goo blog サービス終了のお知らせ 

伝説のブログ

スポーツや音楽、社会批評など、感じたことを語ります。

ミスタードラゴンズの後継者 森野将彦

2015-08-08 21:43:34 | Weblog
 森野がレギュラーを獲得したのは2006年、28歳のときだ。一流になる選手としてはかなり遅咲きと言える。
 それもそのはずで、当時の中日は、選手が揃っていて、レギュラーに食い込むのは並大抵のことではなかった。

 森野は、外野手と内野手を掛け持ちしながら、ミスタードラゴンズ立浪を押しのけてレギュラーを獲得する。
 今では想像しがたいことだが、当時は、立浪を差し置いて森野を起用することにファンから大きな反発があった。名球会入りした名選手を控えに回すほどの選手なのか、というファンの厳しい見方である。

 しかし、森野は、自らの実力でそんな反発を抑え込んでみせた。今や押しも押されぬ中日の主力選手としてベテランの域印差し掛かろうとしている。
 安打数も1500に到達しようとしている。このままいけば、3年後くらいには2000本安打が見えてくるだろう。近年は、選手寿命が延びており、中日は、実力さえあれば起用してくれる球団だから、きっと到達するはずである。


伝説のプレーヤー
http://dogyamanet.web.fc2.com/


いつまでも万能プレーヤー 松井稼頭央

2015-07-25 14:35:47 | Weblog
 遊撃手でここまで打てる選手が現れるとは、西武も恐ろしい球団である。かつて、西武には石毛宏典という名選手がいたが、松井は、石毛をさらにスケールアップしたかのような選手である。
 何せ、スイッチヒッターでありながら、いつでも本塁打を打てる上にミート力があって打率を残せ、さらには俊足で盗塁王も獲得できる。それでいて守備にも穴がないという万能選手である。
 大リーグでは故障のせいで、なかなかレギュラーに定着できなかった感はあるものの、それでもスーパーサブとしてまずまずの活躍をした。
 そして、ベテランにさしかかって、今度は外野手として活躍をしている。大きな衰えもないだけに、日米通算で3000本安打を達成する可能性も充分に秘めた選手である。

伝説のプレーヤー 松井稼頭央
http://dogyamanet.web.fc2.com/player/sportsmatsuika.htm

劣化しない名選手 井口資仁

2015-07-20 23:12:06 | Weblog
 大リーグへ移籍して戻ってくると、大抵は打撃フォームを崩していたり、故障で衰えてしまっていたりするものだが、井口の場合はほとんど衰えずに日本球界に復帰した。
 それだけ体が丈夫であり、技術的にも確固としたものがあることの証明だ。

 ソフトバンクではなく、ロッテと契約したため、現在ではロッテの井口という印象が強くなってしまったが、ソフトバンク(ダイエー)にいたときの井口もまた強烈な記憶が残っている。

 何といっても2003年に記録した打率.340、27本塁打、109打点、42盗塁、112得点という記録は驚異的だった。

 日米通算2000本安打はすでに達成しているが、日本だけでの2000本安打も達成してくれそうだ。

伝説のプレーヤー
http://dogyamanet.web.fc2.com/

広島想いのいじられ役 新井貴浩

2015-07-18 18:33:09 | Weblog
 広島時代の兄貴分金本知憲からは常にいじりの的になり、ときに粗い打撃で凡退することからネットでは「粗いさん」と呼ばれる新井。
 しかし、野球に取り組むひたむきさと義理堅さがあり、多くのファンから愛されている。広島に年俸2000万円で戻ったことは、黒田とはスケールこそ違えど、称賛すべき男気である。
 2007年オフにFAで阪神に移籍したことで、新井の復帰を歓迎しなかった広島ファンもいるようだが、金本を追って阪神に移籍しただけに、金本が引退後、愛着を公言する広島に戻るのは自然の流れだった。

 そして、黒田に匹敵するほどの成績を残しつつあるところもまた、新井の存在価値の大きさを証明する。
 往年のように本塁打を量産するわけではないが、確実性を増した打撃で、広島を黒田と共に牽引してもらいたい。

伝説のプレーヤー
http://dogyamanet.web.fc2.com/

衰え知らずの剛速球 福原忍

2015-07-12 12:13:27 | Weblog
 若い頃の福原と言えば、剛速球を投げる阪神のエース候補だったが、素晴らしいピッチングをすることもあれば、打ち込まれることもあるというイメージが強く、安定感が課題でもあった。
 それが、2010年以降、リリーフに転向すると、2011年以降は安定感抜群のセットアッパーとして活躍するのだから、野球は分からないものである。
 2014年には38ホールドで最優秀中継ぎ投手のタイトルまで獲得してしまった。ここまで息の長い投手になることも想像できなかったし、これからどこまで成績を伸ばしていくのかも想像ができない。
 ひょっとしたら抑えとして最年長記録を作るかもしれない不思議な投手である。

伝説のプレーヤー
http://dogyamanet.web.fc2.com/

ミスター安定感 吉見一起

2015-07-05 00:40:32 | Weblog
 負けない凄みは、かつては斎藤雅樹や斉藤和巳、そして、2013年の田中将大から感じられたが、吉見一起も簡単には負けない投手である。
 何といっても抜群の制球力を武器に、キレのある直球と変化球を打ちにくいところに集めて、打者にまともなスイングをさせない技術を持っている。

 ここ2年は、故障に苦しみ、2015年はトミージョン手術からの復活を期すシーズンである。徐々に階段を上るようにエースの姿を取り戻しつつあるだけに、無理をせずに中10日でもいいので、エースの働きを見せてほしいものである。

伝説のプレーヤー
http://dogyamanet.web.fc2.com/

精密かつ多彩な大エース 金子千尋

2015-06-27 13:48:35 | Weblog
 2015年のオリックスは、大型補強でリーグ優勝を狙いに行ったが、金子の出遅れによって、絵に描いた餅になりつつある。
 しかし、故障から復帰した金子は、やはりオリックスのエースにふさわしい投球を見せ始めている。
 何といっても、球威があり、コントロールが精密であり、変化球が多彩という完ぺきな投手である。
 故障前の球威が戻れば、どのチームも1点をとるのがやっとという状況に追い込まれるに違いない。
 セリーグナンバー1の安定感を誇る中日のエース吉見一起は、トヨタ自動車の後輩である。
 オリックスに残った金子がオリックスをリーグ優勝に導けるのかは来年以降も注目である。

伝説のプレーヤー
http://dogyamanet.web.fc2.com/

数少ない打てる捕手 阿部慎之助

2015-06-23 22:51:51 | Weblog
 最近は故障がちになってしまったが、歴史に残る現役捕手と言えば、谷繁と阿部慎之助である。
 谷繁も、若い頃は打てる捕手として有名だったが、阿部は谷繁を大きくしのぐほどスラッガーである。
 仮に捕手でなければ、数多くのタイトルを手にしていたに違いない。巨人が安定して強さを発揮してきたのも、阿部が打てる捕手だったことが大きい。それでいてリードも巧みで肩も強いとなれば、巨人が黄金時代を作り上げたのもうなずける。
 2015年は、一塁手として打撃を生かす方針であったが、結局、また捕手に復帰となった。阿部の場合、打てる捕手としての価値が大きいだけに、可能な限り捕手で活躍してほしいものである。

伝説のプレーヤー
http://dogyamanet.web.fc2.com/

天性のスラッガー おかわり君 中村剛也

2015-06-21 13:54:30 | Weblog
 スラッガーと言えば、中村剛也を置いて他を語ることはできない。本塁打王と言えば、外国人という今の時代に外国人をしのいで既に5度も本塁打王を獲得している。
 打球をスタンドまで飛ばすことに主眼を置いたバッティングをできるのは、日本人では中村と中田翔くらいのものである。

 最も衝撃的だったシーズンは、飛ばない統一球で試合をやっていた2011年。球界で激減した本塁打数をものともせず、48本塁打を放って本塁打王に輝いた。
 仮に前年までの球を使っていたなら、果たして何本打っていたか想像もつかないと言うほどの記録である。

伝説のプレーヤー
http://dogyamanet.web.fc2.com/

世界一の二塁手 荒木雅博

2015-06-15 20:24:02 | Weblog

 全盛期のアライバを知る私としては、あの二遊間は衝撃だったし、もうあれを超える二遊間は、現れないのではないかとさえ思う。何といってもコンビネーションが抜群で、あの2人の連携が失敗したというのを見た記憶が残っていない。
 荒木の見どころは、何といってもすさまじく広い守備範囲と、長身を生かしてダイブする横っ飛び捕球の美しさである。当時の落合監督が世界一の二塁手と評したほどだ。

 打者としては、早打ちでときに淡泊に見えるものの、ツボにはまれば固め打ちをできる。コンパクトなスイングで広角に安打を打ち分けるバッティング技術も確かである。
 2000本安打を達成するのはほぼ確実という状況だが、2000本にとどまらず、もっと上を目指してほしいものである。

伝説のプレーヤー
http://dogyamanet.web.fc2.com/