かつまさです。
2月13日の金曜日。
今シーズン初のバックカントリーへ。
いつも行っている月山ツアーではなく
初めてのガイド、フォレスト&ウォーター。
そしてバックカントリーでの初かぐら。

前日の祝日も天気が良く
かなりの人が入った様子。
オープンバーンには多くのシュプールが
残っていました。
さて、第5リフトを降りた先が
バックカントリーエリアなのですが
ここには係員とゲートが設けられていて
ビーコンの電波でゲートが開く仕組みになっています。
逆にいうとビーコンを持ってないと入れない。
これは記憶にも新しい正月にかぐらで遭難して
世間を騒がせた出来事があってから
このような仕組みになったとの事。
これはガイドの言葉ですが
一口にエリア外滑走=危険、悪いと思われがちですが
何かあったときに自分達で何とか出来る知識と技術
(セルフレスキュー)がある人が知識のない人と
同列に思われるのが悲しいとの事です。
かつまさも人のことは言えず。
今回はゾンデ棒とビーコンの使い方も
しっかりと教わってきました。
ビーコンの電波は地球の地磁気のように
ビーコンを中心に円を描いているので
遭難者にまっすぐ近づくことは出来ません。
遭難者との距離が遠いときは全力で近づき
近くなったらゆっくり動きます。
これはビーコンの電波は約1秒ごとに
発信されているので早く動いてしまうと
遭難者の位置に誤差が生じてしまうから。
もっとも近づいたところで今度は十字に動かし
前後左右で1番近い場所が遭難者の居場所。
そこにゾンデ棒で目印。
シャベルで掘るときにもコツがあり、
ゾンデ棒の真上から掘るのではなく
横から(脇から)掘ること。
多くの人がいるのであれば
V字に並んで掘ると雪も後ろに送れるし
遭難者の引き上げるスペースも確保出来る。
さて、滑りの方ですが
天気も良くまるで春スキーのようです。
かぐらでも雪は例年にくらべ2mも少ないとのこと。

見えている木も例年なら雪で埋まっていると。
あまり人が滑っていない北斜面に向かいドロップ。
思ったよりも雪は良かったけれど
やはりブッシュが多め。
登り返してもう1本。
ここで2回も転んでしまいました。
ゲレンデまで戻るのが1番疲れたかな。
今年初のバックカントリーは
体を慣らすという意味ではまあまあでした。
あと、初めて参加するツアーでは
いきなり急な斜面には連れて行ってもらえませんが
ツアー後に1つ上のツアーに参加する資格が
もらえました。
これが1番の収穫です。
今年は雪が少ないので今シーズンは山で滑る機会は
あまりないかも知れませんが機会があれば
このツアーでもう少し急な斜面に行ってみようと思います。