RSロボサムライ駆ける■「霊戦争」後、機械と自然が調和、人間とロボットが共生。日本・東京島「徳川公国」のロボット侍、早乙女主水が 日本制服をたくらむゲルマン帝国ロセンデールの野望を挫く戦いの記録。
ロボサムライ駆ける■第61回■早乙女モンドは 飛行船で到着しているロボット旗本にお味方下さいと、 西日本の叛乱ロボットを助けようとするが、徳川公から 東日本と西日本は政治体制が異なるととがめられる。
ロボサムライ駆ける■第61回
作 飛鳥京香(C)飛鳥京香・山田企画事務所
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第七章 血闘場(8)
「よいか、反乱ロボットの諸君。今回は大目に見よう。首謀者を出せば全員を許そう」水野が言った。
「そうだ、その通りだ」斎藤が続けた。
「貴様たちも我々人間がいなければどうにもならんのだぞ」
斎藤は憎々しげに言う。
主水は反乱ロボットたちを助けようと
「いかん、ロボット旗本の方々、存分にお味方くだされい」
主水は、飛行船で到着して傍観していた徳川空軍・旗本に言った。
「主水、止めるのじゃ」
徳川公があわてて制した。
「なぜでございます。お上」
「よいか、我々は西日本を征服するのが目的ではない。我々東日本と西日本は政治体制が異なる。
この制度、壊すこと、相成らぬ」
徳川公のきつい怒りの言葉であった。
「さようでございます。さすがは徳川公」
水野が喜んで言う。
「主水殿、お恨みもうす」
山本が言った。
「主水のおじさん、肝心のとき、役にたたないねー」
知恵がいう。首をうなだれる主水。
反乱ロボットは、西日本都市連合政府軍によって収容されそうとなる。
反乱ロボットは、軍に収容されるため動きはじめる。
(続く)
■ロボサムライ駆ける■第七章 血闘場(8)
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