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伝説のブログ

スポーツや音楽、社会批評など、感じたことを語ります。

総合力で抜きんでた遊撃手 井端弘和

2015-06-13 12:43:23 | Weblog
 井端ほど器用な選手は、これまで見たことがない。遊撃手だけでなく二塁手、三塁手、一塁手をすべて高いレベルでこなせる。瞬時の判断力に優れ、捕球から投げるまでが素早く、スローイングも常に正確。
 特に2008年のクライマックスシリーズで見せた前進守備から6-6-3のダブルプレーは「なんという井端」という実況と共に語り草となった。
 アライバの二遊間は歴代最高とも言われ、最も抜けにくい二遊間であり、ダブルプレーやグラブトスでのゴロアウト完成など、芸術品でもあった。
 若い頃は、俊足で守備範囲も広かったし、走塁技術も高い。
 さらに、打撃では、天才的とも言える右打ちと、粘るときのファール打ちの巧さ、四球をとる選球眼。そして、すべてにおいて一流なのである。
 故障を重ねて、移籍も経験してきたが、出場機会を減らさず、早く2000本安打を達成してもらいたいところである。

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分かっていても打てない火の玉ストレート 藤川球児

2015-06-07 22:03:56 | Weblog
 全盛期だけを比較すれば、抑えでは藤川球児と佐々木主浩が双璧だろう。
 藤川のストレートと佐々木のフォークは分かっていてもバットに当たらないからだ。
 回転数の多いそのストレートは、伸びが尋常ではなく、他の投手と比較しても20センチ程度上を通過するという。あたかもホップするように見えるのだ。
 それでいて球速が150キロを超えていれば、まず打つことはできない。それでありながらフォークボールも駆使するので攻略はほぼ不可能となっていた。

 現在、トミージョン手術からの復活を目指していて、日本球界復帰はまず独立リーグの高知。来年以降は、NPB復帰の可能性も高くなってきた。
 あの火の玉ストレートが再び見られることを願ってやまない。

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伝説に事欠かない西武の大エース 西口文也

2015-06-05 23:39:14 | Weblog
 2015年5月、西口文也が久しぶりに1軍の先発マウンドに立った。
 西口と言えば、2桁勝利を10度挙げた大エースで、既に通算180勝を超えており、通算200勝も見えてきている。
 何といっても、踊るように投げる大きなフォームから繰り出すキレのある直球と鋭いスライダーは一級品である。
 好調なときは、完ぺきな投球をすることで知られ、9回2死からノーヒットノーランを逃したことが2度、9回までノーヒットノーランで10回に安打を浴びたことが1度の合計3度ノーヒットノーラン寸前で逃すという快挙がある。

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いつのまにかソフトバンクのセットアッパー 五十嵐亮太

2015-06-02 21:09:54 | Weblog
 ヤクルトで長年守護神をしていたイメージがあるのだが、年度別成績を見てみると、守護神であったのは2004年の1年だけだった。しかし、その1年がセーブ王に輝いている。
 残りの9年は、セットアッパーで投げ続けてきた。大リーグに移籍してからもセットアッパーとして活躍。
 さらに2013年にソフトバンクに復帰してからは、セットアッパーとしてヤクルト時代以上の活躍を見せている。
 全く衰えを見せない投球は、ソフトバンクを日本一に導き、黄金時代さえ築く可能性を秘めている。

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ヤクルトの大黒柱 館山昌平

2015-05-30 12:36:46 | Weblog
 日本でもう50人以上が受けているトミー・ジョン手術。村田兆治や桑田真澄が有名だが、通常は1回だけしか受けない。
 しかし、館山昌平は、トミー・ジョン手術を3回も受けている。もちろん、日本のプロ野球選手では初である。
 今年、館山は、順調に復活への階段を上り始めている。
 打者がズドーンと来ると表現したあの剛速球がよみがえるのか。そして、絶妙のコントロールを駆使した投球術がよみがえるのか。
 ヤクルトが優勝争いするためには、大黒柱である館山の復活が不可欠だけに、慎重に調整を行い、無理せずに徐々に復活していってほしい。

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巨人重量打線の象徴 高橋由伸

2015-05-26 19:07:09 | Weblog
 私とほぼ同世代で天才と言えば、イチローと高橋由伸である。プロ1年目から打率3割、2年目に34本塁打を放ち、その後も長打力と確実性を兼ね備えた打者として巨人の重量打線を支え続けた。
 高橋と言えば、高めの球を軽々と綺麗なスイングでライトやレフトに運んでいく弾道が美しい。
 松井秀喜や清原和博の存在があまりにも強烈過ぎるがゆえに、突出して目立つことはなかったが、まぎれもなく日本野球を代表するスターである。
 2008年に腰の故障をしたため、いまだ2000本安打を達成できていないが、まだまだレギュラーとして活躍してもらいたいものである。

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衰え知らずの「ハマの番長」 三浦大輔

2015-05-23 21:30:50 | Weblog
 プロ野球界の番長と言えば、清原和博がまず浮かぶが、「ハマの番長」と言えば、三浦大輔である。リージェントの髪型に対するこだわりがそう呼ばれるようになったきっかけではあるが、いまだ投球に衰えを見せないのが真骨頂である。

 1993年に初勝利を挙げ、1995年からは先発ローテーション投手となった。いまだに先発で投げればエース級の働きを見せるほどで、当時とほとんどイメージも変わっていないところが驚異である。

 大きな故障をしないため、2015年5月5日にはプロ野球タイ記録となる23年連続勝利を達成。このまま故障をしなければ、来年にはプロ野球新記録が誕生しそうである。

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名実ともにグラウンド上の監督 谷繁元信

2015-05-21 23:53:45 | Weblog
 横浜時代は、1996年に打率3割を記録し、中日移籍1年目の2002年には24本塁打を記録した打撃の捕手谷繁が落合監督の下ではリードが評価されるようになり、イメージが大きく変わっていった。
 キャッチングとスローイングは、素晴らしいものがあり、いまだ中日では谷繁を押しのけてレギュラーを張れる捕手は出てきていない。

 中日の黄金時代は、谷繁のリードや守備力によるところが大きく、谷繁が中日に移籍してきてレギュラーで活躍しているときに中日の成績が大きく落ち込むことがなかったのも彼の力を証明している。

 今年は、野村克也の通算3017試合出場を超える年になりそうだが、捕手としてチームを優勝に導く役割もまだまだ果たしてもらいところである。

伝説のプレーヤー 谷繁元信
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イチローに最も近付いた男 福浦和也

2015-05-13 22:58:33 | Weblog
 2001年に打率.346で首位打者になったときには、イチローに近づける選手が現れたと思ったものだ。
 その年から6年連続3割を達成し、日本を代表する安打製造機になった。さすがにイチローを超える存在にはなりえなかったが、イチローが大リーグ移籍後の日本野球を引っ張ったのは、まぎれもなく福浦だった。

 体型や打席での雰囲気、振る舞いも少しイチローに似ていて、打撃に対する求道者に見えてくる。
 2000本安打までまだ100安打以上打たなければならないが、ぜひ達成するまで続けてほしいものである。

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完璧を求める技術屋 和田一浩

2015-05-06 20:46:14 | Weblog
 和田は、遅咲きの選手である。西武での若手時代はまだ伊東勤がレギュラーを張っていたからなのだが、小笠原も、和田も、捕手をやめてから大打者になったことは興味深い。福田永将にも大いに期待が持てるからである。
 40歳を超えてもなおレギュラーとして活躍しているものの、まだ2000本安打を達成できない。昨年、達成できると思いきや故障をしてしまい、今年達成することになりそうである。

 和田と言えば、最大の特徴は独特のオープンスタンスだ。西武時代のフォームは極端なほどであったが、最近はさほど気にならないほどのスタンスになってきた。
 さらに驚くべきは、2010年に自己最高の成績を残しながら、2011年にはスクエアスタンスに変えて、さらなる成績上昇を図ろうとしたところである。残念ながらその試みは失敗に終わったが、40代になっても技術の革新に余念がない。
 あとは、何歳までレギュラーを張れるかという挑戦を、あくなき向上心とともに続けていってほしい。

伝説のプレーヤー 和田一浩
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