ヤマト最大の武器である波動砲のテストが
木星の浮遊大陸に対して行われました。
波動砲は、波動エンジンの全エネルギーをそのまま使用し、
小宇宙1つを破壊できるエネルギーを一気に噴出するもので、
すさまじい破壊力をもちます。
事実、オーストラリア大陸ほどの大きさを持っていた
木星の浮遊大陸をガミラスの基地もろとも完全に破壊してしまいました。
今後、この波動砲は、ヤマトの航海において、幾たびもの難局の打開をしていきます。
しかし、このテストの後に、真田技師は
「許されないことをしてしまったのではないのか」と述べ、
沖田艦長も、使用に際しては慎重に行う旨の発言をしています。
宇宙の平和を守るべく航海に出発したヤマトにおいて、
生命を大切にする倫理感を、乗組員たちがもっているところに私は共感しました。
できうるならば、波動砲のような兵器は、
宇宙の平和が成し遂げられたときに、廃絶されてしまうことが、
ヤマト乗組員たちの願いなのではないでしょうか。