ポプラ社の小説大賞に水嶋ヒロが選ばれたというのには驚かされた。しかも、ここ3回は該当者なしの大賞で賞金2000万円である。
若手俳優が突如、小説を書いて大賞をもらえる、というのは、どこから考えても不自然だからである。賞金辞退も不自然である。
ポプラ社が相当、経営が苦しいとしか考えられない事態なのだが、それが見え見えでも、そうするより出版社がこの不況を生き抜く手立てがないということなのだろう。芸能人の本がほとんどゴーストライターの手によるほぼ全面の書き直しであることは、ビートたけしらがよく語っているが、ポプラ社は、どこまで世間の納得がいく作品に仕上げられるかが手腕の見せ所である。
それにしても、真面目に小説家を目指している人々のことを考えると、今回のような商業戦術は、出版社もとらないでほしい。
若手俳優が突如、小説を書いて大賞をもらえる、というのは、どこから考えても不自然だからである。賞金辞退も不自然である。
ポプラ社が相当、経営が苦しいとしか考えられない事態なのだが、それが見え見えでも、そうするより出版社がこの不況を生き抜く手立てがないということなのだろう。芸能人の本がほとんどゴーストライターの手によるほぼ全面の書き直しであることは、ビートたけしらがよく語っているが、ポプラ社は、どこまで世間の納得がいく作品に仕上げられるかが手腕の見せ所である。
それにしても、真面目に小説家を目指している人々のことを考えると、今回のような商業戦術は、出版社もとらないでほしい。