田舎人の徒然日記

退職後を故郷で暮す1948年式男の書き散らし

あー、びっくりした~

2020-11-17 | 日々の暮し
子どもの頃、悪がき連中と自転車でよく遠征していた集落の阿波神社に出かけた。
ここで人と会う約束をしていたのだが予定より早く着いたので当時とどう変わっているか境内を観察していた。
そこで携帯が鳴った。


   カーブミラーが邪魔だが安全の為なら仕方ない

携帯に表示される発信番号の最後が「1234」だ。
警察だろう。
嫌な予感がする。

「あなたはMさんの実家のTさんですか」
「そうですが。Mは叔母です」
「ケアの方から家に鍵がかかっていて入れない、応答がなく高齢なので心配だという連絡がありました。鍵はお持ちですか」
(鍵がかかっているのは留守だからだろうと思いつつも中で倒れている可能性もあり、やはり心配)
「預かっていたようにも思いますが昔のことなので帰って確認しなければ断言できません。30分程で戻れますが」
「鍵がないと内の様子を確認できませんので早くお願いします」
「仮に私の家に鍵があったとしても大阪の叔母の家に行くには1時間以上かかります。急を要するのでレスキューなら窓を外すか壊して入れるのではないですか」
「そうですね。そうしましょう。窓を壊すことについて承知していただいたということでいいですか」
「承知する権限が誰にあるのか分かりませんが、そんなの言っている場合ではないです。そうして下さい」

カミサンに連絡して鍵を探せと伝え家に急ぐ。
鍵はあった。

そこへ警察から次の電話があった。
「レスキューが確認したところ、眠っておられました。健康だということです」

ホッ。


   神様が護ってくださったのかな

叔母は現在、高齢の一人暮らしだ。
以前、何かあった時の連絡先として実家の小生の携帯番号を近くの交番に届けてあると言っていた。
恐らくケアマネージャーにもそうしているだろう。

案の定、担当ケアからも電話があった。
「ご迷惑をおかけしました。今後、こうしたことは起こらないと思います」
(スペアキーでも預かったのか?・・・あえて問わなかった)

叔母は寝ているところを起されて、見たこともない男たちの顔を目にしてさぞや驚いたことだろう。
心臓が変になったら二次災害になるところだ。

神社内でこんな話になるとは驚いたが無事でよかった。
神様が護って下さったのかな。

高齢者一人暮らしが増えている。
こういうことは何時でも何処でも起こり得ることである。