
バラン星を目前にして、乗組員たちの中には、期待よりも、不安が大きくなっていた。
相原通信班長が、その気持ちをぶちまけてしまった。
島にも、その不安はあった。
島は、そのやむにやまれぬ不安を沖田に打ち明ける。
やむをえないことかもしれない。
その島に、沖田艦長が語った言葉。
「島、信じようではないか、成功を。
人生、確かなものは何もない。人間の一寸先は闇なんだ。
かといって、いたずらに不安がっていては何もできん。
不安を克服し、明日を信じる。それも、我々にとって大事な心の戦いなんだ」
沖田艦長の言葉はいつも含蓄に富んでいる。
さすが、戦人(いくさびと)。
今の我々にも、十分、共感できる言葉だ。
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