はぐくみ幸房@山いこら♪

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ドクガ幼虫

2023年06月07日 | 危険な生き物のお話

 ドクガは、ドクガ科ドクガ属に属する鱗翅目(チョウ目)の昆虫です。

 毒蛾(ドクガ)という名前のとおり、幼虫の体毛には「毒毛針」があり、皮膚に刺さると激しいかゆみが伴う危険な毛虫です。

 幼虫の体色は黒く、脇や背面などにオレンジ色の模様があり、特徴的な見た目をしている毛虫です。

 生まれたばかりのドクガ、初齢虫の体長は1.0cm未満で、脱皮を繰り返しながら大きくなった終齢虫の体長は約3.5~4.0cmです。

 

 ドクガの毒毛針は、肉眼で見える毛よりも細く、それが皮膚に刺さると激しいかゆみを伴う皮膚炎を起こします。

 しかも、幼虫の成長が進むと毒針毛の威力も上がります・・・。

 ちなみに毒針毛は、蛹から成虫、そして、卵魂まで付けています。迷惑な話です。

 毒毛針は、外敵からの防御手段であり、刺激を与えると毒針毛を周囲に放出するため、基本的に近づいただけでは被害は及びません。

 

 ドクガを刺激することなく、上手くコントロールすれば、手に乗せても大丈夫ですが、マネしないでください (^_^;)。

 

 ドクガの幼虫は、8月下旬頃に孵化し、食草の上で糸を吐いて巣を作り集団で過ごします。

 10月後半、地面近くで巣を作り、集団で固まって越冬し、春になると活動を再開します。

 6月、十分に成長した幼虫(体長2.0cm以上)は、集団生活から単独生活に変わり、サクラ、ウメ、コナラ、クヌギ、カキノキ、イタドリなど色々な葉を食べます。

 脱皮を繰り返し、徐々に体長が大きくなると、毒針毛も発達するため、6~7月にドクガによる被害を受けやすくなります。

 成虫は、7月後半~8月前半に交尾し、食草植物に卵を産み、一生を終えます。

 

 これから、ドクガの幼虫が大きくなり、被害を受けやすい時期になりますので、皆さんも注意してください。

 全体が黒く、脇がオレンジ色の毛虫は注意してください!


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