目が変わるってこういうことだろうな。
あとね、沈金だとか金星ガラスだとか雪片ガラス(スノーフレーク・ガラス)だとか、今まで知らなかった技法についての説明なんかもあって面白かった。
あくまで自分が感じたことで一概には言えないんですけど、清の皇帝達が好んだガラスはハッキリ・くっきりして絵の部分と地の色がきちっと区別されてることが多いと思います。色も原色が多めだし、モチーフもリアルというよりデフォルメされ、パターン化された象徴的なものが多い。
対してガレのほうは、明らかにこの清王朝時代のガラスに影響を受けているにも関わらず、もっと絵画的な気がします。有機的で、ぼんやりして、様々な色が交じり合っており、器の形からして植物モチーフのものも多い。
これ技法が確立されてなかったせいじゃなくて、ほんとに好みの問題な気がします。分かんないけど。なんせ複数色使ってるやつもあったから、清王朝のガラス職人も技術的には可能だったと思うので。
お国柄とでも言うんですかな?
そうそう、最後のほうに鼻煙壺という小さなガラス製の嗅ぎタバコ入れがいっぱい展示されてたのが印象的でした!
日本の根付とか印籠みたいな、遊び心に満ちたオシャレグッズ感w
こりゃ集めたくなる気持ちがとても分かる。
そのちっちゃい壺が整然と並んで、ショーケースの左右と奥の鏡に反射して無限に広がって見えるっていう展示の仕方がさすがサントリー美術館だな!と。
来週日曜に終わっちゃうのでお早めに~(´ω`)ノ
<おまけ>
※虫嫌いな人は注意!でもかわいいよ!
見てくだされ!かわいいのが学校にいたので友達に写真撮って送ってもらいました!!
触覚は収納してたのでアレってなったんですけど、多分ウンモンスズメってやつではないかと。
翅の緑のオサレ感はもちろん、羽ばたくと後翅がきれーな赤なのが印象的でした。いずれ何かで制作に活かしたいと思ってます!カワユス!