【ツカナ制作所】きまぐれ日誌

ガラス・金工・樹脂アクセサリー作家です。絵も描いております。制作過程や日常の話、イベント告知等。

海を捕まえて【前編】(ガラス・キルンキャスト編)

2017-08-24 21:11:28 | 大学
おっす!今日は007のスペクター見ました!

ダニエル・クレイグのジェームズ・ボンドは、昔のみたいな色っぽさは薄いけど、カッコよさはヤヴァイですよね!痺れる憧れる系のカッコよさ。

昔の悪役は愛嬌あったもんだけど、時代が進むにつれて悪役が恐い。あと拷問が見ててぞぞっとする。ほんとに痛そう(´・ω・`)イヤン

…これ以上は長くなるからやめておきますw




さて!夏休みもあと二週間?くらいですが、まだでっかいネタを放置しているのでちゃっちゃと上げてしまいましょう!

ガラス、キルンキャストの授業でした。


…毎回ねー、迷うんですよォ。エスキース(アイデアスケッチみたいなやつ)の写真どうしよっかって。

ほんとに平面て苦手意識があって(-ω-;)恥ずかしいんですよ…



ところが今回は都合よく下宿先にスケッチブックをウッカリ忘れてしまったので絵は出しません!よしっ!わし悪くない!(悪い)




今回はとくにテーマは与えられなかったですが、一年の時よりもできることが増えています。

例えば、上下の割型にして上に重し乗せてお皿作ったり、内側に入れる原型を一緒に焼いて後からそれを掻き出し、周りをピカピカに磨いてその中の空間が模様になったり~とか。

説明ヘタクソですんません。



私は前回のキルンキャストでアルミを入れた時の(キモイ)効果が気に入ったので使いたいと思い、色々試行錯誤した上で「海」を作ることにしました。

いやー悩んだ悩んだ。形がね。海って形が無いじゃないですか。抽象形態とかもそうだけど形が無いものに形を持たせようとする時、そこに明確な理由付けを求められるわけですよ。

今回は「海」というイメージからビンの形態を選択しました。理由は、

・メッセージボトルとかボトルシップとか、海とビンはイメージが繋がる部分がある
・角瓶だと中に入れたものが屈折で膨張しないので封入物の大きさに気を遣わなくて楽
・「海を捕まえる」というテーマができる

ってとこです。



…ゴタクはいいからさっさと見せろというアナタの心の声が今聞こえました(´・ω・`)











手は前より動くようになった気がします。よく見るとラブカの位置が変わったり色々変化があります。








本体の原型も進めつつ、試し焼きも。

ただの四角とクラゲの傘の石膏型を取り…







結果、アンティークゴールドはただの白っぽい粉に。コイツの主成分、未だによく分かりません。日本画コーナーにあったものです。

銅粉、銅板(画面上段中央)はきれいな青色に。コパー(銅)はこんな鮮やかですが、ブロンズ(青銅)はちょっとシブい、日本の伝統的顔料みたいな色に。

夜光塗料はまったくなくなってしまいました。ちょっと期待したんだけどなぁ。

白雲母は若干黄ばんでしまいました。カラー雲母なら大丈夫かも。


あと、これらと同時で…





ん~、クラーケン…のつもりw


一年の時みたいにクラゲの傘とクラーケンの足を別焼きしたのには理由があります。原型と違う色、ガラスのサイズにしたかったんです。結果的にあまり意味の無い行為だったんだけどねっ!悲しくなんか無いよ!

原型にそのままくっつけてしまいます。





この金色のぺらぺらしたやつは「切金」といいます。真鍮です。






五ミリくらい、型を割りたい線に沿って刺していきます。

流し込みの型よりも原型の自由度を高くできますが、バリができやすくなる、などの欠点もあります。




石膏をどばーっと!







針金は空気抜きの穴をあけるためのもので、焼く時は抜きます。






次回は粘土を描き出すところから!

今回ブログの設定のほう、ちょいちょいいじってみたんですけどどうでしょうか?こっちの方が見やすいかな?よかったらコメントよろしくお願いします。


次回→


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