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アリス・イン・腐敗惑星ー寂寥王の遺産ー第23回

2015年09月29日 | アリス・イン・腐敗惑星ー寂寥王の遺産

アリス・イン・腐敗惑星ー寂寥王の遺産ー第23回
作 飛鳥京香(C)飛鳥京香・山田企画事務所
「マンガ家になる塾」 山田企画事務所
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腐敗惑星の地下羊宮に 突如、側壁が切り開かれて、武装した
兵士が、中へなだれ込んできた。
来るべきものが来た。そうチャクラは思った。

モニターが自動的に立ち上がり、チャクラの映像が出た。
「お前たち、手荒い事はやめてくれ。わしはチャクといい、地

下羊全体の疑似映像ジャ。
そんな荒事には、なれてはおらんのじゃ」
 中にいた指揮官らしい男が、チャクラに対して言った。

「それじゃ教えてくれるか、禁断の実はどこにある」
「何じゃと、禁断の実じゃと。ふつ、
お前たちは禁断の実を宝だと思っているのじゃろうな」

「宝ではないというのか」
「あれは、ある人が持てば宝となるが、他の人間が持ったら毒
となるだけじゃ。それも恐ろしい毒となるぞ」
「武器だというのか、禁断の実が」

「そうではないのじゃ」

「いいか、チャクラ、答えてもらわねば、お前のメイン電源を
さがしだして切る」
チャクラはだまった。
「お前の電源は、この隣にある水羊宮である海だとわかってい
る。それを破壊する。そのために我々は重装備で来ているからな」
返事がない
「我々のいう事を聞けないならば、よし、お前の頭脳から無理
やりにでも読みとってやる」
「チヤクラ、だまっていても、我々には解っている。世界子ト
リニティは機械城の中にいるのだな」後から来たミラー伍長が
言う。

「我々がその機械城を占領する。それでお前が育てたトリニテ
ィから禁断の実を取り上げる」
「が、お前たち、お前たちがその禁断の実をてにしたところで
どうにもなるまいよ。
それに、なかなかに機械城は難攻不落じゃよ」
ミラー伍長がフット笑った。
「では、すべてを理解するあなたに、機械城の弱点を教えてい
ただきましょうか、チャクラさん。いかがですか」
(続く)
1975年作品 飛鳥京香(C)飛鳥京香・山田企画事務所
アリス・イン・腐敗惑星ー寂寥王の遺産ー
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