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ロボサムライ駆ける■第61回■早乙女モンドは 飛行船で到着しているロボット旗本にお味方下さいと、 西日本の叛乱ロボットを助けようとするが、徳川公から 東日本と西日本は政治体制が異なるととがめられる。

2019年09月21日 | ロボサムライ駆ける

RSロボサムライ駆ける■「霊戦争」後、機械と自然が調和、人間とロボットが共生。日本・東京島「徳川公国」のロボット侍、早乙女主水が 日本制服をたくらむゲルマン帝国ロセンデールの野望を挫く戦いの記録。

 
ロボサムライ駆ける■第61回■早乙女モンドは 飛行船で到着しているロボット旗本にお味方下さいと、 西日本の叛乱ロボットを助けようとするが、徳川公から 東日本と西日本は政治体制が異なるととがめられる。
 
 

ロボサムライ駆ける■第61回

作 飛鳥京香(C)飛鳥京香・山田企画事務所

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第七章 血闘場(8)

 

「よいか、反乱ロボットの諸君。今回は大目に見よう。首謀者を出せば全員を許そう」水野が言った。

「そうだ、その通りだ」斎藤が続けた。

 

「貴様たちも我々人間がいなければどうにもならんのだぞ」

 斎藤は憎々しげに言う。

 

 主水は反乱ロボットたちを助けようと

「いかん、ロボット旗本の方々、存分にお味方くだされい」

 主水は、飛行船で到着して傍観していた徳川空軍・旗本に言った。

 

「主水、止めるのじゃ」

 徳川公があわてて制した。

 

「なぜでございます。お上」

「よいか、我々は西日本を征服するのが目的ではない。我々東日本と西日本は政治体制が異なる。

この制度、壊すこと、相成らぬ」

 徳川公のきつい怒りの言葉であった。

 

「さようでございます。さすがは徳川公」

 水野が喜んで言う。

「主水殿、お恨みもうす」

 山本が言った。

 

「主水のおじさん、肝心のとき、役にたたないねー」

 知恵がいう。首をうなだれる主水。

 

 反乱ロボットは、西日本都市連合政府軍によって収容されそうとなる。

反乱ロボットは、軍に収容されるため動きはじめる。

(続く)

■ロボサムライ駆ける■第七章 血闘場(8)

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