宇宙戦艦ヤマトの心

地球時代を生きるためのヒントとして、宇宙戦艦ヤマトの心、宇宙の心を綴らせていただきます。

「運命を受け入れるだけでは、愛は実りませんわ」(第25話)

2018-09-24 13:10:39 | ヤマト名セリフ集


宇宙戦艦ヤマトの物語の基本に流れている考えがある。

それは「運命に立ち向かう生き方」である。

それは、地球が滅亡しゆく運命に立ち向かったのがヤマトであるし、

この森雪のセリフにも、その考え方がにじみ出ている。

イスカンダルにて、スターシャが古代たちに、

「会わせたい地球人がいる」と語った。

それは、冥王星会戦で戦死したと思われていた古代守だった。

古代守は、その後、ガミラスに捕虜として捕らえられた。

しかし、そのガミラスの宇宙船が難破。

スターシャがそれを救出。

しかし、守は、ひどい宇宙病に侵されていた。

スターシャは、おそらく全力で守の治療、看護にあたったのだろう。

その甲斐あって守は回復し、地球に帰れる程元気になった。

その間、スターシャは守を愛するようになっていた。

ヤマトの出航は、スターシャにとっては、最愛の守との永遠の別れを意味していた。

そのとき、雪が語ったこの言葉は、スターシャの心を貫いたことだろう。

「運命を受け入れるだけでは、愛は実りませんわ。あなたは、私たちにおっしゃったじゃありませんか。明日の幸せは、自分の力ででつかむものだって」

人間には、定まった運命などない。

自分の力で運命は変えられる。

人間は運命に屈してはならない。

人間は運命に対し、自由なのだ。

そのメッセージを、今の時代に生きる私たちも、感じながら生きていきたい。

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1 コメント

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玉鋼(和鋼)について (マルテンサイト千年)
2024-03-08 06:16:56
最近はChatGPTや生成AI等で人工知能の普及がアルゴリズム革命の衝撃といってブームとなっていますよね。ニュートンやアインシュタインの理論駆動型を打ち壊して、データ駆動型の世界を切り開いているという。当然ながらこのアルゴリズムにんげんの考えることを模擬するのだがら、当然哲学にも影響を与えるし、中国の文化大革命のようなイデオロギーにも影響を及ぼす。さらにはこの人工知能にはブラックボックス問題という数学的に分解してもなぜそうなったのか分からないという問題が存在している。そんな中、単純な問題であれば分解できるとした「材料物理数学再武装」というものが以前より脚光を浴びてきた。これは非線形関数の造形方法とはどういうことかという問題を大局的にとらえ、たとえば経済学で主張されている国富論の神の見えざる手というものが2つの関数の結合を行う行為で、関数接合論と呼ばれ、それの高次的状態がニューラルネットワークをはじめとするAI研究の最前線につながっているとするものだ。この関数接合論は経営学ではKPI競合モデルとも呼ばれ、様々な分野へその思想が波及してきている。この新たな哲学の胎動は「哲学」だけあってあらゆるものの根本を揺さぶり始めている。どこか日本らしさのある多神教的でなつかしさのあるなにかによって。

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